今年の4月に次のような記事があったことを見つけました。
宇宙環境、10世紀にも変化 名大チームが確認 2013/4/24 0:00
地球に到達した宇宙線が993年に急増し、宇宙環境が大きく変化していたことを確認したと、名古屋大・太陽地球環境研究所の増田公明准教授(宇宙線物理学)らの研究チームが23日付の英科学誌電子版に発表した。
チームは775年にも同様の現象が起きていることを明らかにしており、今回が2例目。2例とも太陽活動が活発な時期に起きていることなどから、増田准教授は「この変化は、太陽表面で起こる爆発現象の『太陽フレア』の大規模な発生により起きたのではないか」と推測している。
チームは、樹齢約1900年の屋久杉の年輪を解析し取り込まれた炭素濃度を測定。その結果、宇宙線が大気と反応して生成され、太陽の活動周期の11年間で通常0.3~0.4%程度の変動しかない放射性炭素「炭素14」の大気中の濃度が、993年に0.9%高まったことを発見した。775年よりは小規模とみられる。〔共同〕(日経記事より全文引用)
屋久杉の年輪のC14上昇は太陽フレアによるもの、というのがどうやら最も有力な仮説のようです。
地球が太陽系の惑星だと実感します。様々な波長、様々な強さの電磁波が太陽から発射される。それが地球の電離層を突き抜け大気圏に突入し地球上の全ての物質に放射される。その影響のすべてが明らかになるとき、ヒトはもう進化しているかもしれません。