だから警察になど電話したくなくなるのだ

2009年02月28日 23時33分58秒 | コメディのかけら
家族と食事をして帰宅すると、
我が家の自転車の隣に見慣れぬ自転車が。

灯りもついたままだ。

どうやら盗難車臭い。

ここは健全な市民として、
警察に通報すべきだと思う。

だが、この程度のことで110番に電話をかけるのもどうか。
最近、110番の件数が多すぎて、
対応に困っているという話をよく聞く。

なので、世田谷区に住んでいるので、
ここは当然、世田谷警察だろうと思い、
HPで電話番号を調べて、かけてみた。

「○○(住所)なんですけど」

電話がつながるとすぐ、自分の住所から名乗った。
すると、

「それは☆☆署の管轄ですね」

電話をかけた用件も聞かずに、
いきなりのたらい回しである。

そのぞんざいな対応に頭にきて、
結局110番に電話をかけ、
☆☆署の人に来てもらった。

自転車はやはり盗難車だった。

よかったよかった。

いや、よくない。

問題は、最初に電話に出た奴の物言いだ。

僕は自分の住いがどこの署の管轄か知らない。
教えてもらった覚えもない。
というか、所轄が違うと警察はここまで薄情であるということも知らない。

なのに、なんだあの態度は?

ということで、再び世田谷署に電話をして、
気になる点を尋ねてみた。

まったく話にならない。
規則規則の一点張り。

お話にならないので、
彼らの上、つまり警視庁の広報に電話をした。

警視庁の広報はすごい。
夜中でも対応してくれる。

でも、内容はお粗末だった。

「わからないことがわかってよかったじゃないですか」

世田谷署に電話をかけて、
自分の住いの管轄が☆☆署であることがわかってよかったでしょ、
そう言われた。

さらに、
「わからないことは尋ねるのが当然」
そんなニュアンスのことを言われた。

なんだ、この対応は。

特に今回は親切で電話したのに、
なんでこんなあしらいをされなくちゃいけないんだ。

こんな応対されるようじゃ、
自分が被害にあった時以外は、
警察に電話したくなくなるぞ。

そもそも警察に電話をすること自体にプレッシャーを感じているのだから、
もう少し優しい対応をしてくれてもいいじゃないか。

そういう意味では、
110番の受付の対応は親切だった。

だけど、苦情を受け付ける広報の対応は最悪。

結論。
トラブルがあった時は、
地元の警察になどかけない方がいい。
110番にかけて、
そこからトップダウンをしてもらった方が、
スムーズにいきます。

喉と寝室

2009年02月28日 01時52分06秒 | コメディのかけら

ある女性スタッフの話だ。

喉の調子が悪かったので、
耳鼻咽喉科で診察を受けた。

医師が彼女の喉の奥を見て言った。

「寝室の掃除をしてください」

え?

換気扇のフィルターじゃあるまいし、
喉の調子が悪くて、
寝室の掃除ってどういうことだ?

言われたとおりに掃除をしたら、
喉は治ったそうだ。

一体、寝室はどんな状態だったのか?

それ以前に、
そもそも彼女の喉はどんなことになっていたのだろうか。

深海魚界のスター

2009年02月27日 11時31分49秒 | チシキのかけら

深海魚好きなのだ。

なので我が家には、
それ関連の書籍がいろいろある。

だが、こいつの存在は知らなかった。

デメニギス。

ナショナルジオグラフィックの公式HPに、
その写真が載っている。
(※リンクしようとおもいましたが・・・。
  興味のある方は検索してみてください。
  すぐ出てきます)

なんと頭部が透明。
その中に回転する巨大な目玉がある。

こんな生物がいるのか。

想像し得なかった形態だ。

まだまだ海は深い。

「白黒」から「カラー」への変遷

2009年02月26日 01時13分11秒 | 業界のかけら

『シャボン玉ホリデー』
『ゲバゲバ90分』
『カリキュラマシーン』

今や伝説の番組の演出氏の話を聞くことができた。

いろいろと興味深い話があったが、
特に印象に残ったのは、
『シャボン玉』が番組スタート時から、
当時まだ珍しかったカラーだったことに関する話だ。

「面倒だからやりたくなかった」

カラーという新しい技術に、
みんな積極的だと思っていたが、
実はそうではなかったらしい。

理由はいくつかある。

①セットの色をちゃんとしないとダメだから面倒。
(白黒時代は濃淡だけで色は関係なかった)

②カメラが巨大で機動性が悪い。

③当時のカラー用カメラは真空管(?)だったので、
 いちいち光の3原色ごとに調整が必要であり、
 毎回、時間がかかった。

とにかく面倒で、
できることならカラーはやりたくなかったそうだ。

なるほど。

だが、彼らが決して保守的だったわけではない。

『ゲバゲバ』がスタートとする頃、
『8時だよ!全員集合』も始まった。
それについて当時、どう感じたか聞くと、

「コントは『シャボン玉』でやりきったと思っていた。
 新しい笑いにしか興味がなかった」

だから、コントである『全員集合』は、
意識することがなかったそうだ。

もちろん、『全員集合』にもそれまでにない新しさはある。

それはさておき、
ここで注目すべきは、
彼らは自分たちの実績に満足することなく、
それを捨て、
新しい境地に向かおうとしていたその姿勢だ。

21世紀にテレビを作る僕たちも、
これだけは真似しなければいけない。

そう思ったのだ。


奇妙なオムライス

2009年02月25日 00時08分06秒 | コメディのかけら

某テレビ局内のカフェテリアで、
知り合いがオムライスを頼んだ。

出てきたのは、
チキンライスの上にオムレツがのった、
そんな形状のもの。

もしかすると、
オムレツをフォークで破ると、
中から半熟卵が流れ出るのでは。

そう思ってやってみた。

なにも出ない。
オムレツは中までしっかり火が通っていた。

これでもオムライスか?

ロスト・テープ

2009年02月24日 11時17分29秒 | 業界のかけら
「シナリオ」のインタビューで、
小山薫堂さんが語っていたが、
『おくりびと』のシナハンをした際、
映画完成時にラジオ番組にしようと、
取材の様子を録音したそうだ。

しかし、現在、そのテープは行方不明。

というのも、
それを録音したディレクターが、
映画の完成を待たずして、
亡くなってしまったからだ。

そのディレクターというのは、
このブログにも何度か登場している、
1年ほど前に亡くなった友人である。

とても優秀なディレクターだったが、
いい意味で人間味に溢れている人で、
一緒に仕事をしていた頃も、
“紛失事故”はしばしばあった。

だから「シナリオ」のインタビューを読んだ時は、
「らしい話だ」と思って笑った。

しかし、そのの映画がアカデミー賞を受賞し、
日本映画史に残る作品となったとなると話は別だ。

友人も天国で、
ものすごく「しまった!」と思っているに違いない。
その焦っている様子が目に浮かぶ。

それにしても、
問題のテープはどこに眠っているのだろうか。

扉の開閉

2009年02月24日 02時08分07秒 | 業界のかけら

太秦で、
時代物の再現VTRを撮影した時の話だ。

主人公が出てくる扉を、
外に向かって開くべきか、
中に向かって開くべきかで、
美術と助監督が大喧嘩になった。

そして、

「監督に決めてもらいましょう」

しかし、監督というのは、
これがデビューの若手ディレクター。

悩んだ末、彼はこう答えた。

「扉を開けたところから始めましょう」

ナイス大岡裁き。

家族団欒とDS

2009年02月23日 00時23分48秒 | コメディのかけら

夕食をとるため、
下北沢の中華料理屋に入った。

視界の先に、
家族づれがいた。

両親と、
中学生と思しき娘、
そして小学生の息子だ。

食事の間、
息子はずっとDSをやっている。

だが、両親はそれを注意する気配もない。

それどころか、
息子の好きな料理を小皿に取り分けてやっている。

姉もこの事態に無関心だ。

なんともグロテスクな光景だった。

中学入試問題に

2009年02月22日 10時21分18秒 | その他のかけら

『朝日中学生新聞」に、
コラムを連載しているのだが、
その中のひとつが、
ある私立中学の入試問題に使われたと連絡があった。

あわせて問題も送られてきた。

漢字や指示代名詞の問題はともかく、
書いた当人の僕も悩む問題もあった。

特にある問題は、
想像力で答えるしかない問題だ。
おもしろい問題だとは思うが、
採点する側はどんな基準で採点するのか。

大喜利じゃないのだから、
「おもしろい」「つまらない」で、
点数を変えるわけにはいかないだろうし。

どんな答えが集まったのか。
どんな採点がなされたのか。

知りたいものである。

定番ゲームの発明

2009年02月21日 09時07分23秒 | 業界のかけら

関西圏の方には有名な話かもしれないが、
今でもバラエティ番組で時どきやる、

「たたいてかぶってジャンケンポン!」
「箱の中身はなんでしょう?」

は、いずれも桂三枝さんが考案したものだそうだ。

これだけ何十年に渡って、
使いつづけられるゲームを考えるとは、
すごい話だ。

真夜中の性病科

2009年02月20日 09時57分16秒 | コメディのかけら

霞ヶ関から高速に乗り、
事故の影響でいつもは通らない
新宿方面を回って帰途に着く。

その途中、
車窓の向こうに赤く輝く文字が見えた。

「中央医院 性病科」

そんな真夜中に病院名を光らせてまで、
PRしなくても。

しかも、あの位置ということは、
高速を走る人ねらい。

いや、別にだからどうというわけではないのだが、
その堂々とした様子に、
ちょっと驚いてしまったのだ。

え?「はっぴいえんど」が出荷・販売停止?

2009年02月19日 11時47分53秒 | コメディのかけら
知人のブログで、
鈴木茂容疑者の逮捕を受けて、
『風街ろまん』など、
はっぴいえんどのアルバムが、
出荷・販売停止になったと知った。

ニュースで調べると、
確かにそういうことになっているようだ。

知人も書いていたが、
リリース直前直後のアルバムならいざ知らず、
30年以上前のアルバムに対して、
この対応は理解に苦しむ。

もはやこの事態、笑うしかない。
黒い笑いだ。

もしかすると、
今回のレコード会社の中に、
W・アレンが演じるような“敏感すぎる人”がいるのかもしれない。

だったら、
なおのことこれはコメディだ。

BGM:『風をあつめて』

『イケメン♂パラダイス』の間違え方

2009年02月18日 23時20分32秒 | コメディのかけら

ある女性放送作家と、
ある俳優の話をしていた時、
彼女が言った。

「あの人、イケメンなんとかパラダイスに出ていた人でしょ」

思わぬ場所に「なんとか」が出てきたものだ。
出された「なんとか」も驚いているに違いない。

亡くなる前に起きたいくつかの出来事

2009年02月18日 08時31分54秒 | ホラーのかけら

家人(大)の祖父が亡くなった。
年齢的には天寿をまっとうした。
そう言ってよい歳だった。

亡くなったのは、
すでに亡くなっている妻が亡くなったのと
同じ日だった。

亡くなる数日前、
顔見知りの老僧の夢枕に立ち、
「お経を読んでくれ」
そう言ったそうだ。

そして、次の日の朝、
家人(大)の祖父もまた、
「坊主がここ(病室)に来た」
とつぶやいた。

あるいは孫の一人は、
夢の中に祖父が出てきて、
「今から49日間の旅に出る」
と言われた。

以上の出来事を、
どう受け取るかはその人次第だ。

ただ、そういうことがあったのだ。

音楽鑑賞:(遅まきながら)『ハイファイ新書』

2009年02月17日 02時23分17秒 | エンタメのかけら
『音楽ば~か』の鮫肌さんが「いい!」と連呼するので、
遅まきながら『ハイファイ新書/相対性理論』を購入。

正確には、
購入する前にネット上で探して聴いた。

お、こりゃ、いい。
なので、購入。

聴くうちに、ある曲が聴きたくなって、
CDの山を発掘作業。

『フレンチ大作戦/girls be』

girls beというのは、
声優の豊島真千子さんと桑島法子さんのユニット。

当時、桑島さんと仕事をしていた関係で、
レコード会社の方からもらったアルバムだ。

フレンチ・ロリータ・テクノ。
そんなジャンルがあるかどうかは知らないが、
そう呼びたくなるアルバム。

中でもサエキけんぞう作詞の『素敵なDr.』は、
名曲。

と、ここまで相対性理論を聴きながら書いたのだが、
よく聴くと、どうして『フレンチ大作戦』を思い出したのか謎。

まったく違う。

でも、新しい音楽との出会いは、
人生のささやかだけど確実な幸せだ。