無知の知

ほたるぶくろの日記

祖霊信仰

2010-02-08 23:30:48 | 日記

古代の人々は神まつりにおける神霊について、祖霊もまたその範疇に入るものとしておまつりしていたのではないか、と考える研究があるようです。古い神社の裏手、近傍、或は敷地のなかには古墳のあるケースがしばしばみられることなども知られています。これはその名残ではないかと考えられます。他界した先祖の方々に見守られつつ今を生かされていく、と考えますとなにか心強いものがあり、一人であって一人でないという共生感を感じることができます。

人はどこから来てどこへ行くのか、という問いがありますが、それはまさしく生命と言うエネルギー体の循環を問うているのではないでしょうか。それはつまり大自然の磁場からうまれ、またその大いなる大磁場へと帰っていくのだと思います。ただ人は魂をもちます。たんなる物質の循環では終わらないことを肝に銘じなくてはと思います。