ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ヒメクロサナエ 2024<4月①>

2024-04-22 | サナエトンボ科ダビドサナエ属・ヒメクロサナエ属

<4.20>

季節は進む

ムカシトンボの羽化が遅れ気味と言っているうちに、終わってしまった様子です。どう見ても少ない年でした。
季節は進み、例年どおりにヒメクロサナエの羽化が始まりました。東京は夏日になり、渓流は22℃で推移。
到着時には早くも1♂が羽化中でした。殻から出た直後で少々の出遅れ。この日は2♂、1♀を目撃しました。

9時35分頃 ♂羽化 日射しが強く早い時間に羽化が始まる




9時40分頃




9時50分頃


10時25分頃


10時55分頃 開翅して殻から離れる


最初の♂をひとまず撮って上流に向かい、数10m程先で次を見つけましたが、これも殻から抜けた後でした。

10時頃 ♂羽化 最初の♂とほぼ同じ段階でタイミング悪し 




10時5分頃




10時35分頃 飛立ちは11時15分で最初の♂から20分遅れ


正午を過ぎて、ノーマークであった対岸の崖で飛立ち間近の♀が羽化していました。多分この日最後の羽化です。

12時25分頃 ♀羽化




12時28分 開翅とほぼ同時に飛立つ

2024.4.20 東京都

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シオヤトンボ 2024<4月>

2024-04-21 | トンボ科

<4.19>

羽化見られず

何年間もシオヤトンボの羽化を見てきた神奈川の湿地、週初にも行って連続で外しました。新しい羽化殻は2個。
羽化は早めに終わったようで、生殖活動は活性化。年々個体数が減少して厳しい状況です。最高気温24℃。

♀ 産卵










縄張りの♂ 若い個体が目立った

2024.4.29 神奈川県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コサナエ 2024<4月>

2024-04-19 | サナエトンボ科コサナエ属

<4.18>

間に合う

ホンサナエの羽化に丁度よい頃とみて埼玉の河川中流域に行きましたが、気配なく見事に外してしましました。
時間的にまだ間に合うコサナエの池に移動。とは言うものの14年前に行ったきりで健在かどうか分かりません。
11時半過ぎの到着でぎりぎりのタイミングでしたが、数頭の羽化が確認でき、改めて目を皿にして探しました。
当所の羽化環境が分かって、裂開直後の♀を発見。本日最後の羽化個体です。薄曇りで22℃。

12時12分 中・後肢が抜ける前


休止期 約11分間


12時24分 脱出開始






40秒で脱出完了


12時30分頃


12時40分頃


12時50分頃


13時3分 開翅 10分後に飛ぶ


草叢に着地


この池での正午前後の羽化は他に3♂、1♀でした。すでに飛立った個体も見られ羽化殻は数個目撃しています。

♂羽化




♀羽化

2024.4.18 埼玉県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヨツボシトンボ 2024<4月>

2024-04-17 | トンボ科

<4.16>

強風下

都下の公園のヨツボシトンボの羽化状況を見てきました。目撃は1♀で羽化殻も見られず遅れているようです。
今後の活発化に期待したいのですが、採餌するカルガモのペアが荒らし回っていたのか気懸かりです。
11時頃から強風が吹き始めて越冬トンボの生殖行動は不活性。こちらも期待外れでした。最高気温23℃。

9時55分頃 ♀羽化


10時10分頃 折からの風で飛んできた桜の花びらが水面を覆う


10時20分頃 開翅10分前


ホソミイトトンボの生殖活動はこれからの様子ですが、強風のためか連結態は1対で産卵は目撃していません。

<ホソミイトトンボ> 連結態と♂


連結態に干渉する2♂


<オツネントンボ> 連結産卵 こちらも目撃は1対 

2024.4.16 東京都

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムカシトンボ 2024<4月④>

2024-04-16 | ムカシトンボ科

<4.14>

異常な状況

昨日の沢の下流部ではムカシトンボの羽化が比較的順調に進行しているように見受けられ、連日で出撃しました。
ところが、予測したポイント付近でのこの日の羽化はゼロ。気温が上がりトラフシジミが飛び交うばかりです。
正午で断念しての帰り道、林道沿いの思わぬ場所で1♀を発見してボウズを免れました。快晴で最高気温25℃。
それにしても今季の羽化は異常な状況で、狙ったシーンの撮影はいよいよ難しくなってきました。

12時15分頃 ♀羽化 帰りまで見ていない場所で発見が遅れた




12時30分頃


13時30分頃 色付いてきた


13時51分 開翅


昨日、油断してシャッターすら切れなかった飛立ちを待ちます。開翅して約2分後の早い飛立ちでした。

13時53分 翅を震わせて殻に這い上がると同時に飛立つ2秒間の様子







2024.4.14 東京都

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする