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ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

クロスジギンヤンマ 2017<5月>

2017-05-11 | クロスジギンヤンマ

<5.7>

飛立つ直前の連結態

クロスジギンヤンマの生殖活動が活発になる頃です。昨年、個体数が多かった多摩丘陵の池に行きました。
今年も多数羽化したようで、あちらこちらに羽化殻がありました。探雌に来る♂は2、3頭で、やや不活性です。
♀は数回飛来して、交尾成立は1例。撮影したのは今回も連結態まででした。午後は曇天、最高気温25℃。

捕捉後、唯一交尾が成立した連結態です。水しぶきが上がった地点に駆けつけて、飛立つ直前に間に合いました。
産卵する♀を水没させてから連結して引き上げるのにもたつき、30秒程かかりました。

連結態


産卵に飛来した♀


♀ 産卵


産卵移動












♀に飛びつくも逃げられ、水に浸かる♂


縄張り争い


探雌行動










久々に見た♂のホバリング

2017.5.7 東京都

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クロスジギンヤンマ 2017<4月②>

2017-04-29 | クロスジギンヤンマ

<4.29>

早くも産卵

9日前にクロスジギンヤンマの羽化を撮影した丘陵の池では、3♂が活発にパトロールを繰り返していました。
11時過ぎ、♂の目を盗むようにして♀が飛来、羽化は遅れましたが、早くも産卵。まだ若くて綺麗な個体です。
3♀が産卵したようで、1♀が♂に捕まり交尾態で樹上に消えました。

一方、狙っていたホソミイトトンボの産卵は不発でした。♂は水辺に集まっていましたが、♀が出てきません。
最高気温は24℃まで上がり、例年なら産卵が見られるはずですが、今季は不可解なことが続きます。

♀ 産卵










奇妙な光景に遭遇しました。♂がアタックして♀を沈めたわけではありません。

♀に襲いかかる♂

♂に反応しない♀の正体は、羽化不全で水没して飛べない個体でした。

♀ 羽化不全

2017.4.29 神奈川県

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クロスジギンヤンマ 2017<4月①>

2017-04-23 | クロスジギンヤンマ

<4.20>

遅れての羽化

毎年タイミングが合わずに苦戦するクロスジギンヤンマの羽化撮影。今年も神奈川西部の丘陵の池に行きました。
温暖な気候の当地は早い時期に羽化が始まりますが、1週間前は桜が満開で羽化の気配がありませんでした。
気温の高い日が続いたので出直すと、2、3日前に羽化が始まった様子で羽化殻多数。開翅した個体もいました。
遅れて羽化する個体を探して、8時50分頃、翅が伸びた♂をやっと発見。水面から15cm程の低い所でした。
最高気温は20℃に届かず、最低気温7℃。

♂ 羽化




15分経過


30分経過 腹部が伸張


50分経過 体色がはっきりしてくる




1時間経過


開翅 10時48分




風が吹き10分程で翅を閉じる


約50分後に再び開翅 しばらくして頭を動かし始める


飛立ち寸前 頭を反対側にも大きく捻り飛行準備完了か


飛立ち 11時56分 二度目の開翅からは4分足らず


到着時に羽化していた個体は、他に2♀、羽化不全1♂でした。

♀ 羽化


♀ 羽化 殻から離れていた別個体

2017.4.20 神奈川県

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クロスジギンヤンマ  2016<6月>

2016-06-07 | クロスジギンヤンマ

<6.2>

予定外

臨海部の池に行くと、強い北風が吹いてアオヤンマの交尾態を一つも見ませんでした。低湿度で最高気温25℃。
探雌の♂は多いものの、♀が池に出ていないようです。撮影したのは予定外のクロスジギンヤンマです。
葦原を執拗に探雌する♂が一時休止。この時期によく見ますが、水面での1分超の静止は稀ですぐに飛立ちます。

♂ 静止


2、3♂が時々現われて飛び回りますが、おそらく同じ♂が再び休止しました。



しばらくすると探雌を止め、樹上に止まりました。約1時間半の休息でした。



このところ♀を見ておらず無駄な探雌と思っていましたが、先程の♂が休息して約20分後、♀が飛来しました。
当所では葦原のなかで産卵するので撮影機会は殆どありませんが、開けた所で約5分間産卵。その後は葦原の奥。

♀ 産卵









2016.6.2  東京都

同所での後日撮影分を追加しました。成熟♀の休止は初見、産卵後のようです。

♀ 静止

2016.6.8  東京都

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クロスジギンヤンマ  2016<5月②>

2016-05-16 | クロスジギンヤンマ

<5.8>続編

連結成功

狙いは久しく撮っていない交尾態です。産卵する♀を捕捉した交尾態を数回目撃、どれも樹上高く飛ばれました。
♂が多いので開けた所では産卵しません。♂が見つけにくい暗い所で産卵する♀を見張ることにしました。
30分以上産卵を続けていた♀が、遂に気付いた♂に連結されました。飛びついてから飛立つまで1秒でした。

産卵♀に飛びかかる♂


瞬時に連結


♀を引き上げる


飛立つ直前


草の下の狭い所で産卵する♀を捕えて飛び出す連結態です。このパターンが多い。



10時半頃、最初に見た草陰の♀です。♂はバトルに忙しく、見つからずに約20分間産卵していました。

♀   産卵






同じ一角でも目立つ場所に来た若い♀。飛来した途端、♂に捕まりました。



♀   飛翔

2016.5.8   東京都

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