蟹と打ち合わせ

2007年12月31日 01時30分49秒 | コメディのかけら

毎年、年末に懇意のプロデューサーと、
今年の反省と来年の展望を語り合うため、
飯を食う。

今年は何を間違ったか、蟹の店へ。

刺身。
茹で蟹。
焼き蟹。
蟹しゃぶ。

おかげで話が弾まぬこと、
この上なし。

美味だったが。

以前、
某広告代理店氏が、
いろいろなトラブルのお詫び会をする際に、
上海蟹の美味い店を押さえたと連絡があったことがある。

糾弾されることがわかる会に、
蟹を出すとは、
口封じかと思ったものだ。

まあ、結局、その時は違う店になったのだが。

だが、今日は言葉数が少なかった。

そして、大量の蟹を食べたために、
どうにもこうにも指先が痛いのだった。

観劇・ナイロン100℃「わが闇」

2007年12月28日 10時03分32秒 | エンタメのかけら

個人的には
ナイロン100℃の作品としては、
「すべての犬は天国へ行く」
以来の快作ではないかと思う。

そう、考えると、
「フローズン・ビーチ」といい、
本作といい、
KERAさんは、「女性物」を手がけると、
快作率が挙がるようだ。

ネタばれを防ぐため、
詳細は書かないが、
ラストをあっちに持っていくとは思わなかった。
ごあいさつに参考とした作品に「ハンナとその姉妹」
とあったが、その影響もあるのかもしれない。

そんな話を終演後、役者にしたら、
台本が書きあがる前から、
ラストはあっちに行く、
そう言われていたそうだ。


なるほど。

20秒の攻防

2007年12月27日 12時58分32秒 | 業界のかけら
VTRのあるシーンを20秒延ばすか延ばさないかで、
スタッフが激論を交わしている。

外は忘年会でにぎわう六本木、真夜中の編集所。


4時間という長時間番組の中の20秒。
わずかな時間といえばそれまでだが、
そこまで追い込もうという姿勢が、
番組の精度を高める。

そんなふうに思いながら、
議論の傍らでオレオを食べていたのだった。

雑学ブームの影響

2007年12月26日 11時17分07秒 | 業界のかけら
テレビ界は、「雑学」が大流行。

この年末年始、大量の雑学番組が流れるに違いない。

そうなると、出てくるのが「ネタかぶり」である。
あるスタッフが言っていたのだが、
裏取りのために問い合わせの電話をかけると、
「今月に入ってもう3回目です」
などと言われることが増えたそうだ。

雑学という資源が尽きる日は、
そう遠くないのかもしれない。

不動産屋と花

2007年12月24日 23時48分37秒 | コメディのかけら

不動産屋は、
賃貸物件を案内する際、
鍵を開けたら、最初に部屋に入る。

そこには様々なトラブルが待っている危険性があるからだ。

たとえば、ゴキブリが走り回っている。

その程度ならまだいい。

時には、何かの手違いで、
すでに部屋に誰かが住んでいることもあるらしい。

そんな話を聞かせてくれた人は、
最近、こんな部屋に遭遇したそうだ。

部屋の真ん中に花が一輪さしてある。

背後に客がいただけに、
怖いと同時にかなり焦った。
そう言っていた。

エレベーターの気遣い問題

2007年12月23日 01時40分52秒 | コメディのかけら

エレベーターの扉が閉まりかけた時、
駆け込んでくる人がいる。

気を利かせて、
誰かが「開」ボタンを押す。

再び、ドアが閉まる。
と、閉まりかける直前に、
また、駆け込んでくる人がいる。

すると、
先ほど駆け込んで来た人が、
自分でしてもらったことを他の人にもしてあげようと思うのか、
「開」ボタンを押す。

最初から待たされている人にとっては、
たまったもんじゃない。

遮られるアナウンス

2007年12月20日 10時01分09秒 | コメディのかけら

ホームで電車を待っていると、
構内アナウンスが流れ始めた。
どうやら電車が遅れているらしい。

肝心の詳しい内容を話し始めた途端、
特急電車が通過した。

轟音にかきけされ、アナウンスが聞こえなくなる。

そして、特急が去って、あたりが静かになったと同時に、
アナウンスも終った。

一体、何を言っていたのか、気になって仕方ない。
なんとも、困った事態であるが、
同時に、古典的なサウンド・コメディにありそうな事態でもあった。

遊歩道の工事

2007年12月19日 01時26分55秒 | その他のかけら
近所の遊歩道が、フェンスで覆われていた。
どうやら工事をするらしい。

通りをはさんだ反対側は、
春先に工事が済んでおり、
土がむき出しただった路面が、
舗装されている。

きっと、こちらもそうなるのだろう。

でも、そんなことする必要あるか。
土がむき出してでもいいのではないか。
雨の後は少し不便だが、
それ以外は何の問題もない。

誰が望んでの工事なのだ。

その無意味さが、おかしくも不快なのだ。

エンジェルフォールのヘリ

2007年12月18日 08時27分17秒 | その他のかけら

南米にエンジェルフォールという有名な滝がある。

1000メートル以上を一気に落下。
あまりの落差に、途中で水がすべて飛散してしまい、
宙に消えてしまう滝である。

この滝を撮影する際によく使う、
ヘリの操縦士がすご腕らしい。

たとえば、2台のヘリで撮影に行く。
すると、滝の巨大さを表すため、
1台のヘリが滝の前にホバリングをする。
それをもう1台のヘリから撮影させる、
なんてこともしてくれる。

あるいは、
滝を正面の地上から撮影したいというと、
「じゃあ、着陸させるよ」
という返事。

だが、滝の前の地上に、
ヘリが着陸できるような平地はない。

すると、操縦士は、
ヘリを地上にある巨大な岩の上に着陸させたそうだ。

標語のナンセンス

2007年12月17日 17時18分55秒 | コメディのかけら

お役所が作る七五調の標語の無意味さについては、
すでにいろいろな人が語っているが
僕も今日、ひとつ見つけたので記録しておこう。

「備えよう 防火の心と 住警器」

住警器?
そんな言葉、初めて聞いた。

もちろん、文字面からなんとなく意味はわかるが、
いくら語呂よくしたいからって、
そんな見慣れぬ言葉を無理に使うのは、どうなんだ?

経堂駅前に掲げられた標語を眺めながら、
そんなふうに思ったのだった。

くちなしの丘

2007年12月16日 21時31分27秒 | エンタメのかけら

原田知世の「Music&Me」というアルバムについている、
「くちなしの丘」のプロモがいいですね。

本日のヘビーローテーション。

これって、初回盤にだけついているのかなあ。

ならば、「買い」です。

海軍と船酔い

2007年12月16日 02時07分48秒 | コメディのかけら

ある記者が、某国海軍の船に乗せてもらった時のこと。

海が荒れ、
すぐさま記者は船酔いになってしまった。

苦しみながらあたりを見回すと、
他の乗組員たちも、船酔いで倒れていたそうだ。

海軍なのに。

うんちく披露の困難

2007年12月14日 00時52分48秒 | コメディのかけら

「お年玉を入れる<ぽち袋>の<ぽち>って、
<これっぽち>の<ぽち>なんだってさ」

「え、あれ、<ぽち袋>って言うの!」

うんちくを披露する時は、
相手の知識を見極めないと、
なんとも残念な結果に終るのだった。

会議で料金表が

2007年12月12日 00時52分53秒 | 業界のかけら
テレビで、海外番組の素材を流すことがあるが、
あれには費用がかかる。

現在、制作中のある正月特番は、
低予算にもかかわらず、
多数の海外素材を使う。

そこで、今日の会議では、
予定していた素材の料金一覧表が配られた。

「〇〇・30秒まで75000円」
「□□・30秒まで210000円」

当然、値段の高い物ほど、見る目がシビアになる。
本当に必要かどうか。

まるで家計簿チェックのノリで、
使用するネタを決めていった。

こんな経験は初めてのことだった。

タクシーの値上げ

2007年12月10日 22時57分46秒 | その他のかけら

うっかりしていたら、
タクシーが値上げしていた。

初乗り710円。

いきなり50円も値上げ。
これは、かなりパンチがきいている。
なんといっても、
600円台から、700円台になったことが、
とてつもなく値上げした感じにさせる。

しかし、値上げしたからといって、
運転手の質が向上するわけではない。
もちろん、素晴らしい運転手もいるが、
相変わらずテレビ局なんてわかりやすい場所への道すらわからぬ運転手も大勢いる。

せめて、ここは細かく刻んで、
690円にしておいた方がよかったのではないか。

あるいは革命的に、
運転手の質を向上させるか。

ますますタクシーに乗りづらくなった。