アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

奥日光秋色・湯元

2011年10月29日 | みどりの風景
 約八百年前、日光開山の祖、勝道上人により発見された奥日光湯元温泉の源泉は山裾の千㎡位の小さな湿原にありました。湿地のあちこちから70度の温泉がふつふつと湧き出しているのです。湿原の中に木道があり、各温泉宿の名札をかけた小屋掛けがあり、中にポンプが据えられているようです。辺り一帯有毒ガスの硫黄臭が漂い、「小屋の中を覗かぬよう」との警告文が張り出されていました。湧き出す透明な湯が空気に触れて酸化すると、湯元温泉特有の白濁した湯に変わります。
 
 源泉の傍らに、勝道上人が薬師如来を祀ったと言われる温泉寺があります。寺には温泉を引いて、誰でも自由に入れる入浴施設が作られているので有名です。その境内に写真の「諸願成就の梵鐘」があります。脇の説明板に『この鐘は諸願成就の梵鐘と申します。一つ撞いては父母祖先有縁無縁供養のため 二つ撞いては延命福寿のため 三つ以上は願の数々 と昔から言い伝えられた有名な鐘であります』とありました。早速お賽銭を上げ、一つ撞いては余韻が収まるまで、三つの願いを心に唱えてきました。きっと良い御利益があることでしょう。
 三つの願 もみじの山へ 沁み渡る

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