<4.20>
バロメーター(その1)
タイミングが合わず、狙ったトンボは空振り続き。シオヤトンボを撮る気分ではありませんが、鎌倉の湿地です。
毎年行くのでトンボの活動状況のバロメーターになります。羽化殻は多数、すでに生殖活動が盛んでした。
羽化の目撃は3♂、1♀。見えない所からの飛立ち2頭。それ程の遅れもなく羽化が始まって、続いている状況。
まずは羽化撮影。10時頃、休止中の3頭を見つけました。朝の気温が低く、この時間以降も期待できます。
10時29分、定位するヤゴを発見しました。最低11℃、最高気温19℃。
♂ 羽化 定位
裂開 定位発見時から約12分後
以下、複眼が出て後肢が抜ける直前まで約6分間の状況です。
休止期間 約24分間
脱出直後
定位から開翅まで2時間8分。やや遅い時間帯ですが、平均的な所要時間でした。
開翅
上の♂より約30分早く、同時進行で羽化していた2♂、1♀です。
♂ 羽化 休止
脱出 一時停止して約15秒要す
脱出直後
別の♂です。撮影時はすでに脱出していました。11時半頃、最初に開翅した個体です。
♂ 羽化 脱出直後
腹部伸長後
開翅
♀ 羽化 休止
脱出後
翅の伸長
飛立ち草叢に着地
水路のアサヒナカワトンボは辛うじて1♂の羽化を目撃。こちらは通常どおり羽化はこれからの様子です。
<アサヒナカワトンボ> ♂ 羽化
2019.4.20 神奈川県