高知県は天日塩の産地である。

小規模な製塩所で、
地酒ならぬ”地塩”が作られている。

高知の極上の鰹のたたきを、
いろいろな高知の”地塩”をつけて食べ比べる、
そんな集いに参加した。

まず塩だけ味わってみたが、
同じ土佐の海水を使っていても、
場所によって、
手のかけかたによって、
味は異なる。

当然のことながら、
鰹の味わいも変わる。

いい体験をしました。

ある飲食店の店主と従業員が、
新型コロナに感染した。
その感染経路が現状の問題点を表しているので、
記録しておく。

彼らに感染させたのは、
アルバイトの男性である。

彼は2日前に千秋楽を迎えた舞台に出演しており、
実はその出演者の中から複数の感染者が出ていた。

保健所にまだ余裕がある頃であれば、
彼は濃厚接触者とされ、
行動の制限を指示され、
すぐに検査を受けさせられただろう。

だが今は、そんな指示を受けることはない。

無症状だった彼は、普通にバイトに出て、
いつもどおりみんなと賄いを食べた。
この時に感染させてしまったと思われる。

彼の考えが甘かった、
たしかにそれもあるが、
一方的に責める気にもなれない。

自分は濃厚接触者に当たるらしい、
でも、保健所に電話したところで、
無症状の段階では対応してくれないだろうし、
そもそも電話自体、繋がりにくいはずだ。
無症状だから、発熱外来を受診することもできないから、
公的な検査を受けることもできない。
となると受けられるのは民間の検査だが、
かなり費用がかかる。
バイトで食べている若者が逡巡するのも仕方ない。

モニタリングのため無料で検査を受けられる場所もあるが、
この情報が周知されているとは思えない。

たぶん、こういうことが至るところで起きているはずだ。

仕事で銚子に行った。

せっかく漁港の街に来たので、
昼食は魚料理にすることにした。

店を検索。
Kという定食屋が、
評判もよく今いる場所からも近かったので、
そこに決めた。

入ってみると、
思っていたより簡素な店内。
店主もぶっきらぼうな感じ。

今日のオススメの中から、
新さんま刺定食を選ぶ。
東京でさんまを刺身で食べられることは、
なかなかない。

満足のいく昼食を摂ることができた。

本題はここからだ。

帰宅して、
店の名前を確認するため、
検索履歴から、
その店を見つけたクチコミサイトを再び見た。

その時、店の外観の写真が目に入った。

あれ、僕が入った店と違う？

写真のページを開き、ちゃんと見てみる。


違う。
店の外観も店内の様子も。

不思議に思い、
ストリートビューで、
僕が入った店の場所を見てみると、
なんとそこに店はなかった。
シャッターが閉まった空き店舗のようなものが、
あるだけだった。

そしてそこからすぐの角を折れ、
200メートルほどいった場所にKはあった。

どういうことだ？

ストリートビューの撮影は昨年10月だったから、
何らかの事情で移転したのか。

それにしては、
最近のクチコミを見ても、
そのことに触れているものはない。

真相は謎のままだ。

二世議員、三世議員のことを
「サラブレッド」と称するのは、
どうかと思っていた。
馬に失礼とも思っていた。

しかし、
よくよく考えると、
サラブレッドというのは、
競走専用の馬であり、
競馬場以外の場所では、
何の役にも立たない。

そういう観点からすると、
政治の狭い世界だけで競い合い、
それ以外の場所では、
大して役に立たない彼らを、
サラブレッドと称するのは、
実は合っているのではないかと思い直した今朝。

我が家の近所には、
この手の道路予定地が点在している。

だが、その道路計画は遥か昔に作られたものであり、
そこに道路が通ることは半永久的にないだろう。

つまり、計画を取り消さない限り、
この空き地もまた、半永久的にそのままということだ。

もったいない。

まるで作り付けの飾りのように、
蝶がとまっていた。

オリンピックの開会式はその都市の自画像である。

納得できる表現だと思う。

ロンドン五輪の開会式も、
リオ五輪の開会式も、
その都市の、その国の確かに自画像だった。

それと比べて、
なんと貧相で不細工な自画像なのか。
東京五輪の開会式を見た時、そう思った。

しかし、時間が経つにつれ、考えが変わってきた。

あの貧相で不細工な姿こそが、
今の東京、今の日本なのではないのか。

開会式の首脳陣が何度も変わった。
当初の予算の大半がいつの間にかなくなった。

新型コロナ禍の中での開催、
さまざまな制約があったのはわかっているが、
大会組織委員会も含めて、
発生した問題のほとんどは新型コロナとは関係ない。

今の東京は、今の日本は、
自分たちで思っているよりずっと、
貧相で不細工なのだろう。

そういう意味では、
あの開会式は実はちゃんと今の日本を描いていたのだ。

美容室にいたら、
隣の席の大学生と思しき男性の話が聞こえてきた。

曰く、

「来週から車の合宿免許を取りに行く」
「期間は2週間程度」
「事前に抗原検査を受けなければいけない」

抗原検査で陰性であることを確認できない人だけ参加できるそうだけど、
このご時世、「合宿」という形式は危うい感じがしてならない。
もちろん、学校側は万全の対策はしていると思うけれど、
参加するのは主に若者たちだからなあ。

合宿免許…今、各所どうしているのだろうか。

芸能人のコロナ感染者が増えている。

それはニュースに任せておくとして、
もうひとつ、最近よくまわりで聞くのは、
ワクチン接種後の副反応による番組収録の影響である。

接種後、発熱や倦怠感の副反応があるのは、ご存知の通り。

だから、翌日はなるべく仕事を休めるようにした方が言われているが、
多忙な芸能人の場合、翌日、まるまる1日、休むことができなかったり、
翌日休めたとしても、副反応が長引くケースもある。

すると、収録そのものを休むことになったり、
予定していた企画をそのままやることが難しいという事態が起きる。

ワクチン接種は、僕は推奨すべきことだと思っているし、
副反応も想定内のことなので、
制作スタッフは今、
そのことも念頭において収録の準備を進めることが求められている。

という現状リポートでした。

仕事の資料で、
すでに品切れの本が送られてきた。
コピーにとったものをPDFで。

PC上で読むが…
ペースは遅いし、
そもそもまったく頭に入って来ない。

電子書籍を読まないからかなあ。

これでは仕事にならないので、
元の本を急いで送ってもらった。

2時間で読了。
メモを取りながら読み、
要点も頭に収まった。

これは僕が「本」で育った世代だからか。
幼い頃から電子書籍で育った世代は、
昔ながらの「本」の方が読みにくかったりするのだろうか。

一週間ほど前になるが、
成城学園前駅から徒歩5分の場所にある、
緑地に立ち寄った。

写真のような場所だ。

午後の早い時間、
木立は蝉時雨がうるさいほどだ。

アブラゼミ
ミンミンゼミ

え、この鳴き声は？

ヒグラシ！

ヒグラシって、
7月の末から鳴くものだっけ？
真っ昼間から鳴くものだっけ？

盛夏と晩夏が混在したような、
不思議な三重奏だった。