ひと足早い冬休みで、
マレーシアのランカウイに行ってきた。

滞在中、世界中のツーリストが集まるパンタイ・チェナンまで食事に行った。

観光客で賑わう通りに、
バックパッカーが置いていった本を売る古本屋があり、
国別に本が並べられていた。
JAPANもあった。

小説、エッセイ、いろいろな本が並ぶ中、こんな一冊が。

「人間交差点」

確かにここは、ある意味”人間交差点”ではあるが・・・それにしても・・・。

この本の持ち主は、なぜこの漫画を旅の友に選んだのだろうか。
そして、南国の島で、どんな気持ちで、この漫画を読んだのだろうか。

ある会議で、
橋本環奈の話題が出た時、
同席していたPがこう言った。

「電通も博報堂も、代理店の連中はすぐ食いにいきましたよ！」

蛇足ながら説明すると、「食う」というのは何らかの仕事のオファー、あるいは、コンタクトしたということである。

いいなー、まるで『きまぐれコンセプト』に出てきそうな、その言葉。

それにしても、天下の美少女相手に、その言い方はどうなんだ？

大手の広告代理店に行くと、
オフィス部分に入るドアは施錠されている。

毎回行くたびに面倒だと思っていたのだが、
今日その理由がわかった。

日本の大手広告代理店は、
一社で複数の競合他社の広告を手がけている。
ライバル同士の広告を同じ会社が受け持っているという、
ちょっとおかしな事態となっているのだ。

そこでお互いの情報漏洩を防ぐために、
各フロアのオフィス部分のセキュリティが厳しくなっているそうだ。

まあ、入り口のドアだけ閉めても・・・という気もするが。

ちなみに、アメリカでは１つの代理店が競合他社をクライアントにすることはないらしい。

知り合いのプロデューサーは、
我が子へのクリスマスプレゼントに添えるカードの文字は、
部下に書いてもらうそうだ。

自分の文字だと、我が子にバレてしまうからだ。

サンタクロースを信じている年齢にしては、鋭すぎるじゃないか！

知り合いのディレクターが、
去年のクリスマスに、
Amazonで買ったプレゼントを包み直しているところを子どもに見られて慌てた、
という話をした。

すると、それを聞いていた女性ADが「そんなの全然いいですよ」と言い出した。
曰く、

「私なんて子どもの頃、郵パックまま渡されましたから」

郵便屋さんがサンタクロース。

正月休みのホテルはエクスペディアで予約した。

ホテルはとれたが、
出したリクエストに対する返事がなかなか来ない。

ホテルにも直接メールしたが、やはり返事は来ない。

エクスペディアのサイトを見ると、
電話での問い合わせもできるとあった。

電話をかけて用件を告げると、
その場でホテルに電話をかけて確認してくれると言う。

保留のまま待つこと３分。
リクエスト内容の確認がとれたと返事があった。

素晴らしい！
日本の予約サイトでこういう問い合わせをしたことはないけど、
こんなふうに迅速に対応してくれるものなのだろうか。

最後に今日の問い合わせ番号を告げられた。
何かの事情で再確認したい時、その番号を言えば、今日の記録が出てくるというわけだ。
「シンガポールのＳと８桁の数字」
その時はじめて、シンガポールに電話していたことを知った。
どうりで日本語の発音に妙な響きが混じっているはずだ。

ちなみにエクスペディアから連絡があったせいか、
後日、ホテルからも丁寧に返信が来た。

よかった。

冬山でロケをすることになった。

その話を聞いたプロデューサー曰く、

「くれぐれも低体温症には気をつけてくれよ、
　コンプライアンス的に」

いやいや、それはコンプライアンス的にではなく、「人道的に」だよ。

企画会議で若手スタッフが、
「３Dプリンターで理想のおっぱいを作る」
という企画を出してきた。

芸人を集めて、
それぞれが理想とするおっぱいを３Dプリンターで作るのだという。

ここまでなら僕でも思いつく。

だが、彼の着想にはまだ先があった。

「完成したらワコールの人に来てもらって」
「ワコール？何のために？」
「理想のおっぱいが何歳の人のものか見てもらって、
　実は熟女好きだったとか、そういうのがわかったりして」

なんでそんなことをしなくちゃいけないんだ？
隠れ熟女好き、隠れロリコンをあぶりだそうというのか？

そもそもおっぱいの形だけで年齢がわかるかどうかも疑問だし。

どうして、こんな蛇足をつけたんだろう。

理解できない分、彼の着想は驚異でもある。