地元の個人経営の飲食店では、
支払いはなるべく現金でするようにしている。
先日、ある店がカードも使えるようになった。
親しい店主なので、現金とカード、どっちの方がいいか尋ねると、
やはり答えは「現金」だった。
飲食店は薄利だ。
個人経営の小さな店では、
カード会社の手数料で受けるダメージは大きい。
これを解決する簡単な方法は、
料理やドリンクの値段を上げて、
手数料分をカバーすることだが、
現金で支払う人もまだまだ多いので、
値上げすると客が離れる危険性がある。
だから踏み切れないという店も多い。
ある店は、カード支払いの場合、
手数料分をプラスして貰うというかたちにしている。
たしかに、悪くないやり方だ。
場所によってはそれで文句を言う客もいそうだが、
幸いにして、その店に来る客に、そんなヤツはいない。
カードで支払うのは便利だけど、
店が手数料を支払っていることを、
もっと認識してもいいと思うなあ、消費者も。
