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ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ヤマサナエ 2020<6月>

2020-06-09 | サナエトンボ科アジアサナエ属

<6.5>

静止の卵塊形成

前回、ヤマサナエの産卵を撮影した小川、11日経って再び行くと♂が倍増して生殖活動がピークの様相でした。
縄張りに侵入する♂とバトルが繰返し展開されるなかで、この日も産卵を撮影しました。最高気温は29℃。

まずは、静止して卵塊を形成した♀からです。14時3分頃、産卵水域に飛来した♀がホバリングして石に着地。
約1分間静止して卵塊を形成し、1回打水しました。飛翔せずに卵塊形成するケースを初めて目撃しました。

♀ 静止 卵塊形成


距離を詰めて卵塊を確認




打水後、斜面のシダの葉裏で約13分間休止。縄張りの♂を警戒して飛び去る頃合を待っていたと思われます。

産卵後休止


時間は遡り13時28分頃、通常の間歇打水産卵です。♂がいない一瞬を狙って♀が低空飛行で飛来しました。
水面近くを飛び回り、数回打水して約2分間で産卵終了。打水は動きが激しく望遠レンズではまず撮れません。

♀ 産卵 飛来して10数秒後 早くも卵塊が見える


約50秒後


約55秒後 卵塊を形成して間もなく打水


約1分20秒後


約1分30秒後 動きが激しくなる 卵塊は見られず


約1分50秒後 打水を繰り返して飛び去る直前


♂が数m間隔で縄張りし♀が来そうもない状況でしたが、♂が不在のポイントを樹上から見極めているようです。
♂の動きを見ていると何故かちぐはぐで、今回も産卵を終えた直後に縄張りに戻ってきました。

♂ 静止 縄張り行動




隣接して縄張りする♂


樹上に飛ばず、地面や低い草に静止することも

2020.6.5 神奈川県

コメント
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