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ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

コサナエ 2023<5月>

2023-05-14 | サナエトンボ科コサナエ属

<5.12>

気が滅入る

ここ数回、目的のトンボを外してばかりで気が滅入ります。今回もしかりで、遠くまで行って撮ったのはコサナエ。
産卵の目撃は3回です。最高気温22℃、風が強く20℃を超えたのは一時のみで低気温でした。

11時50分頃 約1分間の産卵 次の瞬間に尾部を振って卵をばら撒く




12時20分頃 20秒間の産卵




13時20分頃 30秒間の産卵


静止しての卵塊形成はなく一時休止して樹上に飛んだ




日当たりのよい場所に時々降りてくる♂ ♀を捕捉して交尾成立の目撃は1例のみ




池ではクロイトトンボの連結産卵が盛んな一方、羽化が続いていました。

<クロイトトンボ> 交尾態 白粉が生ずる前の若い♂ ♀は青色の♂型 どちらも綺麗な個体

2023.5.12 群馬県

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オグマサナエ 2023<4月>

2023-04-22 | サナエトンボ科コサナエ属

<4.18>

東海のコサナエ属(その2)

フタスジサナエの羽化を探していた10時過ぎ、オグマサナエの♀が飛来しました。2年連続での産卵撮影です。
昨年は20日で早い時期の産卵に驚きましたが、さらに2日早い。ほぼ同じ場所で同じ時間帯での目撃でした。
タベ、フタスジとは異なり滅多に産卵を見ることができず、これで2回目。見逃さなかったのは幸運でした。

約3分間の長い産卵でしたが、動き回る姿を追うだけで精一杯です。放卵時はとくに激しい動作で打空します。

♀ 産卵 当然ながら黄色が鮮やかな若い個体




小さな卵塊を形成して水辺の草叢に卵をばらまく 卵塊を造り始めているところ 


数mの範囲を飛び回り、慌ただしく方向転換 












約3分後に静止 数秒で飛び一度打空して産卵終了


♂ 縄張り行動は殆ど見られず、活動はこれからの様子 相当敏感でなかなか寄れない


同じポイントにしばし姿を見せたタベサナエの♀。産卵はしませんでした。♂の目撃はありません。

<タベサナエ> ♀



2023.4.18 愛知県

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フタスジサナエ 2023<4月>

2023-04-20 | サナエトンボ科コサナエ属

<4.18>

東海のコサナエ属(その1)

東海地方のコサナエ属、3月末日に行って、羽化一番手のタベサナエを外してしまいフタスジサナエで挽回です。
昨年は定位を見つけ撮影を始めましたが、羽化過程のトラブルで羽化不全となり20分程時間を無駄にしました。
思い出す度に悔やむので、フタスジサナエの時期を待って今年も行きました。時期は当たりで目撃は7♂、1♀。
共存するタベ、オグマの時期は終わっていたようです。最高気温20℃、最低4℃。現地は18℃止まり。

9時50分頃に到着して、メインのポイントで確認したのは1♂と羽化不全1♂。取りあえず押さえておきます。

9時50分頃 ♂の羽化




急ぎ範囲を広げて抜ける前の個体を探します。数分後、草のなかで休止期の♂を発見しました。

9時55分頃 ♂ 休止


発見して2分後には脱出開始 6秒で完了






10時10分頃 翅が伸長


10時20分頃 腹部が伸長


すぐ奥で先行して羽化していた♀ この日唯一目撃の♀


次のポイントに移動。池の水位が高く底は泥濘です。なるべく岸から離れて探しますが、岸辺が波立ちます。
水面すれすれの不安定な羽化個体を水没させないよう慎重を期しながら接近。簡単には撮影適地まで行けません。
やや暗いこの一角が好まれるのか、10m程の範囲で4♂が羽化していました。

10時30分頃 ♂ 休止


10時35分頃 脱出は20秒で完了




10時40分頃


10時50分頃 翅が伸長


気付かずにいた♂が岸から移動して羽化中でした。波立たせてしまった影響か、トンボに申し訳ない思いです。

この段階で殻から離れた所に這い上がっていた♂ 羽化殻は左下 無事に飛立って一安心


再奥部にいた♂ この先に羽化の適地はないはず




泥濘を脱して元のメインポイントに戻ると、目立つところで羽化した♂がいました。よくあることで仕方なし。

11時頃 この日最後の羽化と思われる




11時25分頃 開翅して約3分後に飛立ち 飛びはピント合わず終了



2023.4.18 愛知県

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コサナエ 2022<6月>

2022-06-19 | サナエトンボ科コサナエ属

<6.13>

撮るしかない

新潟まで行くと、当たり前のようにコサナエが見られ、ポイントで目を凝らせば、容易に産卵が撮影できます。
5月に、東京で十分撮っていても、目の前で産卵すれば撮るしかありません。今季は相性がよいようです。

♀ 産卵







2022.6.13 新潟県

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コサナエ 2022<5月③>

2022-05-24 | サナエトンボ科コサナエ属

<5.20>

週間で3回目

再び多摩地方のコサナエ。今季初のポイントでの生態を見ておきたく、前回から2日後、週間で3回目です。
曇天で13時頃から日が射しましたが、♂が極端に減り♀は前回並で終盤が近いムードでした。最高気温25℃。
産卵目撃は3回、うち1♀が葦原の外に出て、約1分10秒間に亘りゆったり産卵しました。撮影チャンス到来。
3回目にして漸く打空前の卵を写し込めました。狙っていた静止しての卵塊造りは失敗、来季に持ち越しです。

♀ 産卵




ホバリングして卵塊形成 以下は卵が見える












一連の産卵行動のなかで3回静止して卵塊を造りましたが、いずれも10秒未満で飛ぶので回り込めません。

静止して卵塊形成


14時頃、産卵に飛来した♀を♂が空中で捕捉して高い木に着地。撮れない所に止まるパターンばかりです。

交尾態 約25分間の交尾

2022.5.20 東京都

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