大手メーカーの製品を一部を作り、
自社製品というものがない中小企業は多い。
これまではその方が商売が安定していたが、
景気の低迷が続き、
部品製造を人件費の安い海外へ出すことが増えた今、
リスクはあるけど自社製品を作り始める中小企業も増えてきている。
このあたりのことは、『ガイアの夜明け』で何回か特集している。
しかし、農業でも同じことが行われているとはしらなかった。
具体的な名前を出すと差し障りがあるかもしれないので、ぼんやりと記す。
名前を出せば誰もが頷く某農作物の名産地がある。
某農作物そのままでも食べるし、加工品も多数作られている。
だが、現在、その地で作られている某農作物はごく一部。
大半は、他の県で栽培されている。
そう、名産地の下請けをしているのだ。
同じ農作物でも、名産地の名がつくと高い値で取引される。
しかし、そんな下請け産地でも最近、
自分たちの土地の名前で売りだそうという動きが始まっているそうだ。
モノはいいのだ。
それで売れた方が農家の収益も増える。
この現状を取り上げたら面白そうだけど、名産地の方が取材させてくれないだろうなあ。