靴を脱ぐ

2015年05月31日 22時25分25秒 | コメディのかけら

電車の中で、どうかと思う行動に出る人物には、しばしば遭遇する。

週末の田園都市線。

乗り込んできたのは、スーツ姿の男だ。
おそらく会社員。

暑い日だった。

男は席に座るなり、
すぐさま靴を脱ぎ、
靴下の足を脱いだ靴の上におくと、
とても気持ちよさそうな顔をしたのだった。

しかも、僕が降りるまでの数駅そのまま。

確かに暑い日だっけど、あまりに自由じゃないか。

電車の中でメイクをする女性の5倍ぐらい衝撃的だったのだ。

蹴られているから使えない

2015年05月30日 18時05分43秒 | 業界のかけら

屋外に巨大なセットを組んで行われる某番組。

出場者の姿を押さえるため、いたるところにカメラがいる。

編集時、絶好の映像があったのだが、残念ながら使うことができなかった。

画面の中に、
何かミスをしでかしたAD君を蹴り飛ばしているディレクターの姿が映り込んでいたからである。

代官山のイケメンだらけの店

2015年05月28日 08時44分17秒 | コメディのかけら


代官山に行ったついでに気になっていた店で昼食を摂る。
人気のシーフードの店である。

行ってビックリ。
店員はみな外国人。
ほっそりとした女子好みの男子ばかり。
拙い日本語ながら、がんばって働いている。


しかしオープンキッチンの厨房を仕切っているのと、
カウンターの端の席にノートPCをおいて陣取っている人物は、
日本人で、しかもEXILE風。

EXILEに使われる線の細い白人男子。

カウンターの中ら料理を出された時、
手元がおぼつかなかったので受け取ろうとすると、
白人男子が、

「オカシテクダサイ」

ヘンだよ、日本語と思っていると、
一緒にいた知人が妙な笑いを浮かべながら、

「オカシテクダサイって」

どうやら知人の脳内では、

”オカシテクダサイ⇒犯して下さい”

とBL的変換がなされた模様。

店を出た後、
あの白人男子たち、EXILE風マッチョのロブスターで夜な夜な・・・
という妄想話にしばし盛り上がったのだった。

指先の狼煙

2015年05月27日 00時35分22秒 | アイデアのかけら


知人女性と近所の割烹に行く。

料理は美味。

しかし店を出て、知人女性曰く、

「もう行きたくない」

話を聞くと。

気に障ったのは、隣の席にいた肥満バカ。
あ、しまった。
バカというのが早すぎた。

タバコを吸っていた。

いや、それは・・・かまわない。
問題はその吸い方だ。

というか吸ってない!

手にしたタバコを吸うことなく、
ただ紫煙をまき散らすのみ。

なんのためにタバコに火をつけたのだ?
狼煙か。


僕はタバコは吸わない者ではあるが、
酒場のタバコに関しては寛容だ。

以前、スコットランドのパブに行った時、
店内が禁煙ということで、
男たちが店の前でタバコを吸っているのを見て、
むしろ哀しい気持ちになった。

だがなあ。

こういう奴がいるから喫煙者みなが非難される。

良識ある喫煙者こそ、
愚かな喫煙者を責めるべきではないだろうか。

喫煙者=バカと思われたらたまったもんじゃないでしょ。

ホント早く、良識ある喫煙者が、
空気の読めない喫煙者を駆逐するための声をあげてほしいのだ。

不必要なナレーション

2015年05月22日 08時21分34秒 | 業界のかけら


ちょっと前にオンエアしていた某番組。

番組冒頭のナレーションが気になった。

「この春、世界各地で数々の異常気象が。
 さらに日本人も犠牲になったネパールの大地震。
 今週火曜日には最大の余震が起こるなど、
 今なお余談が許さない状況が続いている」


ネパールは今なお大変な状況なのに、
このタイミングで自然災害モノをやることに関しての見解は、
人によって変わると思う。


それはさておき。


僕が気になったのは、

「さらに日本人も犠牲になった」

というフレーズ。

いるか、これ。


なんでこのフレーズをつけたかの意図は想像つくけど。

僕ならつけなかったなあ。

まさかの落し物

2015年05月20日 10時06分02秒 | ドラマのかけら

行きつけの近所の店の常連に、目の不自由な方がいる。

初めて店で会った時には、正直ちょっとビックリした。
酒を飲んだ後、一人で帰って大丈夫なのかと心配になったからである。

先日、その方とひさびさに遭遇した。

すでにどこかで飲んできたらしく赤い顔をしているその人に、店主が言った。

「今日はこの前みたいなことがないよう気をつけてくださいね」

いったい、何があったのだ?

詳しく話を聞くと・・・

前回来た時、飲み過ぎてしまい、帰り道で杖を落としてしまったのだという。

盲人が杖を落とす?
どういう状況なのだ?
ひょっとして道端で寝てしまったのか。

「あの時は通りかかった知り合いが、家まで送ってくれたんで助かりました」

そう言うと、その人は真っ赤な顔で、生ビールを大ジョッキで頼んだのだ。

ペットボトルを飲む時の気遣い

2015年05月19日 08時31分55秒 | コメディのかけら

ペットボトルに直接口をつけて飲むかという話になったのだ。

500ミリのペットボトルではない。
もっと大きい、家族が共用で飲むペットボトルの話だ。

その場にいた男性スタッフの大半が、
家族の目を盗んで、ペットボトルに口をつけて飲んだことがあると告白した。

中には、牛乳パックに口をつけて飲んでいる奴までいた。

「信じられない」

と驚いていたのは、女性プロデューサーだ。

「お前んとこの旦那もこっそり口をつけて飲んでるよ」

と言われて、

「ウチの旦那もペットボトルから直接飲んでますけど、
 ペットボトルを、こう口から離して、器用に飲んでますよ」

なんとペットボトルを口から数センチ話し、
飲み物を口の中に注ぎ込むようにして飲んでいるそうだ。

だったら、コップに注げよ。

現代出産事情

2015年05月13日 09時16分06秒 | チシキのかけら


女性は16歳から結婚できる。

では今の日本で16歳で結婚する女性は、年間何人ぐらいいるのか?

ふとそう思い、ある番組がらみで調べてもらった。

残念ながら、現時点でそのデータは上がってきていない。
しかし代わりに、「出生時の母親の年齢」に関する資料が来た。

厚労省の「人口動態調査2013」が元ネタであるが、
このデータが非常に興味深い。

14歳以下で出産した女性は51人。
15歳、184人。
16歳、759人。

さらに、
15歳で第2子を産んでいる女性は3人。
16歳で第2子を産んでいる女性は7人。

17歳になると第3子を産んでいる女性が4人。

また、第10子以上産んでいる女性も61人いる。

まさかそんなことになっているとは。

観劇:『カラフト伯父さん』

2015年05月10日 10時05分36秒 | エンタメのかけら

渋谷駅、山手線の改札を出たところに、
升毅さんと松永玲子が写った巨大なポスターがあったのを見た時は、
かなり驚いた。

その後、案内を頂いたが、
日々の雑事に追われ、返事をするのをすっかり忘れていた。
申し訳ない話だが、
作品名も『エトロフ伯父さん』『ナホトカ伯父さん』とおぼえ間違っていた。

公演が始まり、再度、連絡が来た。
もうすぐ楽日ではないか。
慌ててスケジュールの隙を見つけ、なんとか観に行くことができた。

ひさしぶりに観る升さんは、C調な演技とシリアスな演技の振り幅が素晴らしい。

松永さんは、『ブレノスアイレス午前零時』の娼館の女将に続いて、
今回は腹ボテの元ストリッパー。最近、ビッチがはまり役の様子。

そんなベテラン舞台役者二人を相手に主演の伊野尾慧は、
正直なところ、かなり押されている印象だった。

しかし、最後にどんでん返しが待っていた。
それまでの印象をすべてひっくり返すような圧巻の長台詞。

松永さんが、
「初舞台の青年が、舞台役者へと羽化した瞬間を目撃した」
とFacebookに書いていたが、あのシーンを観ると、まさに納得。

え、伊野尾慧って初舞台だったのか!
だったら、尚の事、あの長台詞はスゴい!

暗証番号のミス

2015年05月08日 08時48分39秒 | コメディのかけら

知り合いがまだ新婚の頃、
妻に自分のキャシュカードを渡して、
ATMで金をおろさせた。

「暗証番号は?」
「お前の誕生日だよ」

しばらくして妻が戻ってくる。

「違ったよ」

妻の誕生日ではなかった。
前の彼女の誕生日だった。




いるんだなあ本当に、
彼女の誕生日を暗証番号にする人って。

不条理な連絡

2015年05月06日 10時05分18秒 | 業界のかけら

現場がテンパッてくると、不条理演劇の1シーンのような連絡が来る。

「VTRをお届けするのが、今夜かもしくは明日の朝になるのですが、ナレーションは何時ぐらいまでに上がるでしょうか」

「ナレーションをお願いしたいんですが」
「いつまでに?」
「確認します」

「木曜中にVTRをお届けできると思うんですが、朝イチまでにナレーションを頂くことは可能ですか」

「スタジオ台本、まだでしょうか?」
「資料、届いてないけど」
「え、朝に送ったはずですが」
「いや、来てないよ」
(3分後)
「すいません、ヤマナさんにだけ送り忘れていました」

みんな、落ち着け。とりあえず落ち着け。

親がアイドルのファン

2015年05月05日 08時59分48秒 | コメディのかけら

知り合いの知り合いに、
40代半ばにしてジャニーズJr.のファンという女性がいる。
ちなみに彼女は、高校生の娘がいる母親だ。

別に40代半ばのお母さんがジャニーズJr.のファンでも・・・まあ、いいと思う。

しかしふと思ったのだが、これがお父さんだったらどうなるのか。

40代半ば、女子高生の娘を持つ父親がエビ中の大ファン。
娘にかなりひかれるのではないだろうか。

さらにまた別の知り合いの知り合いは、
娘の通う共学の私立中学の体育祭に行くと、
かわいい男子生徒を見つけるとキャーキャー騒いで大変だという。

これも、話を聞いて「やれやれ」と呆れるぐらいだが、
もしお父さんが息子の体育祭でかわいい女子中学生をジロジロ見ていたら、
かなり問題である。

この件に関しては、お父さんの方がかなり自由は少ない。