Mar.5(Sat.)
■今日という日。
春の陽気なので“読み鉄”を実行することにした。読み鉄とは読書のために長時間電車に乗ること。学生時代から、読書の主な場所は電車の中だった。そのため今でも車内読書が一番集中できる。
最初は山野浩一の本を持っていこうとしたが、出かける寸前に気が変わり、川上未映子の本にする。ずいぶん前に購入したものの、3分1程度しか読んでいない短編集だ。
ルートは決まっている。小田急線の各停で厚木まで。
厚木で相模線に乗り換える。これで茅ヶ崎まで。荒井由実の『天気雨』に出てくる行程だ。当時は非電化だったが、今では電化されている。しかしながら相変わらずの単線。ドアは乗客がボタンで開け閉めとローカル線感は色濃く残っている。
昼食どきに茅ヶ崎についたので、まずは腹ごしらえ。ネットで評判のよい『萬蔵丸』へ。誤算だったのは、思っていたよりも遠かったこと。駅から30分ほど歩いた。
オススメの『網元定食』を食べる。今の時期、禁漁期間なので生しらすがないのが残念。
近くの柳島の海岸から鵠沼海岸を目指して歩く。
暖かい週末だが、さすがにまだ来る人は少ない。
広い砂浜はほぼ貸し切り状態。風が強く、砂が顔を打つ。それもまた楽しい。
遊歩道もあちこち砂が堆積している。シーズンになったら片付けられるのだろう。これもまたオフシーズンならではの光景だ。
のんびり歩いたので、2時間半ほどで鵠沼海岸に到着。
鵠沼海岸駅から小田急線を乗り継いで、経堂へ戻る。
夕食は家人(大)のリクエストで『松ちゃん』へ。