ヨーロッパの町を歩くと、広い広場に面して自然の光と風を受けながら、親しい人と向き合い会話とティーをゆっくり楽しめるオープンカフェが一幅の風景になっています。東京にもオープンカフェが見られるようになりましたが、車道に面した窮屈な空間で、排気ガスや粉塵に曝され、目の前を雑踏が行き来する形ばかりのオープンカフェがほとんどです。
そんな東京にもヨーロッパのオープンカフェの雰囲気を満喫できる場所が、ここ上野 . . . 本文を読む
広い水辺空間を前景にして見渡す東京のビル街は何と美しいことか。とても日本の風景とは思えません。広い水面の拡がりは、視界を遮る障害物から開放してくれ、壮大な気宇を培ってくれます。
この水面は「鵜の池」と呼ばれる不忍池の北側の一角で、蓮池となっています。蓮は不忍池の名物で、江戸時代には蓮飯や蓮根料理が江戸町民の人気の的になり、茶屋や料理屋が軒を並べる賑わいになったとのことです。
写真でみるようにエアレ . . . 本文を読む
上野動物園の表門広場の左手に、豊かなみどりに囲まれて、東京都内唯一と言われる上野東照宮五重塔の優雅な全景が望めます。間近で欄間を飾る極彩色の彫刻を鑑賞することも出来ます。国指定の重要文化財に指定されています。
350年前に建立され、高さ36.4mの細長い目立つ木造の建物でありながら、関東大震災・東京大空襲にも耐え抜いた五重塔には霊感さえ感じます。350歳の巨大な木造五重塔が、その歳に相応しい巨木を . . . 本文を読む
上野動物園は、単なる動物の展示場ではなく、来園者がゆっくりと時を過ごし、心を癒せる場所として設計されています。レストランあるいは売店を附帯させて、園内には適当な間隔を置いて5箇所ほどに、休憩所が配置されています。
若い恋人達。人生経験も浅く、意外に話題に乏しいものです。動物園は入園料600円で素晴らしいシチュエーションを整えてくれます。みどり溢れる散策路。散策路に沿って次々に展開する動物達・エクス . . . 本文を読む
上野動物園へ行ってきました。恐らく50年ぶりの訪問です。これまでの上野動物園に対する私の印象は、鉄格子の狭いケージに押し込めた珍しい野生動物を子供達に見施設でした。妻も「いい大人が動物園?」と偏見をあらわにしています。
今回入園して、内容ががらりと変わっているのに驚きました。空間・みどり・建物・動物舎・休憩施設などの配置が快く、景色がとてもよいのです。木陰でみどりの風に包まれ、みどりの風景を楽しみ . . . 本文を読む
梅雨も明け夏草のシーズンが到来しました。昔の農家を煩わした夏草取りは、マルチや除草剤の導入で随分と軽減されました。東南アジアのの多雨地域では、雑草との戦いが殊のほか厳しく、畑作はあまり振興しません。湛水により雑草を抑制できる水田作が広く普及していることが頷けます。
近所の空き地にセイタカアワダチソウやブタクサなど、繁殖力の極めて旺盛な外来植物が我が物顔に繁茂しています。多くの人達はこの光景に顔をし . . . 本文を読む
植物のなかには、果実が野鳥の餌になり、野鳥の糞に混ざって種子をばら撒き、繁殖するものがあります。うちの庭にもこのような方法で突如出現する植物があります。
今うちの庭でちらほらと開花が始まったマンリョウも、野鳥が持ってきてくれたものです。大小取り混ぜ10本ほどのマンリョウが生えています。写真のマンリョウはその中で最も大きく、樹齢は4~5年と推定されます。今年は特に多くの花を付け、冬の庭を彩ってくれる . . . 本文を読む
土浦八坂神社祭礼の三日目の昨夜、亀城通りの山車競演会の会場へ行ってみました。山車が5台揃って、それぞれ神楽を演じていました。
昨年と比べ、山車の台数も人出も半減、いやそれ以上減っているような気がします。うちの町内会の山車も見当たりません。通りには屋台が一軒も出ていません。昨年は大勢の市民が見物していた高架道の歩道やバス停には綱が張られ、交通規制されています。芋を洗うようだった競演会場も、今年は歩行 . . . 本文を読む
庭のラベンダーにオオスカシバが蜜を吸いに来ていました。庭の3本のクチナシで幼虫が育ち、毎年訪ねてきてくれます。透き通った羽を持つユニークな蛾です。うちの庭にくる私の好きな常連客の昆虫は、この他ではキアゲハ、ナガサキアゲハ、ハグロトンボなどです。
最近気掛かりなのはルリタテハです。一昨年まではホトトギスで独特の棘を逆立てた幼虫が育っていたのですが、昨年、今年と親も幼虫も姿が見えないのです。絶滅してし . . . 本文を読む
1ヶ月間の練習の末、今日から3日間土浦祇園祭が始まりました。初日の今日は山車の町内巡幸となります。山車といっても何の飾りもない骨組みだけの山車です。山車の上では子供達が笛・太鼓の祭り囃子がを演奏しています。この町の山車の先頭に付随する獅子頭が、各住宅の玄関口で舞いながら巡幸して行きます。
祇園祭は町内の小学校5・6年生の父兄の当番持ち回りで運営されているようです。よそ者で、子供のいない私達は蚊帳の . . . 本文を読む