ニンニクと指先

2009年04月29日 09時44分01秒 | ギモンのかけら

ニンニクが好きなので、
料理をするとほぼ必ず使う。

ニンニクを使うと、
必ず指先に匂いが残る。
手をよく洗っても、
かすかに匂いが残る。

ニンニクの匂い自体は嫌いではないので、
不快ではないのだが。

毎日大量のニンニクを使っている、
たとえばイタリアンのシェフの指先は
どうなっているのだろうか。
ニンニクの匂いが染み付いているのだろうか。

ドラキュラが襲い掛かってくる。
しかし、イタリアンのシェフが指先を向けた途端・・・。

まあ、今さらニンニクを怖がる吸血鬼の話もないだろうが、
ふとそんなシーンを妄想した。

パニックと伝達

2009年04月28日 00時25分15秒 | コメディのかけら
近所の飲食店の隣のアパートの配電盤から出火した。

「早く火を消さねば!」
と思ったが、その飲食店には消火器がなかった。

そこで、近くの飲食店Bに行き、
「消火器、ありませんか!」
そう尋ねた・・・つもりだった。

しかし、尋ねた店員はあまりに慌てていた。

入口付近にいた客にはこう聞こえた。
「牡蠣、ありませんか!」
・・・いくらなんでも牡蠣を借りることはないだろ。

女性店員にはこう聞こえた。
「塩、ありませんか!」
・・・塩を切らす飲食店って。

店主にはこう聞こえた。
「箸、ありませんか!」
・・・どうすればこう聞こえるのか。

パニック状態の人間が、
他の人になにかを正確に伝えるのは、
なんとも難しいことのようだ。

観劇:『ベコニアとしあわせ』

2009年04月26日 23時26分53秒 | エンタメのかけら

下北沢OFFOFFシアターで、
経済とH公演『ベコニアとしあわせ』を観る。

企画&作の佐藤治彦さんにお招き頂いたので。

いつものごとく感想の詳細は略。

だけど、ちょっとだけ印象を書くならば。

劇的となりうるテーマなのに、
その読後感がやけに軽やかなのは、
作風か、戦略か、それとも作者の人間観か。

観劇:『リビング』

2009年04月25日 09時40分46秒 | エンタメのかけら

王子小劇場で、
カスガイ公演『リビング』を観る。

脚本の登米裕一君に招待して頂いたのだ。

感想の詳細はネタばれを防ぐためもあるので、省略。

それにしても、
登米君の書く脚本の人物設定はとても魅力的だ。
今回の「永劫院永久」という登場人物で、
本作からスピンアウトした作品が作れるのではないか。

途中で、物語の行方が次第にわかりはじめ、
どのように着地させるのかと思っていたら、
意外と明るく親切なラストだった。
それが悪いというわけではない。
エンターティメントという意味では、
そっちの方が正しいと思う。

ただ、個人的には、というかあくまで個人的な趣味なのだが、
もっと悪意に満ちた、もっと理不尽な、もっと暗示的な、
そんなラストも観てみたいと思った。
なんとなく引っかかったものがあるまま、
劇場を後にするにも嫌いではないからだ。

アルコール濃度と換算

2009年04月24日 09時05分03秒 | コメディのかけら
昨日の騒ぎの続報を、
朝の番組で見ていた。

すると、警察で取り調べを受けた時の
血中アルコール濃度の話になった。

%でいってもわからないと思ったのだろう。
たとえが出てきた。

「缶ビール8缶を一気飲みしたと同じぐらいの
 血中アルコール濃度」

そこから推測して居酒屋で泥酔していた時は、

「なんと缶ビール16本を一気飲みしたと同じ」

なんと、じゃないよ。

缶ビール16本も一気飲みできないし。

もっと強い酒に例えたらどうだ?
ワインなら?
焼酎なら?
ウイスキーなら?

換算という伝え方は、
まったくもって難しい。

スーザン・ボイルをあらためてよく見る

2009年04月23日 08時55分25秒 | エンタメのかけら

先週話題になった、
スーザン・ボイルの映像を、
あらためて見直してみた。

あの映像の爽快感は、
会場に満ちていた見下した空気が、
彼女が歌い出した途端に、
一気に反転するところだ。

そのためには、
歌い出すまでの、
冷ややかな空気は、
なるべく濃厚な方がいい。

そこの作り方がうまい。

審査員が冷笑しているのは、
そういう役どころだからだろうが、
「将来の夢?」と聞かれた彼女が「プロの歌手になるところです」
と答えた後にワンカット、客席の女性の顔がインサートされるが、
その露骨に「ありえない」といった表情が、
いい感じに効いている。

あれが日本の番組ならば、
そもそも観客はあそこまで露骨な表情しないだろうし、
たとえそんな観客がいたとしても、
ちょっと使いづらいと躊躇するところだろう。

しかし、会場を包んでいたあの見下した空気は、
彼女のパンチの効いた容姿と年齢だけが理由なのだろうか。

以前、聞いた話だが、
イギリスには今なお階級社会が現存し、
そのあたりをネタにしたコメディもある。

ここからは想像だが、
彼女の見た目は、ある階級の典型的な姿だったのではないか。

あるいは、彼女が住んでいる
「ウエストロージン州・ブラックバーン」
という土地も気になるところだ。

今度、イギリスやスコットランドの事情に詳しい知人に、
そのあたり聞いてみようと思う。


渋谷の古いエレベーター

2009年04月22日 00時18分03秒 | ホラーのかけら

そこは渋谷駅から徒歩3分ほどの場所だった。

古い雑居ビル。

その3階に用事があった。

到着して驚いた。

エレベーター扉の開閉が手動なのだ。

扉は二重で、普通の扉と中は格子の扉。

乗るときは、その二つを手で開ける。

そして、降りた後、二つの扉を閉める。

もしかすると降りた先は別の時代なのではないか、
そう思わせる不思議なエレベーターだったのだ。

それにしても乗っている最中に、
地震が起きないことだけを祈りたい。

ある寿司屋のトイレ

2009年04月21日 01時19分41秒 | コメディのかけら

最近、飲食店のトイレは、
リステリン的なものやメイク直し用の綿棒など、
いろいろな親切アイテムが用意されているところが増えている。

それはいいことだ。

だが、今日、昼食に入った寿司屋にトイレには驚いた。

胃薬(顆粒)がおかれていたのだ。

飲みすぎ・食べすぎへの気づかいだとは思うが・・・。

寿司屋のトイレに胃薬は逆効果だ思う。

妊娠と糖尿病

2009年04月18日 03時50分50秒 | チシキのかけら
経産婦には常識なのかもしれないが、
妊婦が糖尿病だと、
おなかの中の子どもが普通より早く大きくなる、
という話を今日初めて知った。

糖尿病ということは、
高血糖なわけだから、
その分のおなかの子どもにも栄養が多くいくために、
早く大きくなるということか。

理にかなっている。

でも、その分、出産に負担がかかるため、
けっしていいことではないのだろう。

定額給付金の使い道

2009年04月16日 07時38分59秒 | その他のかけら

世田谷区に住む我が家にもようやく書類が来た。

3人家族なので、
44000円。

され、これは何に使うべきか。

僕の分だけだと、12000円。
CD3枚買えば終わり。
『細野晴臣の歌謡曲~20世紀BOX』は・・・
あ、10000円か。
これもいいな。

じゃあ、家族3人で使うなら。

近場な温泉なら・・・
宿にもよるがちょっと微妙か。
いや、足が出る。

これが「京都に行きたい」と言い出したら、
往復の交通費にしかならない。

定額給付金。

どう使うのが正解なのか。

チェーン店が増殖する中がんばる、
地元の個人経営の飲食店で使うとするか。

背後のあやしい会話

2009年04月15日 00時29分42秒 | コメディのかけら

お台場のスタバで本を読んでいたら、
背後からあやしい会話が聞こえてきた。

どうやら、スカウトしたにも関わらずレッスン料をとる
サギまがいのモデルプロダクションに引っかかった女の子たちが、
同じくモデル業界人らしき男性に相談しているようだった。

男は大きな声で、
「こんな契約書ありえないね」
「こんなこと書いちゃ労働基準法違反だよ」
などともっともらしいことを言っている。

だが、よく聞くと、
この男もかなりあやしい。

なにを見せたのかまでは聞こえなかったのだが、
「アミューズのサザンのマネージャーに見せたら、
 あんなの中学生の文化祭以下だよ」
あるいは彼女たちの契約書に対して、
「一応これ、大手プロダクションにトップに見せてみるから」

さらには、
「これ、社長?なんかパッとしない名前じゃん」
「なんだよ、この字。中卒みたいだよねー」

あやしい。
かなりあやしい。

騙された彼女たちに、新たな魔手がのびているのか。

腰を走る痛み

2009年04月14日 03時21分20秒 | その他のかけら

それは突然やってきた。

朝、仕事をしている途中で、
椅子から立ち上がると、

ビビビビビ!

そんな感じで腰から太ももにかけて、
痺れのような痛みが走った。

思わず妙な体勢になるような痛み。

幸い数歩歩くと痛みは引くが、
また座って立つと痛みが戻る。

こ、これは・・・。

坐骨神経痛か?
それとも別の原因か?

いずれにしても不吉な痛みだ。

困った。

職種別着まわし

2009年04月12日 09時42分54秒 | コメディのかけら

会議室にあったファッション誌をめくっていたら、
「職種別着まわし」
という記事があった。

それはいい。

気になったのは、
その記事の内容だ。

「今回は実在の企業勤務という設定で、
リアルなお仕事コーデに迫ります」

モデルの女性が、
「もしもサントリーの社員だったら」
「もしもdocomoの社員だったら」
という設定で、
”お仕事コーデ”している。

これ、サントリーの社員が見たらどんな感想をもつのか。
男性と女性とでも違うはずだ。

それはさておき。

この企画、おもしろいなあ。
もっといろいろな企業の”お仕事コーデ”をしてもらいたいものだ。

「もしもサンリオの社員だったら」
「もしも村田製作所の社員だったら」
「もしも赤ちゃん本舗の社員だったら」


彼女たちはどんな服を着るのだろうか。

見積もりに悩む

2009年04月10日 01時38分28秒 | 業界のかけら

「見積もりを出してください」

広告代理店の人からそう言われた。

見積もり?

僕たちの仕事のギャラは、
先方から金額が提示されることが普通だ。
時どき、ギャラはどれぐらいかと聞かれることはあるが、
「見積もり」と言われたことはない。

初めての経験だ。

どうしたものか。

今回僕は、某社にプレゼンする広告企画の会議に3回参加し、
それを受けて、企画の一部であるストーリーを2パターン書いた。

テレビの仕事の場合、
企画が着地して初めてギャラが発生することも多く、
今回と同じぐらい働いてもただ働きということはざら。
稀に企画を作っただけでギャラをくれることもあるが、
微々たるものだ。

だが、代理店の場合は、
プレゼンのためにそこそこ経費もかけるという。

さて、僕はいくらの「見積もり」を出すのが妥当なのだろうか。

青山通りと視線の集中

2009年04月09日 00時25分40秒 | アイデアのかけら

青山通りの舗道を歩いていたら、
カメラマンが、
大きなカメラを、
ある商業ビルの上方に向けていた。

それはいい。

だが、その手前で、
おそらくそのカメラマンと同じ仕事のスタッフが、
小さなカメラを同じ場所に向けている。

合計3人。

その様子を見た通行人たちは、
なにがあるのだろうかと、
思わず上を見上げていた。

視線が操られている。

その様子が興味深かったのだ。