鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

新旧主将負傷状況

2008年10月25日 | Weblog
鹿島浩二右ひざ手術、来季開幕復帰目標
 右ひざ痛で離脱した鹿島DF中田浩二(29)が24日、復帰目標を来季開幕に据えた。週明けに検査を受け、手術を受けることが決定。「優勝争いをしている状況なので、最後までやりたかったが、これ以上やったら…。3カ月以上はかかると言われているので、来年の開幕に間に合うようにしたい」と今季残り試合を欠場し、来季に復活を期すことを誓った。
 [2008年10月25日6時58分 紙面から]

もう限界」中田浩二が再手術決断
 左ひざ前十字じん帯の再建手術を10日に受けた鹿島のMF小笠原が、25日から鹿嶋のクラブハウスでリハビリを開始することになった。全治6カ月の診断で来季の開幕戦出場も絶望的だが、チームは4月上旬での復帰を目標に全力でバックアップしていくことになる。

 一方、右ひざ痛で離脱中のDF中田は、患部の再手術を決断した。バーゼルに所属していた4月に初めて手術を受けたが、いまだに回復の兆しが見られないため「これまで、だましだましでやってきたけどもう限界」と再度メスを入れることを決めた。復帰時期について「3カ月以上はかかると思う」と話しており、来季の開幕に間に合うかは微妙だ。

[ 2008年10月25日 ]

小笠原が合流、リハビリ開始…鹿島
 9月20日の柏戦で左前十字じん帯を損傷し、手術を受けた鹿島MF小笠原満男(29)が25日からチームに合流、本格的なリハビリを開始することが分かった。都内の病院に入院していたが、24日までに退院。DF内田が「いるだけで存在感がある」と明かすように、精神的支柱の合流は、チームにとってもプラスに働くはずだ。
(2008年10月25日06時01分 スポーツ報知)

中田浩二ひざ手術 来季開幕微妙…鹿島
 鹿島DF中田浩二(29)が来季開幕に間に合わない可能性が24日、出てきた。27日に右ひざの手術を受ける予定で、全治、症状などの詳細は術後に判明するが、「復帰まで3か月以上かかると思う。開幕に間に合えばいいのだけど…」と明かした。「もう限界に来ている」という右ひざ。軟骨の移植手術を受ける可能性もあり、長期離脱は必至の情勢だ。
(2008年10月25日06時01分 スポーツ報知)

小笠原主将のチーム合流とユダの続報である。

ユダについては本人のコメントが出た様子。
だましだましするくらいであれば、最初から治療に専念して欲しかったというのが我等の本音である。
とはいえ、夏に移籍してきた時点ではナビスコ杯もACLもあり戦力の充実が求められておったこともまた事実であろう。
ユダとしてもいち早くチームへ溶け込み、結果を残したいという思惑があったと言える。
とはいえ、レギュラーに定着することどころか、ポジティブなプレイは皆無であった。
ここでの手術は正しき選択であろう。

一方、小笠原主将がチームへ合流しリハビリを開始するとのこと。
精神的支柱が共にあることでチームは更に加速するであろう。
リーグ戦も残り五試合となり、その全てに勝利すれば優勝となる。
ここまで来ると敵は己のうちにある。
慢心せず、平常心で試合に挑む事が重要なのである。
チーム一丸となり、一つ一つ勝利を重ねたい。

爆発的FW

2008年10月25日 | Weblog
連覇と得点王へ前進 マルキーニョス選手
2008/10/25(土) 本紙朝刊 鹿行 A版 19頁
決定力光る
 激しい優勝争いが続くJ1リーグも残り五試合となった。連覇を目指す首位・鹿島アントラーズは最近七試合無敗と好調を維持している。中でも二十一得点を挙げているFWマルキーニョス選手の決定力が光っている。「チームの勝利に貢献できるよう頑張りたい。個人的には得点王を狙う」と話すエースが、リーグ連覇と初の得点王へ前進を続ける。
 マルキーニョス選手は二〇〇一年に来日。東京Vを皮切りに横浜FM、千葉、清水と渡り歩いてきたストライカー。鹿島には〇七年に加入。一年目は自己最多の十四得点を決め、リーグ制覇や天皇杯獲得に貢献した。
 今季も開幕からの三戦連続ゴールをはじめ、第二十一節の東京V戦から七試合連続弾で首位奪取の原動力となった。最前線からの守備を徹底し、数多くの得点機をつくるなど、攻守にわたり精力的な働きを見せている。現在、二位に九点差をつけてリーグ得点王を独走中だ。
 オズワルド・オリベイラ監督は、「常にチームのために仕事をする。チームが苦しんでいるときに助ける精神というものが見本となり、それを他の選手も受け継いでやってくれている」と取り組む姿勢を高評価する。
 「今まで仕事をしてきたFWの中でも優れた技術を持っている。試合を決定づけられるという点については、僕が仕事をしてきたなかでも数少ない選手だ」と優勝の鍵を握るエースに絶対的な信頼を寄せている。


【写真説明】
得点王を目指すマルキーニョス選手


鹿島のアントニオ・バンデラスことマルキーニョスは今季得点王への道を邁進中である。
まったくもって頼もしい。
それに呼応するが如く、若き獅子・興梠慎三も好プレイを連発しておる。
この2TOPは高さこそ物足りなぬが、何でも出来てしまうオールラウンドでは無かろうか。
高さも不要に見えるほど高い身体能力と豊富な運動量を見せつけてくれる。
我等がFW陣に弱点無し。
明日も爆発を見せてくれるであろう。

好調 岩政

2008年10月24日 | Weblog
鹿島、26日の東京戦へ連係確認
 首位の鹿島が26日の東京戦に向けて24日、紅白戦を行った。好調時のメンバーを変更することなく、連係などの確認を行った。最近は7戦不敗と好調をキープ。現在7位の東京はアジアCL出場圏内の3位を目指してモチベーションは高いが、DF岩政は「前回の対戦から相手はメンバーもそんなに変わっていないし、イメージは残っている」と自信を見せた。
 [2008年10月24日18時36分]

前回の対戦から小笠原主将、大岩、野沢、田代が抜けて、チューヤン、イノパン、ダニーロ、興梠が入っておる。
11分の4、つまり、およそ36%が変わったということになる。
これを「そんなに変わっていない」と申す岩政の計算能力に疑いがもたれる。
本当に数学の教員免許を持っておるのであろうか。
高校理数科卒なのであろうか。
理数科であれば計算応力がずば抜けておろう。
そう、そうなのである。
そのはずである。
多分そうであろう。
そうであって欲しい。

ユダ今季絶望

2008年10月24日 | Weblog
ピンチ、浩二右ひざ手術で今季絶望も
 鹿島DF中田浩二(29)が右ひざ痛で戦線離脱することが23日、分かった。同個所の軟骨部分の痛みが治まらず、22日も検査を受けたが、週明けにも再検査を受け、手術するか判断することになった。鈴木満取締役強化部長は「手術を受ける可能性は高い。受けたら2、3週間では戻れないだろう」と今季残りのリーグ戦を欠場する可能性も示した。

 右ひざはバーゼル在籍時の4月に半月板を損傷し、手術を受けていた。だが7月中旬に復帰後も、ひざに水がたまる症状が出るなど回復が思わしくなく、連戦での出場も回避。9月に入り、軟骨部分の痛みも訴えるようになっていた。今月上旬はW杯予選の中断期間を利用して治療に努めたが、回復の兆しが見られず、18日の京都戦ではベンチ外となっていた。

 故障の影響で、公式戦の出場はここまで12試合どまり。レギュラーも奪えなかった。オリベイラ監督は「完治を優先させた方がいい」と判断し、離脱させる方針を固めた。左ひざの重傷で今季絶望となったMF小笠原に続く中田の離脱。2連覇へ首位を快走しているが、不安材料も出てきた。

 [2008年10月24日9時17分 紙面から]

今季復帰絶望…中田浩 再手術が濃厚
 右ひざ痛で離脱している鹿島DF中田の今季中の復帰が難しくなった。バーゼルに所属していた4月に半月板を手術。鹿島に復帰した7月以降、たまった水を抜くなどして回復を待ったが、9月に入って再び痛みが増してきたという。すでにオリヴェイラ監督やチームドクターとも話し合い、今後は治療に専念することが決定。27日にも内視鏡による再検査を受ける予定で、クラブ幹部は「軟骨の状態が悪い。軟骨の状態によって手術の内容、全治は違ってくるが、そんなにすぐは治らないと思う」と説明した。再手術は避けられない状況となり、事実上今季中の復帰は絶望となった。
[ 2008年10月24日 ]

中田浩、右ひざ手術で今季絶望…鹿島
 鹿島のDF中田浩二(29)が再起へ向け、27日に右ひざの内視鏡手術を受けることが23日、分かった。バーゼルに所属していた今年4月、右ひざ半月板損傷で手術を受けたが、鹿島復帰(7月)後もひざに水がたまる症状が続き、リーグ戦は16試合中9試合の出場にとどまっていた。今季の復帰は絶望的だが、来季開幕の完全復活を目指し、メスを入れる。

 関純チームドクターによれば、中田のひざは「実際に開いて、見てみないと分からない状況」だという。まずは内視鏡を使った手術でひざの状態を確認。その後、必要に応じて適切な処置を施す予定だ。全治などの詳細は術後まで分からないが、現在のところ痛みの原因とみられる軟骨を掃除する手術などが考えられている。DF伊野波の成長で、治療に専念できる環境も整った。中田が来季のために今季は治療に専念する。

(2008年10月24日06時01分 スポーツ報知)

先週の京都戦ではベンチ外となっておったユダであるが、想像以上に右膝の状態は悪くオペに踏み切るとのこと。
今季は絶望となり、全治も未定。
残念な報せであるが、仕方ないことと諦めようではないか。
報知の報じるようにイノパンがレギュラーに定着しなんの不安もない。
安心して治療に専念してもらってなんの支障もないのである。
ユダはともかくとして今季伊野波を獲得出来て居なかったらと想像しただけで背筋が寒くなる。
リーグ開幕戦の完封に始まりCB起用では無敗を誇り、途中出場でも勝利に多大に貢献を果たしておる。
このまま今季はイノパンの活躍で無敗で終え、世界一の栄冠を得て欲しいものである。

規則正しく清らかに

2008年10月23日 | Weblog
鹿島本山「普段の生活からきちんと」
 鹿島がV2へのラストスパートへ引き締めにかかる。23日の練習前にオリベイラ監督がミーティングを行い、26日に対戦する東京の分析ビデオを見せると同時に、選手に規則正しい生活を送ることを求めた。MF本山は「よく食べて、よく寝て、普段の生活からきちんと過ごそうということ。これからは試合が1週間空くので、コンディションをしっかり整えることが大事になる」と受け止めていた。
 [2008年10月23日20時10分]

アスリートたるもの不摂生をせずに普通の生活を行っておれば、勝利が来るというものである。
普段と違うことをする必要はないのだ。
一つ一つ勝利のために普通のことをする。
それが我等の道なのである。
家茂が息を引き取ろうが、薩摩が兵を出さなかろうが、目の前のことを行っておれば大儀を全うせしむるのである。

「秋春シーズン制」Jリーグで検討

2008年10月22日 | Weblog
「秋春シーズン制」10月末にも検討へ
 Jリーグの鬼武健二チェアマン(69)は21日、秋に開幕し、翌年春に閉幕する「秋春シーズン制」の施行について、10月末にも行われる「Jリーグ将来構想委員会」で検討を始める方針を示した。雪国での冬季開催に伴う設備投資、高校や大学、下部組織との日程の違いなど多くの課題があり「一度、整理をしなければ。サッカー界全体の問題。十二分の準備をしないと」と、慎重に議論を進める考えを明らかにした。

犬飼氏の売名AFCからの圧力で改悪が成されようとしておる。
それに屈せぬ力をJリーグチェアマンとなった鬼武氏には見せて欲しい。
ただむやみに反対するわけではなく、明確な理由を理論付けて報告すれば、邪悪なる犬飼氏やAFCをねじ伏せることができるやもしれぬ。
この改革だけは絶対に阻止せねばならぬ。
ここは腕の見せ所なのである。

石川竜也、山形完全移籍へ

2008年10月21日 | Weblog
石川が鹿島から完全移籍…山形

完全移籍でのチーム残留が確実になった石川。モンテディオの大黒柱としての期待がかかる
 モンテディオ山形のDF石川竜也(28)が来季、レンタル元のJ1鹿島アントラーズから完全移籍することが20日、明らかになった。山形への期限付き移籍2季目の左サイドバック(SB)は正確な左足キックを武器に、不動のレギュラーに君臨。残留を望む本人及びチーム側と左SBの人材が豊富な鹿島側の思惑が一致。移籍金なしでの譲渡となる。

 モンテディオの快進撃を支えるレフティーのチーム残留が明らかになった。現在、J1自動昇格圏の2位につけるチームにとって、その原動力となっている左SBの残留はチーム戦略上の必須事項。残留を希望する本人の意思を受け、フロントも早くから鹿島との交渉に乗り出していた。

 一方の鹿島も既存の左SB陣に加え、即戦力となる流経大DF宮崎智彦(21)獲得を内定。同ポジションに過剰に人材を抱えるチーム事情から、移籍金を求めない無償譲渡での完全移籍を決めた。

 石川は左足から繰り出す正確無比なサイドチェンジやクロスで、左SBながら攻撃の起点として、チームをけん引。ここまでのリーグ戦全37試合中、右ほお骨の骨折で3月29日の甲府戦を欠場した以外は、ほぼフル出場。鉄人ぶりを発揮している。19日の岐阜戦でも1ゴール、1アシストと全得点に絡む大活躍。2―1の勝利に貢献した。

 筑波大時代の99年にはワールドユース準Vに貢献。輝かしい実績とともに02年、鹿島入団も、トップチームゆえの層の厚さに阻まれ、ベンチ暮らしが続いた。元鹿島常務の海保宣生理事長の推薦もあり、昨年、山形に期限付き移籍。すぐに不動のレギュラーに定着した。

 山形での活躍ぶりは当然、他チームの目にも留まった。昨季終了後、C大阪などからオファーを受けた上、古巣・鹿島も復帰を要請。それでも、石川本人が山形残留を希望したことから、今年、レンタル期間を1年間延長していた。

 ◆石川 竜也(いしかわ・たつや)1979年12月25日、静岡県藤枝市生まれ。28歳。藤枝東高から筑波大に進学。大学2年時の99年、U―20日本代表として、ワールドユース準優勝。02年、鹿島に入団。06年途中に東京V(当時J2)、07年から山形に期限付き移籍。J1通算45試合3得点、J2通算102試合3得点。179センチ、69キロ。AB型。独身。


背筋をピンと立てたドリブルから美しい弧を描いたクロスが魅力であった石川竜也が完全移籍へ。
ある意味寂しい。
チームを離れたのが2006年の夏であるので、2年以上も我等と共に無かったことも事実である。
とはいえ、常に記憶の片隅においており、2006年のヴェルディを観戦に行ったことも懐かしい思い出であるし、山形の動向も気になっておった。
今季、山形はJ2の2位におり、昇格も視野に入ってきておろう。
そして来季の編成にも気を遣わねばならぬ時期である。
ここで不動のレギュラーをレンタルのままにしておくことは問題であったと想像出来る。
今季中に確保しておきたかったのであろう。
我等としてはJ1昇格時に完全移籍させ、移籍金が欲しいところであったが、2000万にも満たぬ金銭で関係をこじらせても何も良いことはない。
石川本人の気持ちも、山形の思惑も、我等の愛情も全てが合致しておる。
譲渡は良い落としどころと言えよう。
ここで、石川について思い起こしてみたい。
2005年の天皇杯ホンダ・ロック戦であろうか、右SBの名良橋晃のクロスに飛び込んだ左SBのヘディングという、ワイドで豪快な攻撃が記憶に残る。
とはいえ、最も記憶に残るのは2003年2ndステージ最終節の浦和戦であろう。
本山の出場停止で攻撃的MFのポジションに上がった石川は獅子奮迅の運動量を見せ、浦和を圧倒した。
その甲斐あり2点を先制し、ステージ優勝目前まで迫ったのである。
しかし結果は石川が交代で退いたアディショナルタイムに追いつかれ引き分けとなり優勝は海の藻屑の消え果てた。
あの試合で勝利し優勝しておれば、多くの歴史が変わっておったと言える。
石川もその悲しき歴史の被害者であったのやもしれぬ。

マルキーニョスへ契約延長オファー

2008年10月21日 | Weblog
鹿島、マルキーニョスに契約延長オファー
 鹿島が今季限りで契約が満了するFWマルキーニョス(32)に契約延長のオファーを出すことが20日、分かった。クラブ幹部が「(リーグの)得点王だからね」と契約延長を要請する考えを明かした。

 来日8年目のマルキーニョスは07年に清水から加入。1年目の昨季は14ゴールでリーグ、天皇杯の2冠達成に大きく貢献し、今季もリーグ25試合に出場して21得点を記録し、チームをリーグ連覇へとけん引している。

 マルキーニョスにはG大阪のほか、オイルマネーで潤う中東の複数のクラブも興味を示しているが、クラブ幹部は「中東の巨額マネーにはかなわないが、他のJのクラブに移籍するならウチでやった方が良いと思う」と絶対エースの引き留めの手応えを口にした。

[ 2008年10月21日 ]

マルキーニョスに延長オファー…鹿島
 鹿島が、今季で契約が切れるFWマルキーニョス(32)に対し契約延長のオファーを提示する方針を固めたことが20日、分かった。クラブ幹部が「契約延長? 得点王になろうとしている選手だからね」と明かした。リーグ戦25試合出場で21得点を挙げ、クラブ史上初の得点王が確定的。その決定力を評価するとともに、献身的な守備も要因となった。

 ただ、マルキーニョスはカタールなどオイルマネーで潤う中東のクラブからも獲得オファーを受ける可能性が高い。今夏も複数の中東クラブから打診を受けたという。金銭では太刀打ちできないだけに、鹿島としては異例の早さでチームの方針を決め、慰留する考えだ。

(2008年10月21日06時02分 スポーツ報知)

マルキーニョスに契約延長オファーとのこと。
ガンバから狙われ中東からも魔手が迫る、リーグ得点王を我等が手中に収めることが成れば、来季も得点の量産出来るであろう。
今季の得点力は驚くべきところがある。
昨季はリーグ戦14点であったものが今季は5試合を残して21点である。
鹿島アントラーズ初の得点王誕生となろう。
これまでも93年のアルシンド、98年の柳沢敦と得点力を誇りながらも夢叶わなかった過去がある。
その夢を現実とするマルキーニョスには来季も共にあって欲しいと切に願う。
Jリーグ内であれば鹿島以上のクラブは存在せず、契約内容の調整だけですむと考えられる。
しかしながら、中東のマネーには太刀打ち出来ぬこともまた現実。
今月中にでも契約延長に合意してもらいたいところ。
で、あれば巨額で移籍したとしても違約金が転がり込む算段である。
何事もスピード感重視で動いていくべきである。

京都戦を思い起こして

2008年10月20日 | Weblog
柳沢から受け継いだ13番「見たか先輩」 鹿島・興梠
2008年10月19日11時59分
(18日、鹿島2―1京都)
 何でもないパスを決定機に変えてしまう。それが鹿島の興梠(こうろき)というFWだ。

 攻めあぐねていた前半19分。ピッチ中央で、中後(ちゅうご)が縦へ緩い浮き球をけった。右へ膨らむように走った興梠は、球筋を測ると一気に斜め前へ切れ込む。京都・水本に当たり勝ち、落下点にたどり着いた時はGKと1対1。左足でゴール右へ流し込んだ。置き去りにされた水本は背後で仰向け、大の字だった。

 「足を当てただけ」と興梠。そんな状況をつくれたのは持ち前の瞬発力あってこそ。今季の鹿島は一度、勢いづくと止まらない。追いつかれても、すぐ勝ち越した。推進力は22歳の先制点だった。

 この一戦に入れ込んでいた。初の日本代表を経験した後。「代表帰りで調子が悪かったら情けない」。ウズベキスタン戦に出た翌朝、鹿島の紅白戦にフル出場した。輪をかけたのは、昨季まで同僚だった京都・柳沢の存在だ。「色々と教わった先輩。目の前で決めたかった」。受け継いだ背番号13を、得点すると照れながら指さした。

 ただ、オリベイラ監督の要求は高い。「多くの日本人に喜びをもたらせる素質の持ち主だが、まだ成長過程。90分間、集中力を保てない」。後半38分に交代を告げられた本人も「前半で疲れちゃった。まだまだ」と自覚はある。

 抜きつ抜かれつの首位争いを続ける鹿島。興梠のもうひと伸びは、これ以上ない2連覇への近道になる。
(中川文如)

鹿島伊野波は1失点を反省/J1
<J1:鹿島2-1京都>◇第29節◇18日◇カシマ
 鹿島DF伊野波雅彦が1失点を反省した。1点リードで前半終了間際だった同43分、マークが緩かった自陣左サイドからアーリークロスを許し、伊野波も京都FW田原に振り切られて、左足ボレーを決められた。「ニアで競らせないようにしないといけない。1失点は反省しないと」。それでも後半は集中力を保ち、試合を通じても相手に許したシュートは6本だけ。接戦での勝利に貢献した。

 [2008年10月18日20時36分]

伊野波、失点悔やむ
2008/10/19(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
「失点を食らったので、そこは修正しないといけない。あのズレはまずかった」。DF伊野波雅彦は笑みをたたえながらも、勝利の余韻に浸ることなく反省を繰り返した。  これまでは、DF大岩剛とのローテーションでセンターバックを任されていたが、第27節清水戦からは連続で先発出場。以後3試合は無失点だっただけに、1失点が悔しかったようだ。それでも「少しずつだが、勢いが出てきた。自分の仕事をみんながやりきっているのが、結果につながっている」と手応えも口にする。「去年、自分は優勝を経験していないから、その分やらないといけない」。自身初優勝へ向けて、まい進するだけだ。

マルキ決勝弾 鹿島 2-1 京都
2008/10/19(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
 【評】鹿島は前半19分、縦パスで興梠が抜けだし、相手を振り切り先制した。1-1の後半6分にはマルキーニョスが味方シュートをGKがはじいたこぼれ球を拾い、決勝点を奪った。京都は前半に田原が同点としたが、後が続かなかった。

■鹿島・MF青木剛
「ギリギリのゲームができて、次も気持ちを引き締めてやれる。自分たちが前に進むだけなので、残り5試合は全身全霊を懸けてやりたい」

【写真説明】
鹿島-京都 後半6分、鹿島・マルキーニョス(18)が決勝のゴール=カシマスタジアム


天下の朝日までもが興梠慎三を前面に押し出しておる。
ここまで各紙、興梠ばかりであった。
ニッカンスポーツの速報と茨城新聞が伊野波について触れた程度である。
伊野波については素晴らしい出来であったが、完封を逃したことがマイナスであったため、興梠ほどの報道が成されぬこともわからぬではない。
ところで、ここで声を大にして言いたきことこれあり。
誰も異常なアディショナルタイム4分間とあからさまに京都寄りに偏ったジャッジに触れぬのは如何なものであろうか。
前半終了間際失点の失点もダニーロへのファールが見逃されたからに相違ない。
とはいえ、これは主審が未熟だった故とも受け取れる。
しかしながら、後半30分過ぎ当たりからのジャッジには悪意を感じた。
鹿島へのチャージについては悪質でありファールであっても、無かったが如く流され。
京都の選手が倒れるとファール。
タッチラインのボールが出たか否かの判定も然り。
もし、あの状態で追いつかれ、もしくは逆転されておったらと思うと背筋が凍る想いである。
こんなことがまかり通って良いものであろうか。
審判の未熟さであれば我等も多少は我慢も辞さぬ。
この行為がJリーグもしくは日本サッカー協会の陰謀であったら、恐ろしいことである。
プロレスや相撲の問題どころではない。
真実か否かは闇の中であるが、疑念を抱かせるだけでもJリーグに問題があると言い切れるであろう。

京都戦報道

2008年10月19日 | Weblog
鹿島興梠弾!新旧「13」対決制した/J1

前半19分、鹿島FW興梠は先制ゴールを決め背番号を指さす
<J1:鹿島2-1京都>◇第29節◇18日◇カシマ
 鹿島FW興梠慎三(22)は、昨年まで背番号13を背負っていた男の前で、誇らしげに自分の背中を指さした。代表帰りの初戦、そして相手には昨オフ移籍後、初めて鹿島の本拠地に足を踏み入れた元エースの京都FW柳沢敦(31)。「13番継承」の舞台は整っていた。「決めたらアピールしようと思っていた」。ゴール後のパフォーマンスを照れくさそうに振り返った。

 一瞬のスキを突いて、ゴールを狩った。前半19分。MF中後から前線へのロングボールに快足を飛ばす。並走していた京都DF水本のクリアミスをさらい、飛び出したGKの動きを見極めながら左足で沈めた。

 この1得点が決まるまで、公式戦7戦連続無得点。ACL準々決勝第2戦アデレード戦では決定機を外し、チームも敗退した。試合をチェックしたクルブチのジーコ監督はオリベイラ監督に「興梠が決めていたら勝っていた」とメールを送っていた。「チームにもファンにも迷惑をかけた。ヤナさん(柳沢)の前で決めたいのもあったけど、今日の試合は絶対に決めたかった」。興梠は強い決意で臨んでいた。

 今年は勝負の年と位置付けていた。1月、鈴木強化部長に「13番、空いてますよね?」と願い出た。「重みは分かっているし、僕はプレッシャーをかけられて伸びるタイプなので、付けたかった」。当初は同部長は空き番号にする考えだったが、意気込みを感じ取って、エース番号を与えた。

 柳沢の背中から学んで成長した。昨年はともにサブ組でプレーし、ゴール前での動き出しなどを教わった。先輩も、後継者のことを認めている。柳沢は「急激に伸びている。いい経験をしてレベルアップしてほしい」と試合後にエールを送った。

 チームは2連覇へ加速している。「去年は自力優勝できてない。残り5試合全勝して自力で優勝したい」。背番号13を背負う男は堂々と言った。
【広重竜太郎】
 [2008年10月19日8時47分 紙面から]

鹿島、興梠の先制弾などで首位ガッチリ!
2008.10.19 05:01

体勢を崩しながら京都DF水本(後方)と競り合う興梠(撮影・大橋純人)【フォト】
 肩越しに両手の親指で、誇らしげに背中の『13』を指差した。鹿島のFW興梠が、京都FW柳沢の前で価値ある先制弾。チームメートの祝福に満面の笑みを浮かべた。
 「ヤナさんの前で決めたかった。決めたらアピールしようと思っていた」
 前半19分、MF中後からのパスに鋭く反応。俊足を生かして相手DFを振り切ると、あっという間にネットを揺らした。6試合ぶりの得点は、自身シーズン最多の7点目だ。

 昨季まで、背番号13を背負っていた柳沢が京都に移籍したため、興梠が後継者に。この日は新旧エース対決でもあった。昨年はベンチで肩を並べることも多かった2人。興梠は、先発できなくても腐らず、ひたむきに練習する柳沢の背中を見続け、刺激を受けた。FWの動き方のアドバイスを受けるなど、まさにあこがれだった。

 しかし、岡田ジャパンに招集され、10月に代表デビューを果たした“旬”の男はピッチに立つと、決して物おじしなかった。「尊敬する先輩だけど、始まれば激しくいくつもりだった」と、貪欲(どんよく)にゴールを目指した。柳沢も試合後、「ボクのいるときからスピードはずぬけていた。今、急激に伸びている」と脱帽だ。

 「残り全勝するつもりでがんばります」と興梠。今季リーグ戦もあと5試合。エースの番号を受け継いだ若きストライカーが、王者を連覇へと導く。
(峯岸弘行)



鹿島暫定首位守る マルキーニョスが決勝点!

後半6分、決勝点を決め興梠(右)らに祝福される鹿島・マルキーニョス(中央)
Photo By 共同

 【鹿島2―1京都】他の上位クラブが勝ち点を伸ばせないなか、鹿島の牙城は揺らぐことはなかった。京都をシュート数わずか6本に封じ、2―1のスコア以上の快勝。謙虚なオリベイラ監督も「力の差はあったと思う。練習の成果を出し、試合の主導権を握ることができた」と自信に満ちた口ぶりだった。

 チームを勢いづけたのは15日に日本代表の一員としてワールドカップ(W杯)予選を戦ったばかりの興梠だった。22歳の若手は昨年まで鹿島にいた京都・柳沢との対決に燃えた。前半19分、縦パスに走り込み、鮮やかな先制点。ゴール後は今季、柳沢から引き継いだ背番号13を両手で示し、観客にアピールしてみせた。無得点だった柳沢との新旧FW対決を制した興梠は「柳沢さんの前で得点したかった」と強気に言った。

 1―1の後半には得点王争いトップのマルキーニョスがゴール前でこぼれ球を拾い、今季21点目となる決勝点を突き刺した。

 7試合負けなしの鹿島は強敵浦和にも勝ち点6差をつけた。昨年は浦和の敗戦で逆転優勝を決めた選手たちの願いは、首位に立ち続けたままタイトルをつかむこと。興梠は「残り試合を全勝し、ことしこそは自力優勝したい」と意気込んだ。

[ 2008年10月18日 17:57 ]

興梠“ウズベクの悪夢”振り払った首位弾

サポーターの声援に、笑顔満開の興梠
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 【鹿島2―1京都】鹿島がガッチリ首位をキープした。J1第29節第1日の18日、鹿島はホームで京都と対戦し、日本代表FW興梠慎三(22)がリーグ戦6試合ぶりのゴールを決めるなどし、2―1で競り勝った。W杯アジア最終予選デビューを飾った15日のウズベキスタン戦では不完全燃焼に終わった興梠にとっては、そのうっ憤を晴らす“出直し”ゴールとなった。

 日本代表の意地を爆発させた。MF中後のロングボールに鋭く反応した興梠は、トップスピードに乗って追いすがる京都のDF水本をかわした。GKの位置を冷静に確認し、最後は左足でゴール右隅に流し込んだ。8月27日の神戸戦以来、リーグ戦6試合ぶりの得点に「その間にマルキ(マルキーニョス)がバンバン(点を)取ってたから、プレッシャーはあった」とホッとした表情をのぞかせた。

 15日のW杯最終予選のウズベキスタン戦で日本代表に初招集された。だが、本番では巻、佐藤寿の常連FWをベンチに追いやってW杯予選デビューを飾ったものの、出場時間の短さも影響して結果を残せなかった。それだけに「代表から帰ってきて調子が悪かったらダメだと思った」と、この日の京都戦ではどん欲にゴールを狙いにいった。そして思惑通りに、ウズベキスタン戦でたまったうっ憤を会心ゴールで吐き出すとともに、代表での生き残りに向け、新たな一歩を踏み出した。

 鹿島のエースナンバー「13」が完全に受け継がれた瞬間でもあった。ゴール直後は、背中の13番と自らの名前を指さしてサポーターの歓声に応えた。13は鵬翔高、鹿島でともにエースナンバー。個人的に思い入れの強い番号だ。くしくも、ピッチの向こう側には、昨季までその13番を背負っていた柳沢の姿があった。「ヤナさん(柳沢)の前で決めたいのはあった」。チームを勢いづけた貴重な先制ゴールは、05年の入団以来、ずっと背中を追い続けたあこがれの先輩への恩返し弾にもなった。

 チームはこれで首位をがっちりキープ。「昨季は自力優勝じゃなかったから、今年は残り全部勝って自力で優勝したい」と興梠。鹿島の新エースが、自らのゴールでチームを連覇へと導くつもりだ。

[ 2008年10月19日 ]

鹿島が暫定首位守る…J1第29節

前半28分、ボールを追う鹿島・興梠(右)

柳沢の前で決めた!鹿島・興梠「特別ですね」…J1第29節

後半6分の鹿島・マルキーニョス(左)の決勝ゴールに抱き付く興梠
 ◆J1第29節第1日 鹿島2―1京都(18日・カシマ) FW興梠は誇らしげに、両手の親指を背中に向けた。その先に背番「13」が躍る。「無意識のうちにやってしまった。ヤナ(柳沢)さんの前で決めた1点。特別ですね」前半19分、DFラインを突破し、1対1を落ち着いて左足で先制点。2万人のスタンドに向かって、背中の「13番KOROKI」を見せつけた。

 相手には昨年まで、鹿島で13番を背負ったFW柳沢がいた。興梠は入団当初から柳沢の走り方、裏への抜け出し方を見て学んだ。今では裏を突く時の前傾姿勢はそっくり。今まで「電話がつながらなかった」ため、13番継承の報告できずにいたが、ようやくゴールパフォーマンスという形で伝えることができた。

 これで1シーズン自己最多となる7得点目。目標の10得点も見えてきた。9日のUAE戦で代表デビューし、15日のウズベキスタン戦も出場。得点はならなかったが、逆に「代表から帰ってきて調子を落としているようじゃダメ」と奮い立たせた。チームは首位をキープ。「やっと自分の背番号になったかな。勝ち続けて優勝したい」今年は新しい13番が、連覇への道を切り開く。

(2008年10月19日06時01分 スポーツ報知)

J1鹿島、首位を守る
2008/10/18(土)
 Jリーグ1部(J1)第29節第1日は十八日、カシマスタジアムなどで7試合を行った。鹿島は興梠、マルキーニョスがゴールを決め、2―1(前半1―1)で京都に競り勝ち、首位を守った。鹿島の通算成績は?勝8分け6敗、勝ち点53。

 鹿島は前半19分、興梠が相手DFのすきを突く形で、リーグ戦6試合ぶりの得点を挙げて先制した。43分に同点とされたが、後半6分にマルキーニョスが、今季21得点目となる勝ち越し点を奪い、そのまま逃げ切った。
 浦和、川崎など上位陣が敗れる中で、優勝争いから一歩抜け出した。

【写真説明】
鹿島―京都 前半19分、鹿島・興梠(13)が京都・水本をかわし先制のゴール=カシマスタジアム


■背番号13を指さすパフォーマンス
 鹿島の13番はおれだ―。先制点を挙げたFW興梠慎三は、そう言わんばかりに背番号13を指さすパフォーマンスを披露。これまで鹿島の13番を背負ってきた大先輩、FW柳沢敦の目の前でのゴールに「ヤナさんの前で決めたいと思っていた。(パフォーマンスは)決めたらアピールしようと思っていた」と満面の笑みを浮かべた。
 スピードスターの真骨頂だった。前半19分、中後のロングパスに素早く反応し、水本をあっさりと追い抜くと、左足で飛び出してきたGKの右脇を抜いた。「いいボールがこぼれてきたので、流すだけだった」と、事もなげに振り返った。寄せてくるDFに、体をすっとかわす牛若丸のような身のこなしは、シンプルながら身体能力の高さを生かした得点だった。
 今季は結果を残しながらも、前半戦はベンチスタートが続き、北京五輪代表から漏れるなど、不遇の時期が続いた。だが、そんな状況にも腐ることはなく、五輪代表漏れした直後に「A代表入り」を目標に切り替えた。すると、先発のチャンスを生かし、スタメンに定着。公言した通りA代表にも選出され、15日のウズベキスタン戦で初出場も果たした。チームの成長株にオズワルド・オリベイラ監督も「決定的な仕事ができるようになってきた」と高評価を与えている。
 首位を守った先制ゴールは今季7得点目。目標の二けた得点も見えてきた。「気持ち的にも楽になった。これをきっかけに、今後も点を狙う。残り5試合全勝したい」。背番号13は頼もしい表情で宣言した。

■初優勝へ向けまい進
 ○…「失点を食らったので、そこは修正しないといけない。あのズレはまずかった」。DF伊野波雅彦は笑みをたたえながらも、勝利の余韻に浸ることなく反省を繰り返した。
 これまでは、DF大岩剛とのローテーションでセンターバックを任されていたが、第27節清水戦からは連続で先発出場。以後3試合は無失点だっただけに、1失点が悔しかったようだ。それでも「少しずつだが、勢いが出てきた。自分の仕事をみんながやりきっているのが、結果につながっている」と手応えも口にする。「去年、自分は優勝を経験していないから、その分やらないといけない」。自身初優勝へ向けて、まい進するだけだ。


鹿島の「13」はおれ 先制点の鹿島・興梠、強烈アピール
2008.10.18 19:28

鹿島-京都 後半6分、決勝点を決め興梠(右)らに祝福される鹿島・マルキーニョス(中央)=カシマ
 先制点を奪うと、鹿島の興梠(こうろき)慎三は両親指で背中の「13」を何度も指さし喜びを表した。相手の京都には昨季まで「13」の代名詞だった柳沢がいた。「ヤナギさんの前で決めたかった」と興梠。鹿島の「13」はおれ-。絶対に負けたくなかった。

 強い気持ちがにじむ先制点だった。前半19分、中後の縦パスに反応。風のように眼前の京都DF水本を抜き去り、シュートを流し込んだ。「僕がいたころからあいつの速さはずぬけてた」と、柳沢も舌を巻く“秒殺劇”で流れを引き寄せた。

 FWとしてがけっぷちだった。代表デビューした9日のアラブ首長国連邦(UAE)戦、15日のW杯最終予選ウズベキスタン戦で「何もできなかった」。鹿島でも9月以降7試合無得点。「点が欲しかった」と吐露した思いが背中を押した。

 速さと、相手の間をスルスル抜けるドリブルが魅力の22歳。試合後、鹿島ファンからサイン攻めにあった柳沢の存在感はまだ備わっていないが、興梠は「自力優勝へ5連勝したい」ときっぱり。「13」と、優勝をもぎとるゴールを積み重ねる。
(榊輝朗)

柳沢の後継者・興梠、お株奪う先制弾…鹿島がV2へ前進

19分、京都・水本(左から2人目)を振り切り、先制のゴールを決めた鹿島・興梠(左端)=小林武仁撮影
 鹿島2―1京都(J1=18日)――試合前、鹿島サポーターから「柳沢コール」が沸き起こる。

 今季、京都に移った元鹿島のストライカーが、古巣ホームに移籍後初登場。因縁めいた試合で、柳沢から背番号「13」を受け継いだ興梠が輝いた。

 13分、新井場のロングパスが左サイドを転がると、快足を飛ばしてDFをかわし、コーナーでボールを奪って反転。ゴールライン際をドリブルで仕掛けて絶好機を演出し、ペースを手繰り寄せた。

 その6分後、リスタートで中後にボールが渡ると、いったん横に流れてDFをけん制し、一気にDFラインの裏へ。自分が落選した北京五輪代表の主将、水本が浮き球の処理をもたつく間に、左足をチョンと合わせてゴールに流し込んだ。パスを受ける前の動きに定評のある柳沢のお株を奪うような今季7点目。鹿島でレギュラーを射止め、日本代表にも新風を吹き込んだ22歳は「尊敬するヤナさん(柳沢)の前で決めたかった」と誇らしげに両手で背中の「13」を指し示した。

 オリヴェイラ監督も「まだ成長過程。日本を代表するずば抜けた素質がある」と認める逸材だが、得点はリーグ戦6試合ぶり。51分、ゴール前でGKとDFを冷静に振り切って今季21点目を決めたマルキーニョスにも刺激される若武者は「次も点を狙っていきたい。(残り5戦)全勝する気持ちで頑張ります」と自力優勝を見据えた。
(青柳庸介)
(2008年10月18日20時41分 読売新聞)

当然の如く興梠一色である。
そして、昨季までの13番との対決も。
これで引き継ぎは終わった。
今後のエースは興梠慎三なのである。
その興梠は今季自ら13番を強請ったとニッカンの記事にある。
そしてこの試合で13番を見事モノにしたわけである。
過去とは決別し、優勝という目標に向け、また一つ一つゴールと得点を重ねたい。

京都戦コメント

2008年10月18日 | Weblog
鹿島アントラーズ :監督
今日は我々は主導権を握った試合であったと思う。2-1のスコアではあったが、もっと大差をつけて勝利できた試合だったのではないかと思う。残り5試合、大詰めとなっている中で、この試合を勝利でおさめたことは大きい。足に地をつけ、自分たちがやるべきことをしっかりとやり続けることが重要。最後まであきらめることなく、目標としているものを達成できればと思う。

【J1:第29節 鹿島 vs 京都】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
10月18日(土) 2008 J1リーグ戦 第29節
鹿島 2 - 1 京都 (15:04/カシマ/20,580人)
得点者:19' 興梠慎三(鹿島)、43' 田原豊(京都)、51' マルキーニョス(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:スコアは2-1でしたがかなり力の差があるように思えました。今日の試合をどのように捉えていますか?
「言われたとおり差があったんじゃないかと思います。練習から取り組んだ部分が試合で出てたと思いますし、相手の考えられる作りという部分を徹底的に抑えにいって、また練習通りに崩す形も何度か見られました。そのあと、最後の方の得点やラストパスの精度が絡んだ部分がありますけど、主導権を握った試合だと思いますし、2-1というスコアでしたが本当はもっと大差をつけることが出来た試合ではないかと思います」
Q:終盤戦に向けて、この試合で得られた収穫は?
「ひとつは残り6試合だったのが5試合となったところで、試合で勝利をおさめたことはモチベーション的にはもっと高まりますし、あとはしっかり地に足をつけてやるべきことをしっかりと取り組んでいくこと。高い意識で目的を失わずに準備を進めていくことが重要になってきます。残り5試合で全員で力を合わせて目標としているものを達成できればと思っております」
Q:昨年は二冠、今年も優勝争いをしています。来年以降も指揮をとりたいという意向はありますか?
「基本的には継続して指導していきたいと思っています。ただ正しい時期が来れば話し合いがあると思いますし、話し合いなので相互の考えや方向性が一致すれば、互いに継続していくということになると思います。いい話し合いができればと思っておりますし、継続してやっていきたいと考えております」
Q:今日も得点しましたが興梠選手は昨シーズンと比べてどの辺りが成長したとお考えですか?
「みなさんからしてみれば、『代表』が付いた時点で完成された選手と思うかもしれませんけれど、僕自身はまだ彼は成長過程の選手だと考えております。確かにアントラーズ、日本を代表する能力の素質を彼は持っていると思います。ただ、昨年と今年で変わったところというのは、取り組む意識、プロ意識ではないかと思います。もっと自己管理だったり練習に取り組む準備などをしっかりやってきている意識やその成果が改善された部分になっていると思います。今後も継続して自己管理を徹底してやってくれれば日本が多くの歓びを得られるような選手になるのではないかと考えております」

以上

【J1:第29節 鹿島 vs 京都】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●興梠慎三選手(鹿島):
Q:得点シーンは背番号を指してましたね?
「良いところにこぼれてきたので流し込むだけでした。そうですね。アピールしました。6試合全勝して自力で優勝したい。同点になっても時間さえあれば決められると思っていました。勝ちたいというみんなの気持ちが出たと思う」
●内田篤人選手(鹿島):
「追いつけると思っていた。勝点3はでかい。前半は良いんだけど疲れてくると判断が遅くなる。(ヤナギさんからは)ファッション雑誌見たよ、と言われました(笑)」
●本山雅志選手(鹿島):
「前半からボールを回したんで相手は後半バテると思っていました。ドフリーで外したので、これからはああいうのを決めていかないと。みんな体が重い中で動けていた。ヤナギさんと田原の高さが良かった。ボールを出すところを抑えたかったんだけれど、シジクレイがいろいろ動いてきた」
●中後雅喜選手(鹿島):
「2-1にしたあともリズムが良かったんであそこで取れていれば、最後の方はもう少し楽になった。京都は前が3枚で田原が強くて起点になるので気を付けながらやっていた。なかなかいないタイプの選手。いなくなって楽になった。今日は前半から回そう、後半は(相手が)絶対に疲れると話していた。ボールを動かしながら、個々というところでみんなが出ていくことが出来た。もっとタイミング良く出られればチャンスもあったのかもしれない」
Q:相手のプレッシャーは?
「ボールをDFから受けるとき、3トップできていたので前半はもう少し工夫してやれれば良かったかもしれない」
●岩政大樹選手(鹿島):
「(キャプテンについて)渡されただけです。今日だけ僕がつけました。
流れの中で田原がイノ(伊野波)、ヤナギさんがこっちに来るようなポジションを取っていた。(伊野波と)入れ替われるときは入れ替わろうと言っていた。全部やられると面倒くさいことになるので、流れをきりたいときは僕がいった。今日はボールを良く回せていた。最低限1点に抑えるということでやっているので、2点とってくれたらそれ以上は求められないです」
●伊野波雅彦選手(鹿島):
「がんばれば違う自分が出てくる。安定するプレーが続くようになった。出られないときは腐っている状況ではなかったし、オレだけじゃなくてタクさん(野沢)とか有三さん(田代)の姿を見てると手は抜けなかった」
●柳沢敦選手(京都):
Q:前半のシュートシーンは?
「決めなければ意味がないと思います」
Q:興梠選手について。
「彼のスピードは僕がいる頃から図抜けていました。急激に伸びている選手だと思います」
Q:久々のカシマスタジアムの感想は?
「僕自身がサッカー生活を始めた場所でサッカーが出来て、ユニホームは替わったけど戻って来れて良かったと思います」
Q:試合前にコールを浴びたことについて。
「素晴らしい形でした。鹿島のサポーターに感謝しています。逆に動揺してしまったかもしれません。すばらしい時間を過ごさせてもらいました」


[ J1:第29節 鹿島 vs 京都 ]

前半19分、縦パスから興梠(写真)が抜け出し、落ち着いてゴールを決める。先制した鹿島は一時同点とされるものの、マルキーニョスの勝ち越し弾で京都に勝利。2試合ぶりの白星で首位をキープした。

[ J1:第29節 鹿島 vs 京都 ]

ゴール後、スタンドのサポーターに向かって背番号を両手で指し示すパフォーマンスをする興梠選手。

急激に伸びている興梠慎三である。
日本代表まで上り詰めておる。
とはいえ、まだまだ発展途上とのこと。
これからどこまで上がって行くのか想像も付かぬ。
恐ろしき逸材である。
温かく見守ろうではないか、砂をかけるように出て行った前主将にコールをしたように。

オリヴェイラ監督、来季へ前向き

2008年10月18日 | Weblog
鹿島・オリヴェイラ監督の続投決定的

昨年12月、Jリーグ制覇を果たしたオリヴェイラ監督
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 鹿島のオリヴェイラ監督(57)が来季も指揮を執ることが17日、決定的となった。指揮官は「ここでの環境には満足しているし、チームとは哲学、目標もすべて一致している。サッカーは継続が大事。残ってやりたい気持ちです」と明言。クラブ側も「代える理由はない」と来週にも続投を要請する方針で、オリヴェイラ監督の続投が決定的となった。

 ブラジル人指揮官は昨季から指揮を執り、1年目でいきなりリーグ、天皇杯の2冠を達成。今季もACL敗退により目標のアジア制覇は逸したが、リーグではここまで連覇の狙える首位をキープ。その間、日本代表入りするまでに成長したMF青木は「なかなかこんな監督にはめぐり合えない。監督のためにも、来季こそはアジアを制覇したい」と話した。

[ 2008年10月18日 ]

「来年もここに残りたい」オリヴェイラ監督続投…鹿島
 鹿島はオズワルド・オリヴェイラ監督(57)の来季続投が17日、決定的になった。クラブはすでに契約延長要請を行う方針を固め、週明けの会談で打診する予定。来年1月31日の1年契約満了を前に、同監督も「条件面の話もあるが、来年もここに残りたい」と明言した。就任3年目で最強チームを作り上げる。

 監督就任2年目の今季は、リーグ戦で首位をキープ(17日現在)。また、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)では、チーム史上初の決勝トーナメント進出を果たした。鈴木満取締役強化部長は「代える理由はない」と強行日程の中で、残した実績を高評価。「チームは3年間で完成する。来年、すべてのタイトルを狙えるチームにできると思う」と続投理由を説明した。

 監督、クラブとも目標は来季の「ACL&リーグ制覇」で一致している。「幸い、私とチームは同じ哲学、同じ目標を持っている。選手が成長するように、チームも成熟していく。私はこの環境に満足している」と指揮官。今季残り6試合、リーグ連覇に向け、全力を注ぎ、集大成となる3年目へ弾みをつける。

(2008年10月18日06時02分 スポーツ報知)

オリベイラ監督 続投の意思示す
2008/10/18(土) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
 Jリーグ1部(J1)鹿島のオズワルド・オリベイラ監督が17日、来季について「サッカーは成長と継続が大事で、チームも成熟する。今は残ってやりたい気持ちだ」と続投の意思を示した。

 オリベイラ監督はブラジル出身。鹿島では昨季から指揮を執り、今季で2年目。1年目はJリーグと天皇杯の2冠に導いたほか、若手の育成にも定評があり、手腕は誰もが認めるところ。今季は最大の目標であったアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)こそ準々決勝で敗退したが、リーグ戦は首位に立ち連覇へ挑んでいる最中。「なかなか、ああいう監督には巡り合えない。残ってくれたら本当にうれしい」と青木が話すように、選手からの信頼も厚い。
 クラブ側からの正式要請はないが、幹部は「問題があるわけじゃないし、代える理由もない」と話し、近日中にも意見を集約しオファーを出す考えだ。「ここでの環境は満足しているし、フロントとチームの目標もすべて一致している。気持ちは固まっている」と指揮官。鹿島は来季もオリベイラ政権で挑むことになりそうだ。


先月の26日に報じられたオリヴェイラ監督への来季続投要請であるが、オリヴェイラ監督自身も前向きなとの続報である。
これは吉報と言えよう。
レギュラーに固定された青木が喜ぶのも無理はないが、層ではなくとも十分に能力を超えた何かを持っているこの監督と勝利の喜びを分かち合いたい気持ちがあるのは事実である。
ところで、サッカー的には"続投"ではなく"続蹴"では無かろうか。

ここからが本当の勝負

2008年10月18日 | Weblog
J1鹿島、きょう京都戦 連覇へ、全部勝つ
2008/10/18(土) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
 Jリーグ1部(J1)第29節は18、19日、各地で9試合を行う。鹿島は18日、カシマスタジアムで京都と対戦する。キックオフは午後3時。ホームで首位を堅持したい。

 ここからが本当の勝負だ。リーグ戦も残り6試合。首位に立っているが、名古屋とは勝ち点で並び、7位のG大阪まで勝ち点6差の中にひしめいている。昨季は残り6試合から浦和との勝ち点10差を逆転して優勝を飾ったが、今季は状況こそ違え、1試合も落とせないのは変わりない。新井場は「6試合全部勝つつもり。昨季同様に、目の前の1試合1試合が大事になる。勝ち点3を取る作業に集中したい」と意欲を燃やす。
 前半戦のアウェーは今季から移籍した柳沢の活躍に屈した形で1-2で敗れた。青木は「教訓を得た試合。戦う姿勢が相手の方が上回っていた」と振り返り、「今は、こけなければいける状態。すべては自分たちにかかっている」と気合を入れる。
 メンバー変更はなさそうで、15日のウズベキスタン戦に出場した内田、興梠の代表組も先発する見込み。興梠は16日の紅白戦で2得点するなど好調を維持。柳沢との13番対決に注目が集まる。疲労が懸念される内田も「若いから大丈夫。ここまできたら、いかないと駄目でしょ」と笑い飛ばした。


リーグ戦もいよいよ残り6試合となった。
首位には立っておるが、2位との勝ち点差はないのである。
もう一つも負けられぬ状況といって良いであろう。
トーナメント戦と同様なのである。
否、90分で勝ちきって行かねばならぬ故、更に厳しい。
とはいえ、昨季のミラクルから考えれば自分たちが勝つだけで良いという分楽である。
敵は己だけである。
自分に勝って、勝ち点を積み重ねるのだ。
一つ一つ。