鹿島アントラーズ原理主義

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石川竜也、山形完全移籍へ

2008年10月21日 | Weblog
石川が鹿島から完全移籍…山形

完全移籍でのチーム残留が確実になった石川。モンテディオの大黒柱としての期待がかかる
 モンテディオ山形のDF石川竜也(28)が来季、レンタル元のJ1鹿島アントラーズから完全移籍することが20日、明らかになった。山形への期限付き移籍2季目の左サイドバック(SB)は正確な左足キックを武器に、不動のレギュラーに君臨。残留を望む本人及びチーム側と左SBの人材が豊富な鹿島側の思惑が一致。移籍金なしでの譲渡となる。

 モンテディオの快進撃を支えるレフティーのチーム残留が明らかになった。現在、J1自動昇格圏の2位につけるチームにとって、その原動力となっている左SBの残留はチーム戦略上の必須事項。残留を希望する本人の意思を受け、フロントも早くから鹿島との交渉に乗り出していた。

 一方の鹿島も既存の左SB陣に加え、即戦力となる流経大DF宮崎智彦(21)獲得を内定。同ポジションに過剰に人材を抱えるチーム事情から、移籍金を求めない無償譲渡での完全移籍を決めた。

 石川は左足から繰り出す正確無比なサイドチェンジやクロスで、左SBながら攻撃の起点として、チームをけん引。ここまでのリーグ戦全37試合中、右ほお骨の骨折で3月29日の甲府戦を欠場した以外は、ほぼフル出場。鉄人ぶりを発揮している。19日の岐阜戦でも1ゴール、1アシストと全得点に絡む大活躍。2―1の勝利に貢献した。

 筑波大時代の99年にはワールドユース準Vに貢献。輝かしい実績とともに02年、鹿島入団も、トップチームゆえの層の厚さに阻まれ、ベンチ暮らしが続いた。元鹿島常務の海保宣生理事長の推薦もあり、昨年、山形に期限付き移籍。すぐに不動のレギュラーに定着した。

 山形での活躍ぶりは当然、他チームの目にも留まった。昨季終了後、C大阪などからオファーを受けた上、古巣・鹿島も復帰を要請。それでも、石川本人が山形残留を希望したことから、今年、レンタル期間を1年間延長していた。

 ◆石川 竜也(いしかわ・たつや)1979年12月25日、静岡県藤枝市生まれ。28歳。藤枝東高から筑波大に進学。大学2年時の99年、U―20日本代表として、ワールドユース準優勝。02年、鹿島に入団。06年途中に東京V(当時J2)、07年から山形に期限付き移籍。J1通算45試合3得点、J2通算102試合3得点。179センチ、69キロ。AB型。独身。


背筋をピンと立てたドリブルから美しい弧を描いたクロスが魅力であった石川竜也が完全移籍へ。
ある意味寂しい。
チームを離れたのが2006年の夏であるので、2年以上も我等と共に無かったことも事実である。
とはいえ、常に記憶の片隅においており、2006年のヴェルディを観戦に行ったことも懐かしい思い出であるし、山形の動向も気になっておった。
今季、山形はJ2の2位におり、昇格も視野に入ってきておろう。
そして来季の編成にも気を遣わねばならぬ時期である。
ここで不動のレギュラーをレンタルのままにしておくことは問題であったと想像出来る。
今季中に確保しておきたかったのであろう。
我等としてはJ1昇格時に完全移籍させ、移籍金が欲しいところであったが、2000万にも満たぬ金銭で関係をこじらせても何も良いことはない。
石川本人の気持ちも、山形の思惑も、我等の愛情も全てが合致しておる。
譲渡は良い落としどころと言えよう。
ここで、石川について思い起こしてみたい。
2005年の天皇杯ホンダ・ロック戦であろうか、右SBの名良橋晃のクロスに飛び込んだ左SBのヘディングという、ワイドで豪快な攻撃が記憶に残る。
とはいえ、最も記憶に残るのは2003年2ndステージ最終節の浦和戦であろう。
本山の出場停止で攻撃的MFのポジションに上がった石川は獅子奮迅の運動量を見せ、浦和を圧倒した。
その甲斐あり2点を先制し、ステージ優勝目前まで迫ったのである。
しかし結果は石川が交代で退いたアディショナルタイムに追いつかれ引き分けとなり優勝は海の藻屑の消え果てた。
あの試合で勝利し優勝しておれば、多くの歴史が変わっておったと言える。
石川もその悲しき歴史の被害者であったのやもしれぬ。

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5 コメント

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Unknown (Unknown)
2008-10-21 16:08:05
石川には頑張って欲しいです。
>左SBの人材が豊富な鹿島
の部分がどうしても腑に落ちないんですけどね。
新井場がいないとなにもできないのが現状だし、期待はしてますが、宮崎君がどれほどできるかなんて未知数ですし。
移籍金くらい取っても罰当たらないと思いますけどねえ。2000万って「はした金」なんですかね?そのあたりの感覚はないのでわかりませんが。。
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Unknown (nakano)
2008-10-21 17:56:28
ついに移籍ですかぁ。
浦和戦では確かバーに当てたミドルがあった気がします。あれが入っていれば・・・。
一緒に良い時間を過ごせなかったことだけが残念ですね。

ただ、いつしかのインタビューで、石川にもしっかりとアントラーズのスピリッツが受け継がれている事を確信した記憶があります。
彼も間違いなくファミリーの一員ですね。

お互いにとって良い形での移籍は、いずれかけがえのない財産となり、鹿島にとって大きな力となってくれるでしょうね。
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コメントありがとうございます。 (原理主義者)
2008-10-21 18:07:47
ちょうど石川の入団と無冠が重なったように思えますね。
これで、しばらく別の道を歩むことになりますが、またどこかで会う日も来るでしょう。
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今更ですが・・・ (COZI)
2010-10-22 15:42:55
むしろ、石川選手がいるのになぜ新井場選手を獲ったのか疑問でした。

左SBには同い年の中村祥朗選手もライバルとしていましたが、彼のプレーを観て、相馬直樹選手の後継は安泰だと思ったのになぁ。

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コメントありがとうございます。 (原理主義者)
2010-10-22 16:13:37
当時のトニーニョ・セレーゾ監督が石川には不満に思っていたのでしょうね。
また、起用法などを思い出すと、新井場への信頼が非常に高かったように思えます。

相馬や名良橋のような選手はそう簡単には現れないですね。
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