今回の台風19号に関する注意喚起は、
異例の早さだった。
当然のことながら、準備を始めるのも早くなる。
木曜の午後にスーパーに行くと、
カップ麺の棚は品薄、
大型のペットボトル飲料もかなり減っていた。
金曜日の午前中、開店の10時直後に再びスーパーに行くと、
カートが足りないほどの満員状態。
レジには見たことがないほどの長い列ができていた。
カップ麺、飲料はすでに完売状態。
パンや一部の生鮮食料品も品薄。
生活用品売り場に行けば、
懐中電灯のたぐいは全て売り切れており、
カセットコンロ用のガスもお一人様1つまでと
制限がかけられていた。
SNSによると、養生テープも売り切れているらしい。
おそらく都内各所のスーパーで同じことが起きていたはずだ。
だが、相変わらずテレビもラジオもネットも、
台風に備え、「懐中電灯を用意しろ」「窓ガラスに養生テープを貼れ」
と注意喚起を続けている。
たしかにそれは大切なことだ。
だが、そんなこと言われても、もうできないんだよ!
正直、そう思った。
そこで感じたのは、
提供する情報とタイミングに関する問題だ。
マスメディアならば、
昨日の午後もしくは夕方の時点で、
都内近郊のスーパーや量販店にはほぼ必要な品がないことは、
わかっていたはずだ。
ならば、
それを前提に今からできることを重点的に報じた方がよかったのではないか。
(もちろん、ちゃんと報じている番組もあったそう。
なので、僕の知る範囲での見解です)
しかし今回痛感したのは、
自然災害に対する準備は前日じゃ遅いし、
そもそもこれが地震ならば事前に準備はできないし、
日頃からちゃんとやっておけってことですね。
明日の朝まで無事に乗り切ったら、
あらためて準備をしようと思っています。