数字に関する2つの戸惑い

2019年05月27日 23時00分03秒 | コメディのかけら

飲食店の入ったビルの小さなエレベーター。
4人乗りで、重量制限は300キロ。
ん?
これならば5人乗れるのでは?
そう考えて、5人で乗ったら、注意ブザーが鳴る。
人数に反応したのか?
重量に反応したのか?


伊勢丹の地下でチョコレートの詰め合わせを買う。
ショーケースの中の7コ入りを指して、
「これを下さい」と言うと、
「こちらの8種類の中からお選び下さい」
初めて見る8つから7つを選ぶのは難しいぞ。
一瞬、戸惑ったが、すぐに、
「1ついらないのを選べばいいのか!」
と思い当たる。

セーフ。

と、思いきや、
箱の中には8種類の説明書きが入っていたので、
手土産に持って行った相手に、
なにをひとつ避けたのかバレてしまった。

保護猫シェルター

2019年05月25日 10時06分00秒 | 経堂通信


近所に保護猫のシェルターがある。
『QUEUE』とう名前の施設だ。

気になったので、見学に行った。

シェルターがあるのは、
3階建てのビルの3階。

まるでペントハウスのようなその施設は、
目に入る部分だけで18畳程度。
本来は住居用のようで、
アイランド式のキッチンもある。

とても日当たりがよく、
猫たちには快適な環境だ。

入場料は1時間800円。
施設の維持費や医療費などに使われる「支援金」だ。
(中でペットボトルや缶の飲み物をくれたのには、驚いた)

猫カフェではないので、猫を抱くことはできない。
しかし、近寄ってきた猫に触れたりすることぐらいはできる。

部屋のあちこちで猫たちが気持ちよさそうに寝ている。
現在、20匹ほどの猫がいるそうだ。

どれぐらいのペースで里親が見つかるのか尋ねると、

「今は月に1匹ぐらいですね」

え、そんなに少ないの!
と思ったが、現在は成猫が多いため、
これぐらいのスローペースだという。

子猫が多い時期や、
生活環境が変わる人が多い4月は、
もう少し早いペースで里親が見つかるそうだ。

眠っている猫たちをよく見ると、
片目がつぶれてしまっているものや、
片足の先が無いものなどもいる。
みんな、ここに保護されるまで、
いろいろとあったのだろう。

しかし今はとても幸せそうに見える。

それにしても、
シェルターの維持費はどこから出ているんだろう?
家賃、人件費、猫たちの食費。
かなりの出費となるはずだが…。

気になったのだが、
いきなり尋ねるのも不躾と思い、
今回は控えた。

また訪ねることがあったら、
そこは聞いてみたいと思う。

















入口に立つ男(ひとつの解答編)

2019年05月24日 11時43分58秒 | ギモンのかけら

ハイブランドの店舗の入口に立つ男たちは何者なのか?

という疑問を以前記したら、知り合いが、

「あれは警備会社の人間らしい」

と教えてくれた。

なるほど。

ブランドの社員もしくは契約社員かと思っていたが、
まったくの別筋であったか。

警備会社のガードマン。
納得感がある。

それにしても、
ああいう場所にいる男たちは、
みんなスタイルもよく顔立ちもいいから、
社内でそういう人を選んでいるんだろうなあ。

あの仕事に配属されることは名誉なのかなあ。
見た目でブランド側から「チェンジ!」されることもあるのかなあ。

続報を待つ。

じゃこオムレツ

2019年05月21日 22時21分59秒 | コメディのかけら

近所の居酒屋で、
じゃこオムレツを注文した。

しばらくして運ばれてきたじゃこオムレツを食べていると、
調理人も兼ねている店主が来て、

「じゃこ、入ってますか?」

え?

食べかけのオムレツを箸で調べてみると、



「入ってません」
「やっぱり。
 じゃこが残ってたから、入れたかなーと思って」

けっこう酔っていたので、
食べていたのに気づかなかった。

じゃこを入れ忘れた店主もマヌケだが、
食べていて気づかなかった我々も輪をかけてマヌケ。

ということで、双方、大笑い。

「作り直しましょうか」

と言われたのだが、
もうお腹の方はいい具合だったので断ると、

「じゃあ、じゃこの分、まけておきますね」

ということでまけてくれたらしいのだが…
「じゃこ代」って、いくらだったんだろ?

顔を剃る

2019年05月18日 12時39分50秒 | その他のかけら
仕事先で時間が空いた。

気分転換を兼ねて、
近くの理容室で顔を剃ってもらうことにした。

その理容室は、
現代的なビルが立ち並ぶ片隅にある。
おそらく以前からそこで営業していたため、
再開発後、今の場所に入る権利を得たのだろう。

店内に入ると、
昔ながらの理容室の匂いが漂っている。

理容室で顔を剃ってもらう一番の喜びは、
蒸しタオルだ。
熱々の蒸しタオルを惜しげもなく大量に使う。
今回も、6~7枚、使ったのではないか。

残念なのはこの理容室では、
温かな泡(あれの正式名はなんというんだろう)ではなく、
クリームのようなものを塗って剃るところだ。

眉の下や耳といった、
ふだん自分ではなかなか剃ることのできない部分の産毛も
剃ってもらい、なんとも気分がよい。

だが、最後にもうひとつ、残念なことがある。
それはシェービング後に塗ってくれるものの香りが、
まったくもって好みではないことだ。
なぜかその香りを嗅ぐと、
自分がかなり老けてしまったような気分になる。

なので、店を出る時は、顔はツルツルだが、
心は少しシワシワだ。

『ケイト/KERA』を聴いて想う

2019年05月10日 22時42分37秒 | 愛犬のかけら



初めて犬を飼ったのは小学生の時だ。


近所に迷い込んだ捨てられた雑種の子犬。
「コロ」という名前をつけた。



コロは数年後、病を得て亡くなった。


近所の獣医が親身になって診察をしてくれ、
母校の獣医学部で(無料で)手術も受けさせてくれた。


しかし手術の甲斐なく亡くなり、
大学まで看取りに行った。
確か秋の終わりの寒い日で、
どういう事情だったか忘れたが、
クラスメイトの女の子が一緒についてきてくれた。


遺体を持って帰ることはできなかったため、
毛と爪をもらって、
自宅に庭に埋めた。

 


二頭目の犬とは、
コロの件でお世話になった獣医に
お礼を言いに行った帰り道に出会った。
また捨てられていた子犬だ。
何か運命的なものを感じ、飼うことになった。
今度は「ケイ」と名付けた。



ケイは何度も脱走を繰り返し、
数年後、逃げ出したまま帰って来なくなった。
鎖を引きずって歩くケイを目撃したという話を聞いたが、
我が家に戻ってくることはなかった。



それから長い間、
犬を飼うことはなかったが、
10年ほど前に再び犬を飼い始めた。
ミニチュア・シュナウザー。
「リタ」と名付けた。
世田谷公園まで散歩に行く途中に閃き、
そう名付けた。




さらにその数年後、
もう一頭、ミニチュア・シュナウザーを飼い、
「ニナ」という名前をつけた。



リタとニナは今も健在だ。



穏やか性格のリタ。
おてんばなニナ。



いつまでたっても雷が怖いリタ。
大きくなってもしばらく階段を降りられなかったニナ。



ソファで眠る家人(小)に寄り添って眠っていたリタ。
ソファの裏に盗んだ食べ物を隠して食べるニナ。



だが、犬や猫といった温かい動物を飼う時はいつも、
彼らは僕より先にいなくなる、
そういう思いが心のどこかにある。



犬を飼っていた僕
犬を飼っている僕



この歌を聴きながら、
いろいろな感情と光景がこみ上げてきた。




いい歌ですね。

曲はこちら↓からどうぞ。





『ケイト』MV

古い絵葉書を前にして

2019年05月06日 10時52分27秒 | アイデアのかけら

仕事部屋の整理をしていたら、
古い絵葉書の束が出てきた。

住所から判断するに、
僕がまだ4、5歳の頃、
父が出張先から送ってくれたエアメールだった。

そういえば数年前、
実家で発掘されたと亡母が、
持ってきてくれたことを思い出した。

今ならば、
海外出張や海外赴任した父親が我が子に送るには、
電子メールやLINEの方が多いのではないか。

今回、僕は45年ほど前の絵葉書と再会したわけだが、
電子メールで同じようなことは起きるだろうか。

僕が電子メールを使うようになって20年ちょっと、
今から思えば大切な私信もあったが、
最初期のものは、もう残っていない。

それにさらにおよそ30年…
そんなに長く電子メールを保存しておくことなんて、
なかなかないのではないだろうか。

父の直筆の文字もなつかしい。

僕の悪筆は、父親譲りだとよく母に言われたが、
絵葉書の中の父の文字は、
幼い子どもでも読めるように丁寧に書かれているものの、
けっして上手とは言えない文字だ。

こんな感慨も、電子メールでは湧かないだろう。


電子メールは便利だ。
僕も今や、電子メール無しの生活など考えられない。

しかし手書きの手紙や葉書きでしか残らないものがあるのも事実だ。

古い絵葉書を見ながら、
そんなことを考えた。

そして、ひさびさに手書きで手紙を書いてみたくなったのだ。

いざという時の紙おむつ

2019年05月04日 08時34分02秒 | アイデアのかけら

公園にシートを敷いて、
みんなで飲み食いをしていたら、
ボールが飛んできて、
飲み物が大量にシートにこぼれてしまった。

拭かねばならないが、
ポケットティッシュぐらいしかなく、
ここでタオルを使ってしまうのも…と思っていると、

「これを使って下さい」

ある女性が差し出したのは、
子どものために持ってきた替えの紙おむつ。

おー、水分を吸う!吸う!

こんな解決法、僕はこれまで考えたこともなかったなあ。

ということで記録。

一度だけ観たスターリン

2019年05月01日 09時10分16秒 | エンタメのかけら

PUNKを熱心に聴くことはなかったので、
遠藤ミチロウに関しては、
音楽にはさして興味はなかったが、
活字で読んだスターリン初期のパーフォマンスには、
怖いもの見たさ的な興味を惹かれた。

後年、
新宿LOFTのシリーズイベントで、
スターリンと非常階段が共演すると知り、
行くかどうかけっこう悩んだ挙げ句、見に行った。

今に思えば、
それはセルフパロディ的なステージで、
非常階段が水や粉を撒き、
(さすがにもう放尿はしませんでした)
遠藤ミチロウが豚の臓物を投げながら、
「昔はコレを手に入れるのは大変だったけど、
 今はAmazon(通販だったか)で簡単に手に入る」
と言っていたのが印象的だった。