ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

昭和40年代前半の鉄道写真(77・中央西線電化の記録⑯) 

2016-01-06 | 昭和40年代の鉄道(中央線他)

多治見・中津川間   武並の魅力

釜戸から武並・恵那と進む。
武並・恵那間5.4キロは、槙ヶ根の峠越えがあり多治見・中津川間の最大の難所である。

下り列車は武並からの25‰上り勾配を2キロ以上行き、延長730mの槙ヶ根トンネルに突入して恵那まで25‰を下る。
トンネルはこの区間のほぼ中間点で、かつて名古屋城下への下街道が中仙道から分岐する槙ヶ根追分に程近い峠にある。

昭和41年12月、中学生の頃、折よく武並を出発する下り貨物に遭遇、後補機と連携して力行するD51を初めて見た。
これが蒸気機関車に魅了される原点である。東濃路のD51の最高の見所であるこの区間は徒歩で何回も往来している。

武並停車中の下り貨物 逆向きで連結のD51の後補機が出発を待つ


峠に向かうドラフト音がいつまでも響き渡った

1966.12 武並駅

当時の武並駅の風景 通過する上り急行第1"ちくま"

1966.8 武並駅

42年6月4日、武並周辺で撮影。
釜戸近くで撮影後、列車で移動した。未だ蒸気機関車の撮影に慣れない頃ながら、兎に角武並発車を撮りたかった。

D51-265[中]牽引の下り長野行829レ、武並発車




左側は複線化に向けて整地されていた


武並・恵那間の複線化は、新トンネルを掘削して単線で別ルートの下り線を建設。新線は武並から北に分岐する。
旧線は現在も上り線で使用されている。

工事現場の先に、建設中の新槇ヶ根トンネルの坑口が見える


急勾配を駆け下りて武並に入線する上り貨物列車が来た。

D51-740[中]牽引の上り臨時貨物6654レ


半戦時型カマボコドームのD51-898[中]の後補機 テンダーのカバー付きシールドビームは中津川機関区仕様


武並駅構内はホーム途中まで曲線が続く 新線との分岐点


キハ58系下り急行第1"ちくま"


帰り際に雷雨になった。土砂降りのなか武並に入線する下り貨物列車。

D51-549[中]牽引の下り貨物655レ

1967.6 武並駅


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昭和40年代前半の鉄道写真... | トップ | 昭和40年代前半の鉄道写真... »
最新の画像もっと見る

昭和40年代の鉄道(中央線他)」カテゴリの最新記事