朝まんの提案

2010年09月29日 00時24分19秒 | アイデアのかけら

突然来た寒い朝。

冷凍庫に中華まんを発見。
温めて食べた。

これはいい。
体が温まるし、
ひとつ食べただけでなかなかの満足感。

朝食用の「朝カレー」があるのだから、
朝食用の中華まん、「朝まん」があってもよいのではないか。

一応、朝食用とうたう以上、
ひとつで昼までもつ、とか、
午前中から頭の回転がよくなる、とか、
そんなウリは必要だろうけど。

どこかのメーカー、
あるいはコンビニで開発してもらえないだろうか。

鶏肉を切り分ける

2010年09月28日 01時10分55秒 | コメディのかけら

近所のチェーン店風の居酒屋に行った時のことだ。

オススメの鶏肉料理を頼むと、
腿のままの状態で出てきた。

「よろしければ切り分けますが」と店員。

なので、お願いした。

しかし。

おそろしく手際が悪い。
俺がやる、と言いたくなるほど手際が悪い。

すると、我々に視線に気づいた店員が言った。

「初めてなもんで」

よかったよ、僕たちが別れ話をしに来た二人じゃなくて。

ペットに対する知識と理解

2010年09月21日 09時02分47秒 | コメディのかけら

獣医をやっている弟が嘆いていた。

最近、ペットに対する知識と理解が乏しい飼い主が多いと。

たとえば、犬や猫も感染症を除けば、
人間と同じような病になることをなかなか理解してくれない。
人間も犬や猫も同じ哺乳類。
体のつくりはよく似ている。
ならば、同じような病気になって当然だが、
それをなかなかわかってもらえないという。

弟で出会った中で、一番驚いた飼い主は、
採血している様子を見て、こう言った飼い主だ。

「犬の血も赤いんですね」

ここまで来ると日本の義務教育は大丈夫か、
という気になってくるが。

ペットに対する知識と理解が乏しくなる一因として、
店頭ですぐ子犬が買えてしまう、ということがあると思う。

良心的なペットショップだと、
子犬は受注生産だ。
なので、子犬がほしいと注文してから、
飼い主は数ヶ月待つことになる。
そしてその期間に、飼い主は自分が迎える犬種についての知識を蓄える。
妊娠がわかってから出産までの間に、
あれこれ学習するのと同じことだ。

犬でも猫でもカメレオンでも。
飼う前に学習と理解を。
彼らはぬいぐるみではないのだ。


都内と実弾

2010年09月18日 09時50分18秒 | チシキのかけら

警視庁の管轄内で、
一年間に発砲される実弾は8発だという。

多いのか、少ないのか。

思っていたよりは少なかった。

宮下公園封鎖

2010年09月17日 09時28分11秒 | コメディのかけら

数日前の話になるが、
渋谷の宮下公園封鎖のニュースを知り、
たまたま近くに行く用事があったので、
ついでに見に行った。

公園の入口には、
「きけん立ち入り禁止」のテープが張られ、
ビニールシートで目隠しされている。

周囲の道路には警官がうろうろ。
明治通りには警官を乗せてきたバスが停まっている。

歩道橋から見ると、
目隠しされた公園入口には、
渋谷区の職員たちが仁王立ちしている。

なんともものものしい雰囲気だ。

しかし道路と封鎖された入口を結ぶ階段の途中に、
ふたりのギャルが座っていた。
座ってカップラーメンを食べていた。

まあ、なんというか、
ある意味、彼女たちはすごい。

誤配

2010年09月13日 08時19分22秒 | 業界のかけら

経費節減の折、
バイク便の使用が制限され、
資料の類をADが持ってくる、
というケースが増えている。

実は番組スタッフが家に来るのはいいなんとなく嫌で、
同じことを言っている放送作家は多いが、
番組制作費が削られている中、
ぜいたくは言えまい。

それはさておき。

先日も編集上がりのVTRをADが届けに来た。

僕は留守にしていたので、
ポストに投函してもらう手はずになっていた。

途中一度、住所を確認する電話があった。
我が家があるのは「世田谷の迷路」の中なのだ。

それでもその後、連絡がなかったので、
無事届けられたと思い、夜更けに帰宅すると、
ポストの中は空。届いていない。

急いで電話をする。

「まだテープ届いてないんだけど」
「ちゃんとポストに入れましたよ」
「でも、入ってないんだよ」
「入れました。なんか会社の名前が書いてあるポストに」
「会社の名前なんて書いてないよ。自宅なんだから」
「2つ並んでるポストですよね」
「いや、ウチのポストはひとつだよ」

間違ってよその家のポストに入れてしまったようだ。

一刻も早くVTRが手元に欲しかったので、
再度バイク便で送ってもらえるよう頼んだ。

一時間後。
ADから電話がきた。

「今、テープを回収して届けに来たんですけど、どこですか」

外に出ると二軒隣の家の前に、
電話をかけてきたADと彼女を車に乗せてきたAD、
2人のADがいた。

バイク便の費用を節約するのはいいが、
そのためにADを2人稼動させるのはどうなんだろう。
そう思いながらテープを受け取ると、

「バイク便も送ったみたいなんで、後で着くと思います」

2時間後、バイク便がやってきた。
同じVTRを持って。

いろいろと間違っていると思う。

読書:『本日は、お日柄もよく/原田マハ』

2010年09月09日 09時57分37秒 | エンタメのかけら

物語の中心にあるのは、
スピーチライターという職業である。

スピーチライター。
アメリカなどではスピーチが重要なので、
政治家の背後には専属のスピーチライターがいるという。
たしか劇作家のN・サイモンも大統領のスピーチライターをやっていたのではないか。
(そういえば鳩山総理の時代に平田オリザ氏が参与かなにかでいたが、
 彼も鳩山総理のスピーチを手伝っていたのだろうか)

日本にはスピーチライターを専門にやっているという人はいないらしい。
そういう意味では、現実に立脚した「ファンタジー」である。

ただし前半は、スピーチの指南書としても役に立つ。
しかも楽しい指南書だ。
スピーチが苦手な僕としてはとても勉強になった。

後半にやや違和感を覚えるが、
巻末を見て理由がわかった。
連載時と現在では世の中の情勢が変わっている。
そのせいだろう。
(ネタばれを防ぐために詳細は伏せますが)

ぜひとも今度は同じ主人公で、
連作長編を書いてほしい。

読み終えてそう思った。

北海道のチケット入れ

2010年09月08日 09時24分17秒 | その他のかけら

千歳空港から乗った快速の指定席に、
「チケットホルダー」があった。

前の座席の背もたれの部分に、
乗車券を入れる専用のホルダーがあるのだ。

これは便利だ。

検札の時に乗車券を探す手間が省けるし、
そこに乗車券を入れておけば、
たとえ眠っていても車掌も検札できる。

あれは、北海道のあの快速だけの設備なのか。

観劇:『日本モンティパイソン宣言』

2010年09月07日 01時31分40秒 | エンタメのかけら

モンティ・パイソンをこよなく愛する人たちが作り、
モンティ・パイソンをこよなく愛する人たちが演じた。

にも関わらず、不満を感じてしまったのだ。

それはおそらく、僕もまたモンティ・パイソンをこよなく愛する者であるからだろう。

モンティ・パイソンはそう簡単には手の届かぬ「高み」なのだ。

だからこそ、ここまで長きに渡って焦がれ愛され続けるのだろう。



まあ、でも、これも愛するからこそあえて言うけど、
あのエンディングはちょっとどうかと思いました。
もう一発、欲しかったなあ・・・。
(ネタばれを防ぐために詳細は秘しますが)

原発を観に行く

2010年09月06日 17時09分08秒 | 旅のかけら

ある仕事で原発を観に行った。

北海道・積丹半島にあるほくでん・泊発電所。

正確にいうと、この泊原発の位置関係を確かめに行ったのだ。

行って驚いた。
周囲から原発そのものはまったく見えないのだ。

原発は日本海にへそのように突き出した岬の先端の窪んだ部分にある。
だから岬の付け根を走る国道からは見えないし、
近くに高い場所もないため上から見ることもできない。

原発に至る道は堀株海水浴場脇から入っていく道と、
国道から直接入る2本の道だけ。
もちろん、入口には警備員がいる。

周囲の目から隠れた場所に作られているのは、
やはり外部からの侵入などを含む「万が一」を考えてなのだろうか。

泊原発の全容は、
近くにある「ほくでん原子力PRセンター・とまりん館」で知ることができたが、
せっかくきた以上、
この目で実物を見てみたかった。

国道を行ったり来たりして、
堀株川河口あたりに海岸へ続く道を見つけた。
荒地の中を行く未舗装の道路だ。

しばらく走ると目の前に日本海が開けた。
そしてその先に泊原発が見えた。
おそらくここが泊原発のベストビューポイントではないか。

ちなみにその崖下の浜は、
地元サーファーたちの人気スポットだという。
昨日も大勢のサーファーたちが波を待っていた。

波の上を滑るサーファーたちの向こうに見える原発。

それは不思議な光景だった。

テレビ局とストのはじまり

2010年09月02日 09時23分31秒 | 業界のかけら

会議中、隣の大部屋からホイッスルの音が聞こえた。

ストの始まりを告げるホイッスルらしい。
労働組合の人間が現れホイッスルを吹き言うのだ。
「はい、そこ手を止めて」

かつて夕方までの予定だったストが長引き、
夜までもつれ込んだことがあるという。

その日は野球中継があったが、
スト中に現場の人間は働くことができない。

だが当時は野球中継といえば花形番組。
まさか放送しないわけにはいかない。

この危機を乗り切るためにとられた方法は。

ストには関係ない管理職の人間たちが、
ひさびさに現場に出て中継を仕切ったのだ。

中には数年ぶりに現場に立つ人間もおり、
新しい機材に戸惑っている者もいたというが、
しかしみんな楽しげに働いていたという。

おかげで中継は無事放送。
しかも近年稀に見る「いい中継」だったらしい。

現場のピンチのために引退したベテランたちがひと肌脱ぎ、
それを乗り切る。
まるで景山民夫の小説に出てきそうなエピソードだ。
まあ、そのピンチが「スト」というのが少々緊張感には欠けるけれど。