視聴率もミステリー

2016年09月30日 11時42分28秒 | 業界のかけら

先日オンエアしたフジテレビの『世界の何だコレ!?ミステリー』4時間SP、
視聴率は9.9%だった。

視聴率は年齢層ごとにも出る。

それを見ると、
C層(4才~12才)
T層(13才~19才)
F2層(35才~49才)
M1層(20才~34才)
M2層(35才~49才)
(※Fは女性、Mは男性)
で横並びトップ。

8つの年齢層の中で5つの層でトップ。

なのに、全体視聴率ではなぜかトップにならない。

こういう現実を目の当たりにすると、
今や「視聴率」そのものがミステリーである。

ハクビシンのカップル

2016年09月25日 12時24分20秒 | 経堂通信

僕の住む世田谷の住宅地ではハクビシンが出没する。

知り合いの飲食店の主曰く、
繁殖期なのかある時期になると、
夜中に二匹並んで歩くハクビシンをよく見かけるという。

普段、人の気配がするとすぐに逃げるハクビシンだが、
デートに夢中なようで、この時だけはすぐ傍まで近寄っても逃げようとしない。

そのまましばらく見ていると
二匹揃って生け垣をくぐり、
ある家の広い庭にしけこんでいったそうだ。

ピントのズレた叱責

2016年09月24日 11時05分39秒 | コメディのかけら

赤坂駅の階段。

小さな男の子が傘を振り回していた。

傍に母親がいて小声で注意していたが、
さほど本気な感じではなく、
だから男の子も傘を振り回すのをやめない。

危ないなあと思っていたら、
案の定、次の瞬間、傘は男の子の手を離れ宙を飛んだ。
階段を勢いよく滑り降りていった。

下に人がいなくてよかった。

ようやく母親が怒鳴った。

「ダメでしょ!買ったばかりなんだから」

六本木一丁目の呪詛

2016年09月24日 00時37分24秒 | コメディのかけら

溜池山王から南北線に乗ると、
どこからか女性の声が聞こえてきた。



「ご覧、六本木一丁目でみんなぞ~ろぞろ降りるから」


なんだなんだ?

次の駅は六本木一丁目、
確かに大勢降りるだろう。

だが、なぜそれを告げる必要がある。

電車がホームに滑り込む。

再び声がする。

「ほぅら、みんな六本木一丁目で降りるから。
 降りる前にみんな✕✕(聞き取り不能)するんだよ。
 あさましい!!!」

なぜ彼女は、六本木一丁目で降りる乗客を呪詛するのか。

マルクス化

2016年09月23日 07時27分01秒 | コメディのかけら

「この現状が我々に改革のインセンティブを与えます。
日本の人口動態は、逆説的ですが、
重荷ではなくボーナスなのです」





日本の首相のグルーチョ・マルクス化は進行する一方。

料理とナレーション

2016年09月21日 10時52分44秒 | 業界のかけら
日本語には「味」を表現する言葉が少ないと、
筒井康隆がエッセイで書いていた。

とはいえ、
ある番組のディレクターが作成した仮ナレ(下書き)には困った。

「旬の食材と味にこだわった選りすぐりの7種類の前菜です!」
「あっさりとして独特の風味が特徴の白身魚です」

ほぼこんな感じ。

もちろんこれを直すのが僕の仕事なわけだが、
冒頭のような理由で直すにしてもいつもより時間がかかる。

かと思ったら調理のところの突然、

「最後にルイユをかけて出来上がり」

ルイユ?
僕も知らない言葉だ。
検索してようやくわかる。

そんな言葉を使っちゃダメだろ。
おそらくディレクターもよくわからぬまま、
シェフの言葉を丸写ししただけに違いない。

それにしても独創性がウリの料理の味を食べてもいないのに、
ナレーションで説明しろって言われてもなあ・・・無理だよ。

だったら食わせろ。


しかしながらよくよく考えれば、
小説と違ってテレビには料理の映像がある。
だから無理に味の描写はせず、
ナレーションでは素材や調理方法について説明すればいいんだと思うし、
そうするように心がけている。

まあ、そのためには素材や調理方法に関する情報が必要で、
それをわかって取材しているディレクターならいいんだけど、
そうじゃない人だと、これまた苦労する。

だから…

やっぱり食わせろ!


新しい日本語

2016年09月20日 23時54分16秒 | コメディのかけら

電車の中で休日の女子高生たちの会話が聞こえてきた。

  女子① 「昨日、新しい日本語、覚えたんだよね」
  女子② 「なに?」
  女子① 「・・・忘れた」

女子①、しばし自分のLINEを確認して。

  女子① 「あ、伏線。伏線がわからなかった。

しばし、年上の知人に聞いた「伏線」の意味を説明した後、

  女子① 「初めて知ったんだよね、伏線って言葉」
  女子② 「別に知らなくていいことだから、いいじゃん」

ベネゼエラ取材

2016年09月18日 23時39分21秒 | 業界のかけら

ベネゼエラ取材からディレクターが戻ってきた。

現地は今、非常に危険な状態で、
「車から降りてはダメ」
「ホテルから出てはダメ」
といった状態らしい。

病院の取材をして来たのだが、
不特定多数の人の目に触れる場所では、
カメラを出すなと注意されたそうだ。

さすがに病院では襲われることはないが、
目をつけられ、後で襲われることがあるという。

3年ほど前は、
ミス・インターナショナルを排出することで知られるベネゼエラで、
養成学校や豊胸手術の実情を女性ディレクターが気軽に取材できたのだが。

こんなお国の事情の変化、実は我々は知らない。
それを伝える番組があってもいいと思うのだが。

『September』を聴きながら

2016年09月17日 23時38分41秒 | アイデアのかけら

原田知世がカバーした『September』を聴きながら思う。

この歌の中の9月は、ずいぶん涼しそうだ。

ここ数年、夏の名残りは長く、
9月といえども蒸し暑い日々が続く。

竹内まりやがこの歌を歌ったのは1979年。
それから37年。
もし2016年にこの歌を作ったら、
松本隆は「September」と書いただろうか。
「October」にしたかもしれない。

9月を歌った歌はたくさんある。

日本が亜熱帯化していく将来、
9月の歌を「?」と思う人たちが増えていくのでは。
そんな気がしてならない。

想像上の『シン・ゴジラ』

2016年09月16日 09時13分48秒 | コメディのかけら


「大臣、ゴジラが現れました!」

驚く防衛大臣の顔のアップ。

ポツッ、ポツッ、ポツィ、ポツッポツィポツッポツィポツッ・・・


蕁麻疹が現れる。

「かゆっっっっっっっ!!!!!」

防衛大臣、体をかきまくる。



結局まだ観ていないので・・・

想像上の『疹・ゴジラ』

残念な酒

2016年09月15日 01時14分24秒 | 写真のかけら

近所の店で勧められた日本酒。

美味い。

ただ、ラベルがあまりに残念だ。

ハート型に切り抜くセンスもどうかと思うが、
ならば瓶の色を茶色じゃない方がよかったのではないか。

ハートの肩に付けられたラインストーンがまだ侘びしさを増す。

せっかく美味しいのに、ラベルで損をしている。






夕方の異変

2016年09月14日 09時49分38秒 | 写真のかけら

某広告代理店に夕方行くと、
いつもトイレの個室が満室だ。

一度だけではない。

定期的に訪れるのだが、
ほぼ毎回、満室なのだ。

けっこう個室の数はあるのに…。

夕方になるとみんな、腹具合が悪くでもなるのだろうか。

謎。







ネットはまだ万能ではない

2016年09月11日 22時36分36秒 | アイデアのかけら

ある仕事のために調べ物をした。

今後の仕事のネタバレになるので、
詳細は秘するが、
江戸時代の娯楽に関してだ。

調べるうちに、なんとも悩ましい状態になった。

僕が知りたい情報の詳細が載っている本には、
とりあえず行き着いた。

しかしながらその本はすでに絶版で、
中古書を入手するには一週間以上かかる。

さらに僕が欲しい情報が載っている江戸時代の本があることもわかったのだが、
その内容を知るためには図書館に足を運ばねばならぬようだ。

ややもすればネットは万能なようだが、
こういう事態に直面すると、
まだまだ油断してはいけないと思う。

タクシーとシートベルト

2016年09月10日 22時44分05秒 | コメディのかけら

新橋からタクシーに乗ったら、
発車前に運転手に言われた。

「ダンディなお客様には特別にシートベルトをお願いしているのですが」

思わず内心笑ってしまったが、
どうしたものか様子をうかがっていると、

「会社から言うように言われているんですよ」

なるほど。
それで考えた言葉か。

その努力に敬意を払い、
素直にシートベルトを締めたのだった。

愛のリコーダー

2016年09月09日 23時21分13秒 | コメディのかけら

どういう話の流れか忘れたが、

「それは好きな女の子のリコーダーを舐めるのと同じ」

そんな例えが挙がったのだった。

僕は舐めたことないし、
まわりにも舐めた人間はいないが、
「あるある」ネタとして語られるネタだ。

すると、会議を仕切っていた男が言った。




「リコーダーを舐めるっていうのが全然わかんないんですよ」


まあ、そういう見解もあるだろう。


「僕ならリコーダーにチ○コを押し当てます」




それはそれでわからないよ。