今朝テレビで報道されていたニュースには本当にぞっとするものがありました。「四国の神社でご神木が枯れる不思議」とのことで、忙しい朝なのですがテレビに釘付けになってしまいました。
四国のあちこちで樹齢数百年のご神木が枯れているというのです。なんとまあ、と思っていると業者がやってきて枯れた木は倒れたりして危ないですから伐って処分しませんか?お安くしておきますよ、と提案するわけです。そしてその枯れた御神木の根元をよく観察するとドリルで穴があけられ除草剤が注入されていたのが発見されたそうです。つまり何者かが意図的にそのご神木を枯らしたわけです。しかもその穴の深さは周到で4cm。そこにある樹木の導管に除草剤を注入することで効率よく除草剤を樹木全体に行き渡らせ枯らすことができるのです。そしてさらにそれより内側の木部(お宝の材木部分)は何も問題もなくきれいに保存されるというわけです。
少し調べてみますと、どうやらこれが最初の報道ではないようですね、すでに5月くらいにも報道されているのですね。この手法は以前九州で散見された手法だそうで、最近はもっぱら四国。そしてじりじりと紀伊半島に移っているそうです。こういう人間が出てくる時代です。それは国魂さまも怒るでしょう。情けないことです。お金のために神域の樹木に手を付けるとは。