一番目か三番目

2010年05月30日 09時34分55秒 | コメディのかけら

小田急線が代々木上原駅に到着すると、
ちょうど向いのホームに千代田線が入ってきた。

いいタイミングだ。

そう思って乗り換える。

だが、土曜夜のかなり遅い時間のせいか、
なかなか出発しない。

すると、また小田急線がやってきた。

しかし、まだ出発しない。

さらにもう1本、小田急線が来た。

そしてようやく出発した。

なんだろうこの釈然としない気分は。
乗り換えた時にラッキーな気分は消え、
むしろむかついていた。

だが、僕が乗ってきたのが3本目の小田急線だったら、
とても気分よく乗っていたに違いない。

同じ千代田線なのに。

人生の意味とひっかけて、
なにかうまくまとめたいところだが、
今のところなにも思いつかない。
ただそういう事実があったことだけを記録しておこう。

読書:『産んじゃえば?/長坂まき子』

2010年05月27日 11時13分33秒 | エンタメのかけら

ちょっと前に、
日本テレビのロビーで、
すれ違いざまに大人計画社長の長坂さんに挨拶された。
お会いするのは10年ぶりぐらいだろうか。
「よく覚えているもんだ」
そう驚いたものだ。

大人計画の役者陣や作家陣が売れているのは、
もちろんその才能もあるけれど、
実は長坂さんの存在は大きいと思う。

長坂さんは別に芸能プロダクション出身ではない。
劇団の制作だ。
なのにプロダクションの人間のように、
劇団員を売り込み、成果を収めてきた。
彼女のような存在は、
少なくとも小劇場系では稀有あるいは唯一無二である。

そんな長坂さんの出した出産・育児本だ。

一筋縄ではいかない才能たちを束ねる
『大人計画』の母だけあって、
さすが独自の感性や観察眼、表現がそこここに登場する。

何箇所か声を出しそうになるほど笑った。

それにしても、
巻末の対談に出ている伊勢志摩さんの写真を見ると、
彼女が母親であることも驚きだし、
そもそも子どもは小学校の社会科で「伊勢志摩」について学んだ時、
我が母のことをどう思うのだろうか心配になった。
まあ、母親の名前が「ばなな」よりはいいか。

PASMOで支払い

2010年05月27日 10時28分36秒 | コメディのかけら

ドラッグストアで買い物をして、
PASMOで支払った。
すると店員が、

「400円、吸い取りました」

吸い取る?

「BRATOP」のCM

2010年05月26日 10時08分15秒 | アイデアのかけら

ユニクロの「BRATOP」のCMに、
ついつい目が留まってしまう。

と書くとそんなに女性の胸や裸の背中が好きなのかと思われそうだが、
そうではない。

あのCMの静謐さに惹かれるのだ。

静かな音楽。
ノーナレーション。

目を閉じてCMを聴いているとわかるが、
視聴者の気を惹くために、
CMというのは音楽とナレーションに満ち溢れ、
基本的ににぎやかなものだ。
その間にあってあの静謐さは、
逆に目立つ。

いいアイデアだ。

そして冒頭に出てくる女性の背中も美しいし。

バツイチの男性とつきあう方法

2010年05月25日 08時47分59秒 | コメディのかけら

バツイチの男性とつきあうと、
どうしても前妻と比べられる。

当人どうしだけなら、
それはさしたる問題ではないが、
つきあいが深くになり、
男性の両親とも会うようになると、
事態はやや深刻となる。

もし前妻の方が美人だったら。
もし前妻の方が内容的にも優れていたら。

どちらも前妻に負けている(と思い込んでいる)
現在バツイチ男性と交際中の知人は、
母親にこうアドバイスされたそうだ。

「相手の親の前ではバカになりなさい。
 ”ああ、このコ、バカなんだわ”と思われたら、
 かわいがってもらえるから」

深イイ。

VTRのお値段

2010年05月22日 00時35分32秒 | 業界のかけら

スタジオ収録で出す、
いわゆる「サブ出しVTR」のプレビューをしていたら、
VTRを出す前にAD君が言った。

「このVTR、8万円かかるんですけど」

あるアニメを使ったVTRなのだが、
動画なら1秒3000円、
静止画なら1秒1000円、
と金額の詳細を説明しだした。

制作費の少ない深夜番組。
AD君としては気をつかって、
最初に金額を言ったのだろう。

しかし先に言われてしまうとテンションが下がる。

でもこれが、
不景気な今のテレビ界の現状なのだ。

駅前再開発と寿司屋

2010年05月18日 10時08分52秒 | アイデアのかけら

二子玉川に親の代からよく行く寿司屋がある。

なんの変哲もない普通の街の寿司屋である。
でも、縁あって馴染みの店となった。

最初は駅からちょっと離れた場所に、
独立した店舗としてあった。
それが貸し店舗だったのか、
自分の店の持ち物だったのかわからない。
でも、座敷もあり居心地のいい空間だった。

駅前の再開発が始まり、仮店舗に移った。
前より駅から近くなったが、
店内には個室の座敷もいくつかあり、
居心地のよさはあまり変わらなかった。

そしてこの4月、
再開発の一部が完成し、
店は駅前のビルの中に移った。

移転して初めて行って驚いた。

まず店の広さが半分ぐらいになった。
もう個室はないし、
テーブルとテーブルの間隔もかなり狭い。

さらに驚いたのは料理だ。
まずメニューが減った。
そして残っている一品料理も、
値段は据え置きだが、
明らかに量が減っている。

どうしてこんなことになったのか。

メニューが減ったのは、
料理人の数を減らしたからのようだ。

料理の量げ減ったのは収益率を上げるためだろう。
テナント料が高いのか。
それとも店舗が狭くなった分だけ客の数が減るため、
客一人あたりの儲けを増やさないといけなくなったのか。

真相はわからない。

でも、かなりがっかりした。

再開発でいろいろなことが便利になるのだろう。
でもその陰で確実に失望も生じているはずだ。

まあ、なんというかそれは、
我が家にとってとても悲しい出来事だったのだ。

『1Q84』誤読

2010年05月15日 08時59分03秒 | コメディのかけら

『1Q84』のBOOKⅢをテーブルの上に出しっぱなしておいたら、
それを見たと思しき家人(小)が言った。

「”アイキュー84”ってさー」

それはさておき。

出版業界では、
BOOKⅣが出る、という噂があるそうだ。

なるほど。

確かにあそこで終わられてしまうのは、
BOOKⅡのラストよりも、
ある意味、気持ち悪い。

だが、問題はもう12月まで来てるんだよな。
続きを書くとなると『1Q85』になってしまう。

それとも続編だがタイトル自体変わるのか。
『スターウォーズ』のように遡るのか。
そもそも単なる噂でやはりあれで終わりなのか。

電話をかける理由

2010年05月14日 07時54分49秒 | コメディのかけら

僕が「魔女」と呼んでいる女性Pがいる。

いつも魔女ならではの突飛な発言で驚かされるが、
昨日ひさびさにかかってきた電話も妙だった。

「いつも用事がある時ばっかり電話してごめんなさい」

いや、それで構わない。
むしろ用事のない時に電話をされても困る。
つきあっているわけじゃないんだから。

さすがは魔女。

搭乗と携帯電話

2010年05月11日 14時10分19秒 | ギモンのかけら

今まで知らなかったのだが、
搭乗したら携帯の電源を切り、
到着して機外に出るまでは電源を入れてはいけない、
というルールは日本の航空会社だけらしい。
海外の航空会社は全然OKだという。

そもそも携帯禁止のルールは日本の航空法で定められたもの。
計器に影響を与えるからだという。

しかし本当に影響を与えるのだろうか。
その実証はあるのだろうか。

もし本当に影響を与えるとしたら、
機体の製造メーカーがそれを禁止事項としているだろうから、
日本はダメだけどアメリカならOKという事態にはなりえないはずだ。

なぜそこまで頑なに搭乗後の携帯を禁じるのか。
その事情を知りたいものだ。

あの飛行機のトイレはよかった・・・続き

2010年05月10日 14時53分55秒 | アイデアのかけら

昨日、ANAのベテランCAさんと話をする機会があり、
先日乗ったルフトハンザのトイレの件を話した。

「さすがドイツ。機能的ですね」

なんでも機内の仕様は、
航空会社が決めるのだそうだ。
つまり同じエアバスであっても、
ルフトハンザの時のようなトイレであるとは限らない。

ちなみに世界を飛び回っている彼女だが、
階下にトイレ用のフロアがあるという話は初めて聞いたそうだ。

なるほど。

LIVE鑑賞:『続々ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー』

2010年05月09日 12時27分20秒 | エンタメのかけら

出演は、ケラ&ザ・シンセサイザーズ
    KERA SOLO UNIT
    ジューシー・ハーフ
    水中、それは苦しい

久々に聴いた『愛のまるやけ』(名曲!)
ライブで聴いたこともあった気がするが、
となると有頂天時代だから十数年前の話だ。
懐かしい曲を聴くと、時間が戻る。
この曲、後奏部分で、現代詩のような語りが入り、
そこから最後の盛り上がりを見せるところが好きなのだが、
今回はその部分がメンバー紹介だったのがちょっと残念。

ジューシー・ハーフはジューシー・フルーツのイリアが最近結成したバンド。
『ジェニーはご機嫌ななめ』からもう30年か。
っていうことは、彼女、今、おいくつだ?
でも記憶の中と同じようにチェーミングだ。
本人が歌う『ジェニー・・・』が聴けていたく感激する。

余談だが、
会場で10年ぶりぐらいに会う知人と遭遇。
バンドとバンドの間、
お互いいい歳なので疲れて床に座り込み、
なつかしのインディーズバンド話。
ミン&クリナメンの『LOVE&War』をもう一度聴きたいという話で盛り上がる。
実家のどこかに眠っているのだがなあ。
絶対にCD化されることはないだろうから、
発掘してCD-Rに保存しておきたいものだ。

映画鑑賞:『ソラニン』

2010年05月08日 08時43分20秒 | エンタメのかけら

ソラニン。

コミックで読んだ時、
どう発音するのが正しいのかわからなかったのだが、
映画を観てようやくわかった。

宮崎あおいの出演映画、
他には1、2本しか見ていないが、
こういう見ていて「くすぐったく」なるような芝居は、
なんともいい感じだが、
他にはどんなタイプの芝居をするのだろうか。
そして、30歳になった時、40歳になった時、
どんな芝居をするのだろうか。

映画館を出た後、そんなことを考えた。

あの飛行機のトイレはよかった

2010年05月07日 09時36分17秒 | アイデアのかけら

飛行機のトイレが苦手なのだ。

狭いからではない。

飛行機のトイレはすぐ行列ができる。
扉の向こうに感じる「早く出ろ」のプレッシャーに、
出るものがなかなか出なくなってしまうのだ。

その点、先日乗ったルフトハンザのエアバスはよかった。

2ブロックあるエコノミーの真ん中にトイレがあるのだが、
それが階下にあるのだ。

階段下りると広いスペースがあり、
そこに5つか6つかのトイレが並ぶ。

待つ人は階段の上もしくは階段に並ぶ。
もちろん並ぶ人たちは「早く出ろよ」と思っているだろうが、
通常のトイレと違い、
自分の扉の前に並ばれるわけではないのでプレッシャーはない。
僕がすぐ出なくても、
どこかが先に空くだろうと思えるからだ。

おかげで快適な空の旅だった。

ドイツのプレッツエル

2010年05月03日 12時25分22秒 | 旅のかけら

ドイツのパンの定番の一つが「プレッツエル」だ。

ビアレストランに行くと、
有無を言わさずカゴに入った人数分のプレッツエルが運ばれてくる。

最初は必ず食べないといけないものかと思ったが、
そうではないそうだ。
食べた数だけがお会計されるシステム。

だから残った分は次の客に使いまわしだ。

ある時など、
輪投げのピンに引っ掛けたような状態でプレッツエルが出てきたが、
手付かずのまま置いておいたら、
ピンから一つだけ抜いて、
隣のテーブルに持っていった。

日本人から見るとかなり違和感のある光景だが、
向こうでは普通のことなのだろうか。

ちなみにプレッツエルの表面の白い粒は塩。
だからとてもしょっぱい。
現地の人でも健康に気をつかい、
表面の塩をはらって食べる人も多いそうだ。