葬儀か仕事か(一部訂正)

2016年08月31日 09時33分56秒 | 業界のかけら

現在はプロデューサである某局員がまだ若手だった頃の話。

祖父が亡くなったので、仕事を休みたいと上司に言うと、



「仕事とおじいさんの葬式、どっちが大事だと思ってるの!」



と叱られたそうだ。

口調でわかるかと思うが、その上司は女性。
しかも、当時は美人。
しかも当時から美人で、今なお美人である。

なんとも無茶苦茶な話だが、
ちょっと前までは、テレビ業界にはこんな人間がたくさんいた。

当事者にならない限り、それはそれで面白かったなあ。


※お詫び
 今回のブログの内容に関してまして、
 当人から「当時は美人」ではなく「今なお美人」と訂正して頂きたい、
 と言われました。
 なので、上記のように訂正いたします。
 
 
 
 

恐れ入谷のタクシー

2016年08月29日 10時45分56秒 | コメディのかけら

知り合いのヘアメイクが、
主に吉原で働く女性たちを撮影するスタジオで、
ちょっと働くことになった。

初出勤の日、
メイク道具の入った大きなキャスター付きバッグを持って、
入谷駅前からタクシーに乗った。

スタジオの場所は住所しかわからないので、
メモを出して住所を告げようとすると、
それより先に運転手が、

「お店の名前はなんですか?」

慣れているなあ。

入谷からはそういう女性がよく乗るんだろうなあ。

「でも、あんなに大きな荷物を持っているのに、
 これからそういう店で働くコって思う?」

それもそうだ。

慣れすぎて、もはや反射になっているのか。

ペッパー警部

2016年08月28日 22時10分53秒 | コメディのかけら

知人女性が若き日に、
夜更けに世田谷区内の公園のベンチで、
彼氏とイチャイチャしていたら、
巡回中の警官に、

「あいびきか?」

と尋ねられたそうだ。

この話を聞いて思い出したのが、
ピンクレディーの『ペッパー警部』だ。

しかしよくよく考えると「警部」というのはかなり上の立場。

何をやっているんだ、ペッパー警部。
そんなことは巡査にまかせておけ。

ペッパー巡査。

これでは、あれほどヒットしなかったか。

善の番組

2016年08月27日 21時56分52秒 | アイデアのかけら



慈善番組があるならば、
「偽善番組」があってもいいのではないか。


これは楽しそうだ。

どんな企画をやろうか。


撮り直し

2016年08月24日 17時43分58秒 | コメディのかけら

ドラマのオンエア5日前に、
主要登場人物を演じる俳優が不祥事を起こし、
彼の出演シーンを撮り直すことに。

こう書くと、
まるでコメディー映画のようだ。
(すでに似たような趣向のものがありそう)

主人公は一番振り回されるプロデューサーかなあ。


さいとう・たかを

2016年08月23日 23時53分40秒 | 業界のかけら

ある番組の会議でさいとう・たかをさんの名前が挙がった。
もちろん、『ゴルゴ13』のさいとう・たかをさんだ。

それを聞いて、ADが板書した。

斉藤貴雄

う~ん、でも今の20代は、さすがにゴルゴは読まないか・・・。

東京メトロのCMを見て思う

2016年08月21日 08時39分14秒 | 業界のかけら

東京メトロのCMで、
石原さとみが広尾の寺で座禅を組むものがある。

このCMの中で、彼女は警策で肩を打たれるのだが、
打つ方の僧侶もなかなかのプレッシャーだったのではないか。

万が一、女優の肩に痣を作ってしまったら、と。
禅寺の僧侶はそんなことは考えないのか。
考える僕が邪心の塊なのか。

銀メダル

2016年08月20日 00時16分32秒 | コメディのかけら

スポーツは体に悪いからやらないし、
観ることすらしない僕だけど、
いつも不思議に思うのは、
対戦競技における銀メダルである。

陸上や水泳のような記録競技ではなく、
柔道、レスリング、バレーボール、バスケなどの対戦競技の銀メダル。

最後の最後は、負けるわけですよね。

選手たちに銀メダルを贈ることに対し、
とやかく言うつもりは1ミクロンもないわけだけど。

選手はどんな気分で表彰台に立っているんだろう…
それが気になるのですよ。

3位決定戦に勝った銅メダルの人の気持ちはなんとなく想像できる。
だけど、銀メダルのは人の気持ちは・・・
どうなんだろう?
悔しさと晴れがましさが入り混じった感情。
複雑だ。

内村光良さんが『金メダル男』を書いたので、
いとこの内村宏幸さんが『銀メダル女』を書いてくれないものか。

登坂絵莉選手

2016年08月18日 08時47分35秒 | 業界のかけら

オリンピックにはほぼ関心のない僕だが、
登坂絵莉選手の逆転金のニュースには心動かされた。

というのも昨年12月の『やしろツアーズ』(東海テレビ)という特番に、
吉田沙保里選手ともに出演してもらったからだ。

出演が決まった時、
僕は登坂選手の名前はまったく知らず、
吉田選手のおまけでくっついてきたと思っていたし、
実際、そういう部分もあったと思う。

スタッフもみな、彼女のキャラを知らなかったので、
番組的にはさほど戦力にはならないと思っていたのだが・・・

ロケが終わってビックリ。
ノリがいい、リアクションがいい、そして可愛らしい。

今はまだ注目されてないけど、
リオでメダルをとったらバラエティー番組のオファーも来て、
ゴールデンの番組にでも出演したら、
一気に出演依頼が殺到するだろう。
そう話していた。

で、今回の金。
しかも、劇的な大逆転。

話していたことが現実になった。

こんな状況になった今でもバラエティー番組には出てくれるかなあ
とういのが目下の関心事である。

仏花

2016年08月16日 07時46分42秒 | コメディのかけら
墓参りに行く途中で花屋に立ち寄った。

いつもの花屋が休みだったので、
近くを探し、
開いていた可愛らしい店構えの花屋に入った。

「お墓に供える花が欲しいんですけど」
「仏花ならそちらにあります。
 作るよりお安くなってますよ」

見ると、そこに仏花のコーナーがあった。
そうか、こんな店構えの花屋でも仏花は用意されているのか。

500円と800円とものがあった。
500円の方は少し寂しかったので、
800円のものを買うことにした。

しかし・・・
800円のものは3種類あったが、
ぞれも一束ずつしかない。

墓前に供える花は一対。
左右の花が異なるのはどうにも不格好だ。

仕方なく500円のものを買った。

それにしても、
なぜ800円のものは一束ずつしかなかったんだろう。
偶数束作ってあったが、誰かが一束だけ買って行ったのか。
それとも最初から一束ずつしかなかったのか。

パイプ印のマッチ

2016年08月15日 10時17分59秒 | ドラマのかけら

タバコを吸わないので、
ライターなどで火をつける機会がめったにない。

火をつけるのは、
秋と春のお彼岸、そしてお盆、
墓参りの時だけだ。

その時は、
ライターではなくマッチを使う。

もう十数年前になるが、
下馬の一人で住むにはやや広すぎる部屋に引っ越した時、
なぜかお香を焚いてみようと思ったのだ。

そう話すと、
古い知人が「必要でしょ」と引越し祝い代わりにくれたのが、
パイプ印のマッチだった。

かなりの量だった。

お香を焚くのにはすぐに飽きてしまい、
大量のマッチが手元に残った。

それを今でも使い続けている。

年に多くて7~8本。

このペースだと僕が死ぬまでに使い切れそうにない。

僕が死んで火葬する時の最初の火は、
このマッチでつけてもらおうか。

先天性ガリンペイロ

2016年08月14日 08時16分54秒 | コメディのかけら

遅まきながら、
NHKスペシャル『大アマゾン最後の秘境・第2集/ガリンペイロ』を観る。

その中に金鉱山で産まれた男が出てくる。

父もガリンペイロ、
母は金鉱山を巡る女。

金鉱山から出たことがない。

産まれながらのガリンペイロだ。

まるで映画や小説に出てきそうな、劇的な人物だ。

彼の名前は・・・ポンタ。

ポンタ?

創作ならば、ぜったいこんな名前はつけない。

これぞ現実、
現実には常にコメディが含まれている。

ダウンタウンの問題

2016年08月13日 09時48分45秒 | 業界のかけら

これを言うと時どき驚かれるのだが、
『ダウンタウンDX』の「構成」として名を連ねている
キム兄こと木村祐一さんは、
今でも番組の定例会議に参加している。

ある会議でのこと。

前回の収録終わり、
浜田さんがスタッフに、

「松本がボケまくるから。
かといって途中で止められへんしなー」

いつもより収録が長引いてしまったことについて、
そう言っていたと報告した。

「どうしましょう」という空気を醸し出すスタッフに、
木村さんがボソリとひと言。

「それ、ダウンタウンの問題ちゃう」

会議室、爆笑。

隣の席の高須さんが重ねる。

「確かに番組、関係ないやん。
それは松本と浜田で解決してもらわんと」

と、まあ、こんな楽しい感じで会議、やっています。

閉店間際の接客

2016年08月12日 00時16分35秒 | アイデアのかけら

汐留にあるセルフサービスのカフェAに入る。
注文カウンターの前に僕が立つと出迎えた店員がすぐ、

「すいません、本日は18時閉店になるんですが」

時刻は17時50分。
諦める。

仕方なく同じビルのカフェBへ。
注文カウンターの前に立つも店員は何も言わないので、

「○○、下さい」
「店内でお召し上がりですか?」
「はい」
「本日は18時閉店なんですが」

カフェAとカフェB、
印象が良かったのはどっちでしょうか?

席取り問題

2016年08月09日 08時51分09秒 | アイデアのかけら


セルフ式カフェのカウンター席に、
ノートPCが置かれていた。
一人客が席を確保するために置いてあるのだろう。
カバンなどを置いているのはしばしば見かけるが、
ノートPCというのは初めてだ。

なんとも不用心な話である。

この手のカフェに行くと、
「先に席をお取り下さい」と言われることがある。
そう表示されている場合もある。
複数人で行った場合は、
誰かに席にいてもらうことができるが、
一人の場合、手荷物を置いておくしかない。
もし荷物を盗まれたら、店は弁償してくれるのか?
それともそこは自己責任なのか?

なんとも不用心な話である。

荷物を置いたまま席を離れることができるのは、
日本だけだという。
それだけ日本が安全・・・と思う人も多いだろうが、
最近、単に防犯意識が低いだけじゃなかという気がしている。

海外生活が長い知人曰く、
「日本の女性は人混みでも、
 口の大きく開いたバッグの見える場所に、
 平気で財布を入れている。
 あんなこと海外でやったら、
 どうぞ盗んで下さいと言っているようなものだ」

そろそろ防犯意識のレベルを少し上げた方がいいんじゃないか。


だからカフェも、「先に席をお取りして下さい」と言うならば、
それなりの何か、たとえば「席取り札」みたいなものを用意すればいいのに。

もうどこか導入している店はあるのだろうか。