観劇:ツイゲキ公演『FUKENZEN』

2010年11月28日 09時06分18秒 | エンタメのかけら

片岡Kさん主宰の演劇集団。

twitterで役者を募集し、
twitterの投票でオーディションを行った。

企画のおもしろさと比べると、
舞台としての質はまだまだ伸びしろがあると思う。

なんといっても役者の大半が初舞台だそうだし。

終演後の感想は、
「21世紀の(曲がった)富良野塾」

そのまま曲がって育ってほしい。

炭と消臭

2010年11月28日 00時17分48秒 | コメディのかけら

あるレストランのトイレの話だ。

備長炭を思われる炭があった。
炭には吸着力がある。
脱臭用だろう。
洒落た内装の店には似合いの脱臭剤。

しかし。

炭が置かれた棚の炭に「消臭元」

ダメだろ、それは。
いや、別に使ってもいいけど、
炭の立場はどうなる?
それ以前にせっかくの洒落たトイレが台無しだ。

以前、作家仲間の塩沢君が、
トイレの手洗い用の石鹸にもっと気を使うべきだ、
というようなことを書いていた。
市販の石鹸でもいいから、
せめて店の雰囲気にあった容器に移したほうがよいのではと。

今回のトイレでは同じことを感じたのだった。

カキまみれの夜

2010年11月26日 11時17分39秒 | その他のかけら

ある集いでカキ尽くしを食べたのだった。

2種の生ガキ。

燻製したカキとレンズ豆のスープ。

カキのコロッケとカキのしんじょう揚げ。

カキとフォアグラのソテー。

カキのパスタ。

デザートはカキのシャーベット。
これは「牡蠣」ではなく「柿」だけど。
ご丁寧に「チョコ柿の種」が添えられていた。

冬の美味。

ノートパソコンが届く

2010年11月22日 11時23分04秒 | 業界のかけら

「今からDVDに落とすと、
 さらに2時間かかります」

ただでさえVTRのあがりが予定より5時間遅れているDから、
そんな電話があった。

これはてっぺんからの作業になるな。

そう思っていると、

「DVDに落とすより、
 編集に使ったパソコンに入っているデータをそのままお渡しするので、
 それで書いてもらったほうが早く書けると思いますよ」

え、データを宅ふぁいる便とかで送るつもりか。

「今からADにパソコンを届けさせるので」

ということで、
電車に乗ってAD君が映像データの入ったノートパソコンを運んできた。

編集用のソフトは非常に使いやすく、
作業は楽だったのだが、
見ようによってはなんとも原始的な段取りだった。

『ノルウェイの森』と小山書店

2010年11月21日 08時37分13秒 | その他のかけら

仕事上の必要があり、
十数年ぶりに『ノルウェイの森』を読み返している。

登場人物の一人である緑の家は街の小さなな本屋だが、
このくだりになると、
いつもある光景を思い出す。

僕も小山書店に行ったことがあるのだ。

大学時代の後輩の女の子に「小山」というコがいて、
そのコの家が街の本屋を営んでいた。

たしか中央線沿線のどこかだったと思うが、
一度だけ彼女の家に行ったことがある。

サークルのみんなで近くの遊園地に遊びに行った帰り道だ。
そういう機会は初めてで、
女の子たちがサンドイッチを作ってきてくれたが、
あるコの作ってきたサンドイッチの具がとても個性的で、
彼女のサンドイッチだけ誰もが素直においしいと言えず困ったのだが、
それはさておき、
そんな遊園地の帰りに小山書店に寄ったのだ。

突然押しかけた僕たちに梨を出してくれた。
おいしい梨だった。
今日一日を振り返って、
「誰のお弁当が一番おいしかったか」
そう誰かに尋ねられ、
「梨」
と答えて睨まれた記憶もある

あれ、ということは梨を食べたのは、
小山書店ではなく遊園地でだったか。
それとも両方で食べたのか。

そもそもあれは『ノルウェイの森』の前だったか後だったか。



扁桃腺が剥ける

2010年11月19日 09時25分19秒 | ホラーのかけら

喉が痛くてたまらないある男が病院に行ったら、

「扁桃腺の皮がきれいに剥けてるねえ」

と言われたそうだ。

炎症がひどくなると、
扁桃腺の皮が剥けるらしい。

粘膜の皮が剥けるとは、
想像するだに痛い。

トイレの中の悲喜劇

2010年11月18日 08時41分12秒 | コメディのかけら

夜更けの駅のトイレは混みあっていた。

空いている個室で済ませてしまおうかと見ると、
詰まっているらしく、
洋式便器に溢れんばかりに汚水が溜まっている。

ダメだ。

諦めて並んでいると、
後から来た酔客が個室に入っていった。

まさか。

次の瞬間、
閉められたドアの下から、
汚水が流れ出てきた。

今、個室の中では、
とんでもない悲喜劇が起きているに違いない。

4枚借りれば1000円

2010年11月14日 19時15分10秒 | アイデアのかけら

今、TUTAYAでは、
DVD4枚が1000円で借りられる。

しかし3枚だと1050円。

だから3枚しか観る時間がなくても、
1枚余分に借りたほうが安く済む。

でも、これってなんかおかしくないか。

1枚350円だから、
4枚借りると普通だと1400円のところを、
サービス期間中だと1100円とか1200円とかにするのはわかるけど、
3枚借りるより安くなるって。

どうしてそんなに4枚貸したがるのだ。

たぶん、4枚借りたはいいけど、
全部観ないで返却する人も多いのではないか。

蕎麦屋と足の悪い客

2010年11月11日 01時21分52秒 | コメディのかけら

先日、蕎麦屋で昼飯を食べていたときの話だ。

8人の団体が来た。
その蕎麦屋は2階に座敷もあるのだが、
足の悪い人がいるということで、
1階のテーブル席がいいということだった。

しかしあいにく1階は満席。
なので彼らは席が空くのを待つことになった。

しばらくしてあるテーブルが空いた。
4人席だ。
なので、とりあえず8人のうち4人が座った。

プレッシャーがかかったのは、
隣のテーブル席だ。
それまでゆっくり食べていた客たちが、
この事態に焦りを感じたのだろう。

「ゆっくり食べてください」

先に席に着いた団体客のうちに4人からそう言われているのが聞こえてきた。

といってもこの状況なら、
気をつかって焦って食べるのも仕方ないだろう。

この微妙な空気がなんともおもしろかったのだった。

二代目蛇女

2010年11月10日 09時04分31秒 | その他のかけら

花園神社の酉の市といえば、見世物小屋だ。

現在、見世物小屋は国内に1つしか2つしか残っていないという。

僕自身はもう10年近く行っていないが、
今年の酉の市に行った人がある情報をもたらしてくれた。

「蛇女が変わっていた」

蛇女というのは、
生きた蛇を食いちぎる芸を見せる女性だ。
僕が見た数回は小柄なおばあさんだったが、
今は若い女性がやっているという。

代替わりしたらしい。

真相を知りたくて、
twitterでつぶやいたところ、
いろいろな情報が寄せられた。

僕が見たことのあった先代蛇女は、
「お峰太夫」
芸歴40年の19歳という粋なキャッチコピーがついているそうだ。

二代目蛇女の名は「小雪太夫」
その正体は、ゴキブリコンビナートの元女優・セロトニン瘍子さんらしい。

今の時代にあえて蛇女になるなんて・・・。
取材したいなあ。
なんかの番組に登場してほしいなあ。
あ、蛇を食いちぎる芸はテレビでは見せられないか。



切ない酢飯

2010年11月09日 01時33分04秒 | コメディのかけら

誰にでも胸がキュンとする味というものがあるだろう。

彼女の場合、
それはちらし寿司の酢飯だったという。

だから子どものころ、
酢飯を頬張ったまま息を吸った。

すると酢飯の香りが鼻腔を通り、
なんともキュンとしたのだそうだ。

料理が出てくるタイミング

2010年11月07日 10時06分30秒 | アイデアのかけら

頼んだ料理の一品目がなかなか出てこないことがある。

料理の種類や店の混み具合によって時間がかかる場合があるのもわかるが、
20分近くも料理が出てこないと空腹のまま最初の一杯を飲み干すことになる。

これが思いのほか酔う原因となる。

そう考えるとお通しというのは利にかなったサービスだ。
もちろん、食べたくないものが出てきて金を取られるのは、
という声があるのもわかるし、
実際、僕が苦手なものばかりでがっかりするときもあるのだが、
2、3種類の中から選べるようになっていたら、
それはそれで重宝するはずだ。

昨夜は入った割烹は「席料500円いただきます」とあったんだけど、
別にお通しがあるわけでもなかった。
あの500円は何のための500円なのだろうか。

豚肉のステーキ

2010年11月05日 08時27分41秒 | アイデアのかけら

知人の家では昔、
豚肉のステーキ、つまりポークソテーのことを、
「テキ」と呼んでいたそうだ。

ビーフだから「ビフテキ」。
それに倣えば「ポクテキ」となるわけだが、
それもちょっとどうかと思ったようで、
単なる「テキ」となったそうだ。

たぶん、「ビフテキ」が「ビーフステーキ」の縮まったもの、
ということを知らなかったのだろう。

ちなみに関西では「トンテキ」というようで、
これは今でも普通に言うらしい。

こういった家族内だけで通用する言葉をなんと呼ぼうか。
地方の言葉で「方言」だから、家族の言葉で「族言」か。

餃子と栄養ドリンク(追記あり)

2010年11月04日 09時29分55秒 | チシキのかけら
パラダイス山元さんがやっている会員制餃子店『蔓餃苑』に行った。
友人に連れて行ってもらったのだ。

その空間は素晴らしく、
ひと足早いクリスマス気分に浸り、
出てくる餃子はさすがにどれも美味しかった。

その中にひとつ気になる餃子があった。

「ゼナ入り」

滋養強壮剤のあの「ゼナ」である。
それを餡に入れるのだという。

「ゼナ」には漢方薬がいろいろ入っているため、
それがいい風味を出すのだという。

果たして。

焼きあがってきた「ゼナ入り」餃子を食べる。

あ、美味い!
口の中に中華のスパイスの風味が広がる。
本格的な中華を食べている気分になる。

そういえば以前、
カレーに「三共漢方胃腸薬」を入れると美味いという話を聞いたことがあるが、
あれと同じだ。

たしかに中華のスパイス=漢方薬といってよい。

餃子に「ゼナ」
今度、自宅で餃子を作るときに試してみるか。

※追記
パラダイス山元さんから、
「カレーには太田漢方胃腸薬のほうがいい」
という情報を頂きました。
ありがとうございます!

まるで合成のようだった

2010年11月03日 08時47分24秒 | 業界のかけら

ある俳優さんから聞いた話だ。

映画の撮影で、
橋の上から川に落ちるシーンがあった。

橋の高さは6、7メートル。
川の水は少ない。

本当に落ちたら当然ケガをするわけで、
ワイヤーで体を吊り、
着水着前に止めるかたちで撮影することになった。

それでも危険は危険。
それをスタントではなく本人でやることになった。

テイク1.
最初は1回きりの撮影で終わらせるという約束だった。
だが、ワイヤーを止める係がビビって早めに止めてしまい、
テイク1はNG。

俳優はこんな怖い思いはもう二度と嫌だとは思ったものの、
ちゃんと使える映像が撮れなかったのでは仕方ない。
しぶしぶテイク2の撮影にのぞみ、どうやらOKとなった。

完成試写でそのシーンを見た。
橋から落ちる姿をよく見せようとロングショットで撮影されていた。

それを観た俳優は軽いショックを受けた。
「まるで合成のように見えるじゃないか」

あんなの体を張って撮影したのに・・・。

あの苦労はなんだったんだ。
あれなら合成でもよかったんじゃないか。

そう悲しくなったという。