ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

シオヤトンボ 2019<4月①>

2019-04-22 | トンボ科

<4.20>

バロメーター(その1)

タイミングが合わず、狙ったトンボは空振り続き。シオヤトンボを撮る気分ではありませんが、鎌倉の湿地です。
毎年行くのでトンボの活動状況のバロメーターになります。羽化殻は多数、すでに生殖活動が盛んでした。
羽化の目撃は3♂、1♀。見えない所からの飛立ち2頭。それ程の遅れもなく羽化が始まって、続いている状況。
まずは羽化撮影。10時頃、休止中の3頭を見つけました。朝の気温が低く、この時間以降も期待できます。

10時29分、定位するヤゴを発見しました。最低11℃、最高気温19℃。

♂ 羽化 定位


裂開 定位発見時から約12分後


以下、複眼が出て後肢が抜ける直前まで約6分間の状況です。







休止期間 約24分間


脱出直後


定位から開翅まで2時間8分。やや遅い時間帯ですが、平均的な所要時間でした。

開翅


上の♂より約30分早く、同時進行で羽化していた2♂、1♀です。

♂ 羽化 休止




脱出 一時停止して約15秒要す


脱出直後


別の♂です。撮影時はすでに脱出していました。11時半頃、最初に開翅した個体です。

♂ 羽化 脱出直後


腹部伸長後


開翅


♀ 羽化 休止




脱出後


翅の伸長


飛立ち草叢に着地




水路のアサヒナカワトンボは辛うじて1♂の羽化を目撃。こちらは通常どおり羽化はこれからの様子です。

<アサヒナカワトンボ> ♂ 羽化

2019.4.20 神奈川県

コメント
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