打ち合わせに行った制作会社で、
オーディションに来たらしい子役に、

「こんにちは！」

と元気よく挨拶された。

挨拶を返して、
通り過ぎた後、
その子が母親に尋ねる声が聞こえた。

「ＡＤさん？」

え、そう思われていたのか。

けっこうなベテランなのになあ。

修行が足りんなあ、俺。

ふと、日本の面積と人口はどれぐらいなんだろうと思ったのだ。

検索。

面積は338.000km²　
人口は1.27億人

なるほど。

ヨーロッパの主だった国を調べてみる。

イギリス
面積は247.500km²
人口は6564万人

フランス
面積は643.800km²
人口は6690万人

ドイツ
面積は357.400km²
人口は6690万人

こう比べてみると、
国土の面積に対して、
いかに日本に人口が多いかよくわかる。

少子高齢化が進み、
人口が減っていくのは、
もしかしたら面積に対する適正人口に向かっているのでは。

しかし、
人口が減少すれば経済も縮小するという風に思われてるけど…
イギリス、フランス、ドイツはどうやって保っているんだろう。

そのあたりも疑問だし…これは担当番組でもできそうです。

加計学園・獣医学部に文科省の審議結果が11月に出るけど、
この問題の本質はさておき、
仮に11月に認可がおりたら、
いつから学生が入ってくるんだっけ。

この学校を志望する受験生はどれぐらいいるんだろ。
そもそも獣医学部志望の学生は、
最終的に獣医師免許を取るのが目的。
新設校の場合、その学校の国家試験の合格率が出るのは6年後。
新卒者の全国平均合格率は毎年ほぼ８０％台後半で、
低いところでも８０％は超えているけど、
新設校がそれを下回らないとは限らない。

受験生は何を判断材料にして新設の獣医学部を選ぶんだろう。

私立の獣医学部の学費は１年で２００万～２５０万。
６年通うので、卒業まで１２００万～１５００万かかる。
先行きどうなるかわからない新設校には行かせなくない、
というのが一般的な親の意識だと思うんだけど・・・。

過去に新設された医学部の場合はどうだったんだろ。

聞いた話だ。

ある番組に出演した某人気女性タレント、
たぶんＶＴＲ中心の番組だったのだろうが、
ＶＴＲを見ている時も目がずっと眠そうだった。

さすがにその顔は使いづらい。

そこで眠そうな目をすべてCGで修正したという。

本当なのかなあ。
技術的には可能だと思うけど、
バラエティー番組の予算で、
そこまで出来るのかなあ。

少々、眉唾な話だけど、
興味深い話だったのでここの記録する次第。

「国難」とまで言われた
（言った本人はもう忘れてると思うが）
「少子化」の対策って、
具体的にどんなことをするんだろう？
と考える今日この頃。

政治家は「教育の無償化」とバカのひとつ覚えのように言うけど、
それだけで出生率が大きく変わるとは思えない。

給料が上がらないと子どもなんて…という声もよく聞くが、
じゃあ、どれだけ国民の平均収入が増えたら出生率が上がるんだろ。

フランスは国策によって出生率をアップさせることに成功したはずだけど、
（確認していないので間違っていたらすいません）
どうやったんだろ？

そんな話をしていたら、知り合いの一児の母が、

「女性には子どもが欲しいという衝動に駆られる年齢がある。
　その時に子どもを産むことができるかどうか」

と言い出し、
僕は男性なのでその衝動はわからないのだが、
人間も生物である以上、確かにそういう衝動はあるのかもしれない。

だとして、どうしたらいいんだろ？

少子化を促進させている側の僕が言うのもなんなんだけど。

「痛みをともなう改革」

という言葉を最初に使ったのは誰なんだろう。

この手のフレーズ、
最初に考えた人は偉大だが、
自分で考えたわけでもないのに、
馬鹿の一つ覚えのように繰り返す人は、
ただ自動的に言っているだけで、
そこに深い考えなどはないはずだ。

こういった既成フレーズの使い方で、
ちゃんと考えているかどうかが透けて見える。

僕も気をつけないとなあ。

故あって、
英語で先日の選挙の話をする機会があった。

中学生程度の僕の英語力だが、
選挙＝election
というのは知っている。

しかし、口にするのがはばかられた。
「L」と「R」の発音を言い分けられる自信がないからだ。

万が一、「erection」と言ってしまったら・・・。

というか、なんでこんなややこしい感じになってんだよ！

我が家の18歳と2人で投票に行ってきました。


初めての投票を終えて曰く、
「秒だね」


投票所が混み合っていなかったこともありますが、
こんなに簡単なものなのか！と驚いたようです。


しかしながら、出かける前にはいろいろ。


比例代表は決めていたけど、
小選挙区で誰に投票するか決めるのを忘れてました。
そこで選挙公報を渡して、再びシンキングタイム。


「◎◎のは読みづらい」
内容ではなくレイアウトにダメを出される某候補者。


4人中2人まで絞ったところで、取り出したのはスマホ。
ネット上にある2人の街頭演説の印象で、
どちらにするのか選んでいる様子。


それ以外にもいろいろ気になることが。


投票に行くために服を着替えながら曰く、
「元カレからもらった服」
「別れてから初めて着る」
「捨てないのはダメ？」
なぜ、選挙に行くのにその服を？


雨に濡れるかもしれないので、
元カレにもらった服の上にジージャンを羽織って曰く、
「上もジーンズ、下もジーンズ、おかしい？」



投票先が昔通っていた小学校なので道中に曰く、
「近所のコも来るかな。会いたくない。
　ジーンズジンーンズだし、メガネだし。
　わー、髪もぼさぼさ」


まあなんというか、
忘れないよう書き残しておきたくなるほど
すべてが新鮮でした。

「21世紀に『立憲』と言わないといけないのは、
　先進国として情けない」

といった主旨のことを、
本日夜の街頭演説で枝野幸男さんが言っていた。

確かに。

あたり前のことをわざわざ言わなければいけないのは、
あたり前のことを破る者がいる時だ。

21世紀に『立憲』と言わなければいけないのは、
会社の廊下に『走るな』と注意書きを張り出すようなものだ。

そう書かないと突然走り出す奴がいる、
ってどんな会社だよ。

どんな社会だよ。

平日夜７時台の視聴者の年齢構成について聞いた。

５０代以上がおよそ７割。

まさかここまでだったとは！

この時間帯に世帯視聴率を取りたいと思ったら、
５０代以上に支持されないとダメ、ということだ。

ときどき、年寄りは狙わなくてもいいとか
言い出す局があるが、
そんなことを言うならば、
この事実を踏まえて、
狙った視聴者層の視聴率だけで
番組の成否を判断して欲しいよ。

全世帯の視聴率じゃなくてさ。

先日、ある番組で脱北者の女性に密着したＶＴＲをオンエアした。

北朝鮮から中国に逃げ込んだ後、
拉致され無理やり妻にされていた女性を
家族の留守中に、
脱北者支援団体が救い出し、
韓国まで逃げるという、
映画さながらの始まりだった。

さらにその逃避ルートがスゴい。

中国国内を南下、
山越えでラオス国内に入り、
川を渡ってタイに密入国。
そこでタイ警察に自首して、
韓国に強制送還される・・・
という想像もしなかったルートだった。

このＶＴＲ、番組スタッフが撮ったものではない。
韓国の支援団体が撮っていたものだ。

これがよく撮れている。
険しい山中を逃げる様子はもちろん、
車中で安堵して眠る女性の寝顔や、
要所要所で心情を聴いているなど、
まるでドキュメンタリーのディレクターが撮ったような質だった。

なぜ支援団体が、
ここまでしっかり脱北の舞台裏を撮影しているのか
不思議に思ったのでスタッフに聞いたところ、
彼らは北朝鮮の事情を世界に発信すると同時に、
このＶＴＲを今回のように各国の番組に「売る」ことによって、
活動資金を得ているということだった。

なるほど。
そういうことだったのか。

そういう目的で、
ＶＴＲを撮っている支援団体はたくさんあるんだろうなあ。
僕は知らなかった。

希望の党に移った旧民進党議員は、
今の状況を見ると、
うまい話にのって
まんまと騙された人たちに見える。

百害あるように思える希望の党に一利があるとすれば、
そんな迂闊な人々を検出する装置として
機能したことじゃないかなあ。

今回の投票率は何％ぐらいになるんだろうか。

前回のような低投票率だと
選挙に行かなかった人たちに、
日本の未来を決められることになるのかと思うと
虚ろな気分になる。

選挙の行かなかった人たちのために、
「国民の信任を得た」
と大きな顔で言われるのかと思うと
虚ろな気分になる。

『ザ・ノンフィクション 人殺しの息子と呼ばれて（前編）』を観る。

インタビューの壮絶な内容に、身も心も動けなくなる。




それはさておき。





民放だから、どうしても間にCMが流れる。

時間帯的にスポットだと思うけど、
あれってどうやって選んでいるんだろう。

幼い頃、まんぞくな食事を与えられなかった
という話の後に、
トロ～リチーズがたっぷりハンバーグのガストのCM。

お風呂で湯船に無理やり顔を浸けさせられた
という虐待の話の後に、
ビオレボディウォッシュのCM。

CMに罪は無いが、
もう少し選びようはなかったのか。

「投票所入場整理券」が届いた。

今回の総選挙にかかる費用を
有権者の数で割ると
一人あたりおよそ６００円になるそうだ。

つまりこれは1枚６００円で買った、
（今回の場合、正確には６００円で買わされた）
チケットのようなものだ。

使わないと６００円損したことになる。

・・・なんて思わない人が５割ぐらいいるんだろうなあ。
日々の買い物の１０円２０円は気にするのに。

もったいない話だ。