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無知の知

ほたるぶくろの日記

野菜買いますよ

2011-03-23 23:53:44 | 日記
また太陽の活動が活発です。黒点のある面がこちらを向き始めました。今日は久しぶりのMクラスフレアも観察されています。また地球のマントルが刺激されてしまいますね~ 放射性物質が検出されたと報道されて、市場から茨城、栃木、福島産などの野菜が撤去されたりしているようです。なんとももったいない~
測定結果の数値付きで、売り出してくれたら買います、私は。全然なんてことはない数値ですから。職場の方たちも同様です。皆さん買います、とおっしゃいます。

そんなことより、はやく完全な電源の回復をし、原発の放射性物質を制御下におくこと、その後の封じ込めを完了させることです。その過程で放出される放射性物質は仕方がありません。現在のところでは深刻な汚染はない、ということが分かっておれば十分だと思います。報道の方はあまり人々の不安を煽る書き方は自粛して頂きたいです。それは裏にいろいろの意図を込めてされるのだとおもいますが、今現在一番被害を被り大変な立場に追い込まれているのは農産物の生産者の方々です。それは意図していないことだと思います。ひどく思慮が足りないと感じます。



先日の上昇以来高止まりして安定しています。

放射能について

2011-03-21 12:07:25 | 日記

放射能測定値の報道でみなさん不安になっていらっしゃるようです。全てを公表する、という前提のもと、ただ数値が提示され「ただちに健康への影響はない」というひと言の説明のみが付け加えられているためでしょうか。「マイクロシーベルト/時」という単位は普通の生活からはかけ離れた概念のものですし、「ただちに」という意味も普通の生活者にはほとんど「意味不明」なものであるためでしょう。忙しい行政の方々はそこまで気をまわすことができないのかもしれません。

少し計算して「CT撮影の100ミリシーベルト/回、放射線業務従事者の上限、50ミリシーベルト/年」などを考え合わせながら、今公表されている数値を考えてみます。公表されている「マイクロシーベルト/時」の環境中でずっと生活するということはどういうことなのでしょう。例えば宇都宮市の20日の値は0.153マイクロシーベルト/時でした。この環境で生活しますと一年間に1.34ミリシーベルト被爆することになります。つまりかなり低い値であって問題ない、ということになります。逆に放射線業務従事者の上限、50ミリシーベルト/年に匹敵する値とは5.7マイクロシーベルト/時です。この値を超えたら一時的に避難するのがいいかもしれません。

ところで、ほうれん草や牛乳の線量、ベクレル(Bq)値をどう考えるか?です。暫定規制値はヨウ素131が2000Bq/kg、セシウム134, 136, 137は500Bq/kgですが、この暫定規制値とは通常の規制値よりは高いが健康には影響のない程度に規制を緩めたものでしょう。ほうれん草の場合、露地物でしかも洗わない状態で測定されているそうなので、よく洗浄すれば10分の1にはなるでしょう。最高では15000Bq/kgあったということですが、洗えば1500Bq/kg、ゆでて灰汁抜きしますとそれでまた減りますから数回食すのはなんとも思いません。ハウス栽培ではさらに低いはずです。またヨウ素は半減期8日という短命な放射性物質です。放射線量は1ヶ月しますと10分の1以下、2ヶ月では200分の1以下になります。結局ヨウ素を十分取っていればなんということはありません。

ちなみに、人体にはおよそ6,000-7,000Bqの放射能があります。これは人体に含まれるカリウム40という放射性物質によるもので、さらに宇宙から飛来する様々な放射能、自然界に存在する放射性物質がいろいろあります。放射能泉(ラドン温泉とか)は大体100Bq/kg以上の放射能レベルをもつものです。皆さん健康によいということで利用されていますよね。さらに放射能は感染しません。放射能はこの世に満ち満ちている物です。毒物も同じですが、「絶対に安全」なものなどこの世にはありません。ですが、人々は「この基準であれば絶対に安全である」というものを求めます。その結果、極端に低い規制値を設定することになっています。そのあたりのことを頭に入れて頂いて報道される値を眺めていて頂きたいとおもいます。


氏神さまに感謝

2011-03-19 22:42:37 | 日記
この数日間、アリとキリギリスの寓話を何度も思いだしていました。被災地外の人々による買い占めなどが問題化する中で、この説話がおもいだされたのです。キリギリスは夏の間「歌って遊びほうけていた」。アリはキリギリスに馬鹿にされながらも夏の間必死に「働いていた」。そして冬が来て食べ物がなくなりキリギリスは大変困ったという説話であり、アリのように「緊急時にむけて備えておくことは大事」だという教訓だそうです。

この説話は深く考えますとおかしな点があるのですが、ともかく「緊急時にむけて備える」のはいいのです。しかしそれは何も起こっていない、平和なときになされることです。もう大災害がおこってからものを買いあさる、というのは限りあるものを独り占めしようとする行為に等しいことです。報道や呼びかけもあって、大分下火になってきたようですが、これからまだまだ大変なことが起こるようですから、人々の心がもっと助け合う方向へと開かれることを願うばかりです。

停電に関しても小さなお子さんのいる家庭では大変なことだろうと思います。義妹も苦労しているようです。電話で切々と買い物に行っても物がないこと、夜の停電で子供が不安になってしまうことなど訴えてきます。いつまで続くか分からないことも辛い点のひとつです。なんとか節電と他の停止している火力発電所などの再開によって、停電が回避されるようになればと思います。

太陽活動は今週大分落ち着いています。目立ったフレア活動もなく、黒点も減って静かです。非常に活発だった地震の前の一週間とは大違いです。ともかく少し状況が落ち着いてくれたらと思います。被災地にも少しずつ物資が入り始めているようです。私たちはその活動に支障がでないよう、それぞれの持ち場でやるべきことをたんたんとやっていきたいとおもいます。

東京から脱出する、という方もいらっしゃるようですが、私には仕事がありますし、いろいろ縁があってここに暮らしています。このご縁に感謝してこの土地の精霊に気餅を奉納し、東京で暮らしていきます。農産物や牛乳から放射性ヨウ素131が検出されていますが、それもまだまだ大したことの無い量です。それでもこうして逐一発表されるこの状況は悪くないと思います。不安を煽る「政府の陰謀」を言い立てる方々は、概して放射線に関してあまり知識のないままにあれこれと発信しているようです。自分の不安を調べることできちんと解消するのではなく、ただただ「不安だ」と叫び回っているだけです。そのような言説にくれぐれも振り回されることがないよう、気を強く持って、前向きに、建設的に困難に向き合っていきたいとおもいます。

一週間

2011-03-18 23:47:16 | 日記
今日で一週間経ちました。早かったような長かったような。被災地から比較的距離のある東京ですが、原発事故のことや、職場に家族が被災地にいらっしゃる方などいまして、この一週間は毎日が非日常でした。停電や交通網の大幅な乱れもありました。通勤も様子をみながら毎日ルートを変えなくてはなりませんでした。駅では照明を落とし、道路の照明も消灯しており全体的に暗くなっています。エスカレーター、エレベーターも停止しているところが多かったので、みなさんいつもより沢山あるかれたのではないでしょうか。また、自転車で通勤されている方も多くなったと聞いています。

ともあれ、こうしてなんとか危機を乗り越えようと皆で少しずつ努力することで、被災地の方々のさらに厳しい状況を思うことができるのは大事なことです。今回の災害の規模の大きさを改めて実感します。直接に何かをすることが叶わないまでも、常に被災地の方々の身の上を皆さんで思うことはできます。その気持ちは必ず何らかのつながりや縁によってお役に立つ方向に進むはずだとおもっています。忍耐強く、明るく、たんたんと過ごしていきたいです。