ＮＨＫには、
他局では使われない、
独特な「ＮＨＫ語」が存在する。

最近聞いて新鮮だったのは、
「へぇほぅ感」という言葉だ。

「この企画は”へぇほぅ感”が足りないね」
という具合に使う。

意味合いはよくわかるが、
口にしてみるとなんともまぬけな響きだ。

ＮＨＫの誰もが使う言葉なのか。
その人だけが使う言葉なのか。
それはわからないんだけど。

４月スタートの新ドラマの中には、
想定外の苦戦するものが出てくるに違いない。

３月１１日の地震の後、
いろいろなところでそんな声が聞かれた。

たしかにあの日以降、
「空気」は変わった。

しかし４月スタートのドラマを
このタイミングでその「空気」に合わせるのは不可能だ。

震災前の「空気」で作られたドラマを世間がどう受け止めるのか。
それが気になるところだった。

今のところ思っていたほどの影響はないようだけれど。

クロムモリブデンの芝居を観て、
ドラマに対する危惧と同じものを感じた。

ネタばれになるから詳細は伏せるが、
震災がなかったら、
もっと違う印象になったのではないだろうか。

たぶん作った側も悩んだと思うが、
さすがに内容を変えることは不可能だったのだろう。

おそらく似たような事態がいろいろなところで起きているはずだ。

芝居を見ながら、そんなことを考えていた。

昨夜行った店は、
ちょっと変わった店だった。

入るなり「お一人様３５００円均一になりますが」と言われた。

まずつまみを４品選ぶ。
すぐに食べられるように出来上がっている料理から２品、
注文が入ってから作る料理が２品。
どれもそこそこ量がある。
でも、これで３５００円はちょっと高いかなと思った。

酒を飲む。
二人で日本酒を５、６合飲んだ。
どれも旨い地酒だった。

はたしてお会計は。

７０００円。

一瞬、「え」と思った。

３５００円は料理の値段かと思っていたら、
酒の値段も含まれていたのだ。
しかも最初の１杯が３５００円に含まれているならともかく、
どうやら何杯飲んでもその値段のようだ。

これでやっていけるのだろうか。
まあ、やっていけるからそういうシステムにしているのだろう。

店の場所は覚えているが、
店名は失念した。

都知事選の直前、
twitterのタイムラインを見る限り、
石原氏の当選はありえなかった。

だが現実は石原圧勝。

選挙後もこの結果が納得できないという人は多い。
たしかに僕のまわりに石原氏に投票した人はほとんどいない。

だが現実は石原圧勝。

この感じ、
数年前の細木数子ブームによく似ている。
番組の制作者は誰も細木数子のことをよく言わないし、
もちろん彼女の番組を観ている者はいなかった。
だけど視聴率は２０％を超えていた。

「反石原」の人々は、
しばしば石原氏に投票した人たちを悪く言う。
僕が誰を支持したかは関係なく、
彼らの言葉には違和感を感じていた。

そんな違和感を晴らしてくれる言葉が、
知人のtwitterにあったので引用しよう。

SNSやwebだけでは見えてこない人たち、
マイノリティだと思ってしまいがちな人たちの層が、思いの外厚い。
お年寄りやネット環境の弱い人達。
まず、こういう方々とちゃんとコミュニケーションを取ることが先決。
基本は地域や親族の人たちとの顔を合わせたコミュニケーション。

ヒノキの匂いはいい匂いだ。

しかしケヤキの生木は木材の専門家曰く、

「ウンコの臭いです」

ただし乾燥させて木材になれば、
匂いはないのでご安心を。

カウンターで飲みものを買ってから席につく、
「スタバ」のようなあるカフェに入ったら、
入口にこう書かれていた。

「ご注文の前にお席を確保してください」

確かに飲みものを買ったはいいが、
席がなくて困ることはよくある。
そんな事態を避けるための配慮だろう。

空席に鞄を置いて席を確保した。

そこでふと思った。

盗まれることはないのだろうか。

さすがにカフェの中で置き引きということはないだろうが、
万が一ということもある。
そのとき、店は責任もってくれるのだろうか。

一度気になると、
いろいろなことが気になってくる。

席に置くものがない場合はどうするのだろうか。

手ぶらの人もいるだろうし、
ハンドバックしか持っていない女性がそれを置いていくのも嫌だろう。
かといってハンカチや携帯電話を置いていくわけにもいかないし、
メガネというわけにもいかないだろう。

そんな疑問を口にしていたら、
知人にこう言われた。

「着ているものをおいていけばいい」

確かに今の時期ならば上着を置いていくこともできる。
だが、もっと暖かくなったらどうするの。
Ｔシャツ一枚。
さすがにそれを脱いで置いていくわけにもいくまい。
じゃあ、靴か。
無理だ。

「ご注文の前にお席を確保してください」
そう言うならば、席を確保するためのアイテムを店のほうで用意してほしいものである。

『行列のできる法律相談所』の分科会は、
他番組と比べると異常に早い。

１本分が１５分。

だからなかなか来ないエレベーターに乗り遅れると、
終わってしまうこともある。

そんな『行列』の分科会がさらに短くなった。

１２分！

１２分って。
おかげでスケジュールを見ると、
３８分からスタートなどと妙なことになっている。

いよいよエレベーターに乗り遅れるわけにはいかなくなった。

「反原発」の意見を見ていて、
素朴に疑問に感じることがある。

原発廃止までにどれぐらいのスパンを考えているのだろうか。

太陽光や風力といった発電方法に移行するとしても、
それなりに時間がかかるだろう。
火力や天然ガスによる発電でも十分補えるという報告もあるが、
それに置き換えるには、やはり時間がかかるのではないだろうか。

「反原発」を訴えるならば、
どれぐらいにスパンを見ておくのが妥当なのだろうか。

中には「今すぐ止めろ」みたいな声もあるが、
それはさすがに無理だろう。

その一方で、原発の新設をなくし、
現在稼働中の原発の耐用年数が終わったところで
順次廃炉にしていくのはどうかという声もある。
それだと３０～４０年のスパンということになる。

いったいどれぐらいにスパンで考えるのが、
非常識でないのか。

上記の疑問に答えてくれる見解になかなか出合わない。
だから誰かに教えてほしいのだ。

家人（小）がひとりで昼食を食べていたので、
なにを食べたのか尋ねると、

「ウクレレカレー」

ククレカレーだろ。

しかしウクレレカレーも悪くない。

それはきっとハワイアンなカレーだろう。

それにしても、
「常夏」という言葉はハワイには似合うが、
同じように暑いインドには似合わない。

常夏の国・インド。

違和感がある。

このブログの欄外に、
『アイデアを盗む技術』という昨年出した新書が出ているが、
この本にまつわる出来事が、最近立て続けにあった。

一つは河合塾の中学の模試に使われたという話だ。
光栄な話である。
残念ながら問題を見ていないので、
どこの部分が使われ、
どのような出題がされたのかはわからない。
ぜひとも僕も解いてみたいのだが。

もう一つは、知り合いの作家との話だ。
霞が関の駅で数年ぶりに放送作家の内田ぼちぼち君と会った。
すると、ばったり会うなりぼちぼち君が、
「ちょうど今、これ、読んでるんですよ」
と言って鞄から取り出したのが僕の新書だった。
なんという偶然！
彼の師匠の小山薫堂さんが「偶然力」ということをよく言っているが、
その力はぼちぼち君にも受け継がれているようだ。
まあ、僕にその力を発揮しても、
こんなふうに書かれるぐらいのことしか生み出さないけれど。

初めて献血に行ったのだ。
新宿の献血ルームである。


終了後、
「今一度、ご確認をお願いします！」
と書かれた紙をもらった。

この１年間に次のいずれかに該当することがあったらご連絡ください。
①不特定の異性と性的接触をもった。
②男性の方：男性と性的接触をもった。
③エイズ検査（ＨＩＶ検査）で陽性と言われた。
④麻薬・覚せい剤を注射した。
⑤①～④に該当する者と性的接触をもった。

①・⑤に該当する人で献血に来るものはいるだろう。
新宿という場所柄、②もいるかもしれない。
しかし、③・④はいるか。
それで献血に来たとしたら何らかの悪意があるとしか思えないし、
そんな悪意のある人間が連絡してくるとは思えない。

読み終えた後、なんとも奇妙な感じがしたのだった。

それはさておき。

献血は快適だった。
係員はみんな親切だし。
４００ccといわず６００ccぐらい提供してもいい感じだった。
でも、１年に１２００ccしかできないらしいんだけど。
（成分献血は別）

♪ぽぽぽぽ～ん

ＡＣのあのＣＭを見てどんな感想を抱くだろうか。

その男はこんな感想を抱いた。

「あのＣＭに負けたのか」

競合プレゼンで負けた広告代理店の人間だった。