今日は久しぶりに根津美術館へ。非常事態宣言が出たものの、時間入場制なので密にはならないと判断しました。それでも念のため、早めの時間を予約しておきました。
今回のお題は「螺鈿」。私は無類の螺鈿好きで、今の私の心身を守るためには重要な展覧会なのです。今回これは「不要不急か?」と自問自答しましたが、特に今の私には必須の薬。美しいものに限らず、自分の「好き」な何かを「観る」ことは心の栄養であり、薬です。どちらかと言えば通院に近く「必要で急を要するので」行くことにしました。今回いろいろあって、この「視覚の薬」の効用を実感しております。
原宿から表参道を歩くのが私のいつものコース。表参道がまた刺激的な通りなのです。今回、流石に人出は少なかったのですが、建物や道ゆく人々の様子はいつも通り、アヴァンギャルド。この普通でない、何かを伝えようとする、人間の創造へのエネルギーが私は「好き」です。
それらを眺めながらずっと進むと根津美術館に着きます。
エントランスまでの廊下。美しいです。
展示は興味深いものでした。中国、朝鮮の螺鈿。鎌倉、桃山時代から江戸、大正の螺鈿、がいい塩梅に選び出され展示されていました。
一つ、絵葉書があったら買って帰ろうと思った品があったのですが、絵葉書はなく、残念でした。写真を撮ってくれば良かった。
根津美術館の魅力はその庭園にもあります。
寒かったのですが、どうしても廻りたいと思いました。
五葉松。きれいに整えられています。
そして、なんと氷が。昼ごろだったのですが、まだ凍っていました。
ここは花菖蒲の池です。ここもすっかり氷で覆われていました。
その後カフェで紅茶をいただいて、体を温めてから帰ってきました。カフェはほとんど貸し切り状態。滅多にないことです。
本当に1日中ずっと10度以下の真冬日でした。今週は東京でも最高気温が10度に届くかどうかの日々が続くようです。外出時は暖かくして出かけます。