今年の花粉は多い、と聞いていましたので、早くから警戒していました。確かに、多いようです。
花粉の飛翔を私は「味」として感じるのですが、今年は2月の後半だったと思います。ある日突然口の中に苦みを感じるのです。何か苦いものを食べたときのように。それが花粉症開始の合図です。
この現象が何なのか、いろいろ調べてみますが、よくわかりません。私の解釈では、花粉に反応して何らかの物質が唾液中に出ており、その何らかの物質が「苦く」感じる、というものです。もちろん、花粉そのものを苦い、と感じている可能性もあります。
ともかくこれが私にとっての闘い開始シグナル。まだ真冬のように寒い2月だったのですが、もう来たか、と観念しました。
今年の症状は重いです。ただ、覚悟していろいろ準備していましたので、なんとか凌いでいます。
そして改めて現在使用している薬の威力に感謝しています。私が愛用しているのはクロモグリク酸ナトリウムを主成分とする点鼻薬と目薬。ただし、使用法にはいろいろと注意をしています。
1) 点鼻薬は夜寝る前、両側の鼻が詰まっている場合のみに用いる。
2) 昼間はもっぱら目薬を使用する。夜は使用しない。
3) 点鼻薬も目薬も症状のある時のみ用いる。
点鼻薬の噴霧ではある程度の量が入ります。両側の鼻が詰まっていて、夜中に息苦しくて起きるな、と予想される場合には、夜中に起きて点鼻しないで済むように、寝る前に点鼻します。夜中に点鼻しますと、翌朝頭痛がし、ぼうっとした状態になるためです。これはかなり不快な状況で、すっきりするまでに随分時間がかかります。悪くすると昼くらいまでかかります。そこで、最近は点鼻薬は余程症状が重い場合に、就寝前のみ使用しています。
使用説明書には1日6回などと書いてありますが、私は日に何度も使用しますと頭痛がします。そのため、夜寝る前の1回のみと決めています。点鼻薬は使いすぎるとかえって鼻づまりがひどくなる、との情報があります。私も経験しています。また、突然鼻血が出ることもあります。
日中は目薬で十分です。目と鼻は鼻涙管でつながっていますので、目薬を使いますと鼻の方も症状が抑えられます。点鼻薬を使う必要がありません。
また予防的にはあまり使用しません。症状が出てきた場合に使用しますがそれでも十分改善しますので、不必要な投薬を避けています。
私の鼻づまり、鼻炎は最近の花粉症に始まったわけではありません。子どもの時から何度も鼻炎を指摘され、耳鼻科にしばらく通ったこともありますが、結局治りませんでした。鼻づまりはいつものことで、ティッシュが手放せない私でした。
ずっと続いた鼻炎とある程度縁が切れたのは20代半ば頃だったでしょうか。その頃酷い湿疹を患いました。いつかこの辺りのことは書いたと思います。そしてしばらく順調だったのですが、ある日花粉症を発症しました。子どもが生まれてからしばらくして、のことです。
(つづく)