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ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

コサナエ 2022<5月②>

2022-05-21 | サナエトンボ科コサナエ属

<5.18>

4日後

4日後の多摩のコサナエ。産卵ポイントは概ね把握したつもりですが、前回は雨上がりの特異な気象条件でした。
久々に朝から晴れて気温上昇、10数頭の♂が要所要所で待機しています。さて♀の活動はどうなるのか。
これでは♀が飛来しそうにないと懸念したとおり、午前中の産卵目撃はありません。最高気温24℃。

13時頃、♂の数がやや減ると2♀が続いて産卵に入り、1頭は即刻♂に捕まって交尾態で高い梢に飛びました。
1頭は葦原のなかで見失い、♂がいた辺りを探すと草の隙間に交尾態が見えました。水面から30㎝程の所です。

交尾態 約30分間のやや長い交尾




♂ 静止 縄張り行動










13時少し前から15時までに産卵を3回目撃しましたが、♂が多いためかいずれも落着かず動きが激しい状態。
こういう日は夕方に出てきそうですが、待てずに退散しました。

♀ 産卵 12時50分頃


13時45分頃


14時25分頃 


静止して卵塊形成 10秒で飛ぶ


♀ 静止 午前中の個体 産卵は目撃せず


老熟♀ 産卵後か不明

2022.5.18 東京都

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コサナエ 2022<5月①>

2022-05-18 | サナエトンボ科コサナエ属

<5.14>

東京産

午前は雨でも、午後に晴れ間が出て気温が急上昇する予報。多摩方面に東京産のコサナエの撮影に行きました。
産卵ポイントは未知の場所、まずは♂を探しますが、一回りしても気配なく諦めモード。日射しも弱いままです。

13時55分頃、葦原のなかを飛ぶ♀を見つけました。時々静止して卵塊を造るようですが、草で見通せません。
外側に出てこないことには撮影できず、しばらく待機すると一瞬姿を見せました。最高気温は26℃に上昇。

♀ 産卵




午前中が雨のためか、日が射した14時台に♀が続いて数回飛来しました。しかし、大概は草のなかでお手上げ。
そんななか、隣接する開けた湿地で悠々と産卵する♀が現われました。この時間帯、♂は殆ど姿を見せません。

14時20分頃 約1分50秒間の産卵






静止は2回で一瞬 数秒で飛立つ






池端の土手で産卵する♀がいて目を疑いました。刈られた草が散らばって草地と間違えたのか、想定外でした。

14時25分頃 約25秒間の産卵


同 前肩条がない個体

2022.5.14 東京都

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オグマサナエ 2022<4月>

2022-04-24 | サナエトンボ科コサナエ属

<4.20>

うれしい誤算

フタスジサナエの羽化探索中、数m先で黄色いサナエがホバリング。来るとすればオグマサナエの♀です。
時々♂が飛来し怪しいとは思っていましたが、まさかの産卵。昨日のタベサナエの様子から時期がいかにも早い。
まったくの想定外でうれしい誤算でした。10時20分頃、水辺の草地で2分足らずの産卵です。
見たかったオグマの産卵に巡り会いました。アクションが激しい放卵時のファインダー越しの撮影は不可能です。

♀ 産卵














♂ 静止  縄張り行動 超敏感な個体で寄れず


♂ ホバリング


♂ 未成熟 捕食







2022.4.20 愛知県

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フタスジサナエ 2022<4月>

2022-04-23 | サナエトンボ科コサナエ属

<4.20>

不運

遠征の主目的はフタスジサナエの羽化です。昨年は当地でオグマサナエを撮っていますが、フタスジは4年ぶり。
同じ池でタベ、オグマ、フタスジの順に羽化しますが、最後のフタスジの時期の見極めにはとくに悩みます。
道中の渋滞で遅れ、必死で山を登り詰めて9時を回って到着。時期は的中、2頭がすでに翅を伸ばしていました。
息つく間もなく探してヤゴを発見。すぐに定位して一安心。後は撮るのみでしたが、大誤算の羽化失敗でした。
快晴で最低8℃、最高気温は高めの24℃。東京は冷えて14℃の日でした。

9時18分頃 定位の♂


9時30分頃 裂開 虫が飛びついた


複眼が抜ける


9時34分頃 ここまでは順調に見える


9時38分頃 肢がすんなり抜けない


肢が抜けたところで力尽き休止に至らず 羽化進行が止まる


撮影時は気付いていませんが、裂開した途端に虫に刺された様子(2、3枚目)。トンボも当方も不運でした。
一帯での羽化の目撃はフタスジサナエのみで4♂、2♀でした。うち3頭は1mの範囲内にいました。

♂ 羽化 9時15分頃 上のヤゴ発見前の個体




羽化失敗の判明まで約20分間のロス。急ぎ次を探しましたが、進行が最も遅い個体も脱出後で挽回不能でした。

♂ 羽化 9時52分頃 暗い所で最後に羽化した個体


同 10時17分頃


同 10時40分頃 開翅して珍しく35分以上飛ばず


♀ 羽化 9時52分頃


同 約3分後


同 10時7分頃

2022.4.20 愛知県

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タベサナエ 2022<4月>

2022-04-21 | サナエトンボ科コサナエ属

<4.19>

まだ早いか

フタスジサナエの羽化の頃合、東海地方に行きました。前泊が避けられず、前日はタベサナエの産卵狙いです。
時期的に不安はあるものの、天候はまずまず。以前から行きたかった初めての池を目指しました。

14時半頃、♂が姿を見せました。この時期の当地の産卵は夕方のようです。15時40分頃、待望の♀が飛来。
♂の死角になる場所で約2分間産卵しました。しかし、後が続かず17時まで待機して目撃は1♀で終わり。
少数ながら羽化が続いていて、安定した産卵を見るのにはまだ早い様子でした。最高気温は23℃。

♀ 産卵












水辺に出てきた♂は多分3頭です。

♂ 静止






♂ 羽化後 11時15分頃の開翅


羽化不全 アメンボがたかる

2022.4.19 愛知県

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