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ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

タベサナエ 2019<4月>

2019-04-17 | サナエトンボ科コサナエ属

<4.13>

池の脇役

オグマサナエの池ではタベサナエも生息しますが、オグマの状況からして大半は羽化を終えた時期と思われます。
やや開けた一角で、1♂、1♀が羽化していました。発見時はともに翅が伸びた段階で、羽化殻は数個を確認。

一旦やり過ごして戻ると♂が開翅していました。飛立ちを狙って構えましたが、風が吹いてなかなか飛びません。

♂ 羽化 開翅




飛立ち


着地




♀ 羽化






開翅

2019.4.13 愛知県

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オグマサナエ 2019<4月>

2019-04-15 | サナエトンボ科コサナエ属

<4.13>

読めない羽化時期

数年来、3月下旬から4月上旬の気温が高い年と低い年が交互にきています。今年は後者で羽化が遅れがちです。
オグマサナエの羽化時期は短いので、さらに読み難いのが悩みどころです。一か八かで愛知の池に行きました。
昨年の17日はすでにフタスジサナエの時期でした。遅れるのは避けたいので、予測より少し早めて決行です。
結果は3頭の羽化、2桁の羽化殻を確認。逆に2、3日出遅れたようです。最高気温18℃、最低3℃。

9時過ぎに到着。早朝の気温が低く十分間合うつもりでしたが、早々に羽化したオグマサナエが飛立ちます。

♂ 羽化直後 静止


羽化が始まっていたので一安心ですが、到着が遅れた不安の方が大。焦ってヤゴを探しても見つかりません。
9時40分頃、やっとのことで葦原の隙間から休止期のオグマを見つけました。しかし、何とも撮り難い。

♀ 羽化 休止






9時45分 脱出開始 約25秒で完了






脱出直後


脱出して約9分経過 少し向きが変わり逆側から


羽化環境です。かなりごちゃついて見つけ難いばかりか撮り難い場所。羽化殻もこの一角に集中していました。

脱出から約16分経過




脱出から約45分経過


同約56分経過 開翅


上の♀の脱出を待って改めて付近を探しましたが、見つけたのは羽化が進行した1♂と1♀、羽化不全1♀。
新たに羽化を始める個体はいませんでした。休止期が撮れて一応目的達成ですが、思ったより難敵でした。

♂ 羽化






♀ 羽化




帰り道、近くの原っぱに飛んできた♂です。簡単には行けない所なのでオグマサナエの羽化はこれまで。

♂ 未成熟 静止



2019.4.13 愛知県

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フタスジサナエ 2018<5月>

2018-05-13 | サナエトンボ科コサナエ属

<5.12>

簡単にはいかず

GW明けから曇、雨の日が続いて気温が急低下、天候の回復を待ち西のコサナエ属の生殖行動を見に行きました。
4月中旬にフタスジサナエの羽化を撮影した愛知の池、まだ見ていない交尾、産卵を何とか撮りたい一心です。
産卵が少なく、そう簡単にはいきませんでしたが、ホバリングして卵塊造りをする♀を撮影してきました。
♀の飛来は約2時間おき3回、これでは交尾どころではありません。日が悪いとは思えずピークを過ぎていたか。
何度も行ける所ではないので産卵だけは外せませんが、草間に入られて苦戦。最高気温はやや高く26℃。

最初は9時15分、約3分間の産卵でした。あまり草間に入らず、後から思えば撮りやすい個体でした。

♀ 産卵








約2時間後の11時17分、2回目の産卵です。この♀も約3分間産卵しましたが、草間に入り込み殆ど撮れず。



13時35分、3回目の産卵です。この♀は草間から一度も出てきませんでした。夕方を待たず15時に撤収。



縄張りの♂の状況です。やはり♂も想定より個体数が少ない。

♂ 静止 縄張り行動










時に短いホバリングを交えて狭い範囲を飛び、♀を探します。

♂ 飛翔 探雌行動




オグマサナエの生殖活動も期待しましたが、フタスジサナエの様子からすると終わっていたのかもしれません。
池の周辺の草や地面に待機する♂がちらほら。水辺近くに現われた♀を目撃したので心残りです。

<オグマサナエ> ♂ 静止


♀ 静止





2018.5.12 愛知県

前日夕方、同じ池に様子を見に行っていますが、産卵の絶好の時間帯でも期待外れでした。最高気温は25℃。
撮れたのはタベサナエのみで、17時15分頃に現われ約1分間の産卵。2日とも♂の目撃はありません。

<タベサナエ> ♀ 産卵

2018.5.11 愛知県

♀ 静止

2018.5.12 愛知県

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タベサナエ 2018<4月>

2018-04-30 | サナエトンボ科コサナエ属

<4.26>

時期が読めず

岡山遠征の主目的はトラフトンボですが、当所で生息する西のコサナエ属3種の生殖活動も期待して行きました。
結果は、交尾の目撃はなく、昨年同様タベサナエの産卵の撮影機会が一度あったのみ。今年も期待外れでした。
昨年より2週間以上早いのですが、縄張りのオグマサナエが多数見られる一方、♀が現われないのに変わりなし。
昨年見ていないフタスジサナエは目撃していますが、こちらは時期がまだ早いようです。

10時過ぎ、オグマサナエが縄張りしている池端で待機していると飛来したのはタベサナエの♀でした。

♀ 産卵




縄張りの♂は流水域に集まっていて、池端では見られませんでした。

♂ 静止 縄張り行動




午前中からオグマサナエが多数縄張りしていましたが、♀が来ないことにはどうにもなりません。

<オグマサナエ> ♂ 静止






♂ 飛翔


フタスジサナエの縄張りはまだ見られず、林縁樹上と池近くの草叢で♀数頭を目撃。黄色が鮮やかな未成熟です。

<フタスジサナエ> ♀ 未成熟 静止



2018.4.26 岡山県

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コサナエ 2018<4月>

2018-04-24 | サナエトンボ科コサナエ属

<4.20>

遅い時間の羽化・第三弾

東京は今年3回目の夏日。昨年行っていない都下のコサナエの羽化撮影です。開始時間が遅いので助かります。
例年より数日早めて行きましたが、春のトンボの出現状況から終わっている可能性があります。さてどうなるか。
10時半頃に到着すると2頭が羽化中。後が続きませんでしたが、池の中には上陸しそうなヤゴが見られました。
11時を過ぎて、続々とヤゴが上陸、一斉に羽化が始まりました。この日は30頭近くが羽化したようです。
当地は11時前後がピークの時間帯ですが、気温が高い割に30分程遅れました。最低10℃、最高気温26℃。

草陰で羽化するので見過ごしがちで、ヤゴを探す方が効果的。11時半頃、発見した2頭のヤゴの顛末です。

11::34 左のヤゴが定位した所に右のヤゴが上陸




11:37 小競り合いの後、左にいたヤゴが向きを変えて定位


11:59 休止


12:02 脱出




12:03 脱出直後


12:08 右にいたヤゴも向きを変えて15分遅れて定位した模様で、裂開していた


12:09 複眼が完全に抜ける


12:10


12:12 後肢が抜ける前


12:14 休止 奥は先に羽化を始めた左の♀


奥の♀


手前の♀ 休止期約7分


12:21:43 脱出開始


12:21:50


12:21:52 脱出完了まで9秒


12:21::53 


12:22 脱出直後


12:27 翅の伸張


2頭の羽化進行状況


12:35 左の♀は12:42、右の♀は12:56に開翅と同時に飛立つ


♂の羽化です。早くも10時半頃に羽化を始めていました。

休止


脱出


脱出直後


肢の伸張


開翅


飛立ち後


♂ 羽化直後 別個体

2018.4.20 東京都

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