観劇・「飛ぶ痛み」

2008年04月30日 01時45分48秒 | エンタメのかけら

王子小劇場で、キリンバズウカ公演「飛ぶ痛み」を観劇。

たまたま夜の会議がなくなり、
そして、知り合いの知り合いが出演しており、
今朝、読んだいとうせいこうさんのブログで褒めていた・・・
この3つが重なり、
最近にしては珍しく唐突な観劇。

たまには新しい芝居を見に行くもんだ。

次回も必ず行く。

非常識な審査員依頼

2008年04月30日 01時29分48秒 | 業界のかけら

先日、若手芸人ライブの審査員をやったという話を書いた。

実はこれ、ノーギャラだったのだ。
依頼があった時点で謝礼の話をすればよかったのかもしれないが、
まあ、それもいやらしい話だと思い、
特に聞くことはなかった。

しかし、当日、謝礼の話は一切なし。
後日、連絡が来るのかと思ったが、それもなし。

企画書にあった、
過去、その審査員を引き受けた作家仲間に話を聞くと、
彼もノーギャラ。
しかも、彼の場合、
「お車代程度の謝礼は出します」
と言われたのに、ノーギャラ。

こうなると、もはや確信犯と見ていいだろう。

別に謝礼が欲しいわけではない。
やる意義があると思えば、ノーギャラでもやる。
だが、別に恩もないのに貴重な時間を割いてもらう以上、
何らかのお礼をするのは当然であるし、
とにかく、まるでサギのような、
そのやり口が気に入らないのだ。

おそらく今後、出される企画書には、
過去の審査員として、
僕の名前も載るだろう。
それもまた頭にくる。

これをお読みの放送業界の皆さん、
もし、そんな依頼が来たら用心してください。


なぜ、作ってしまったのか

2008年04月28日 08時26分48秒 | コメディのかけら

斜陽となった観光地を訪れて思うのは、
なぜ、そんなものを作ってしまったのか、
当時の人々を感覚を疑いたくなるような遺物があることだ。

それは、秋吉台にもあった。

「エキスポ希朋館」

その入り口には、
踊るシバ像があり、こう書かれている。

「この像は印度で最も大きなものでした」

そんなものが、
どうしてここにある。

さらに、看板にはこんな売り文句。

「人骨の笛・頭蓋骨の椀
 ヒト(人間)の化石もあります」

なぜ、こんなものを作ってしまったのか。

当時の浮かれ具合が、
今となってはよくわからない。


秋芳洞の鍾乳石

2008年04月25日 23時12分06秒 | 旅のかけら

秋芳洞の鍾乳石には、
「百枚皿」「大黒柱」など、
いろいろな名前がつけられている。

その中に、「大松茸」という名の鍾乳石があった。
見れば、確かにキノコ型をしており、「大松茸」という名も、
納得できなくはない。

だが、その下に添えられた、この英語名はどうだ。
「Big mashroom」
確かにそうなのだが、なんか違和感を感じてしまう。

さらに、
「クラゲの滝のぼり」
という鍾乳石もあった。
垂れ下がった細い鍾乳石は、クラゲにも見えなくもなく、
それが大量にある様子を、滝登りにたとえたようだ。

だが、この英名を見た外国人はどう思うのだろうか?

「The jellyfish clambing up 
 the waterfall」

確かにそうなのだが、そもそも「クラゲの滝のぼり」という名前自体、
「鯉の滝のぼり」のもじりであるから、
それを知らない外国人は、

「jellfishが、waterfallをclambing up
 するなんて」

と違和感を感じるに違いない。

外国人の感想を聞きたいものである。

宇部から萩へ

2008年04月24日 23時03分18秒 | 旅のかけら

仕事で萩に来ている。

宇部山口空港から、萩まで乗り合いタクシーで移動。

途中に民家が点在している、山間の道を、
車はひた走る。

およそ一時間走ったところで、
目の前に妙なものが。

え?
料金所ではないか。

てっきり一般道だと思っていた道は、
実は有料道路だったのだ。

まあ、それにしても、山口県はあまり道路事情があまりよろしくないらしい。
あれだけ総理大臣を輩出している県なのに、
道路がよくないというのはどういうことだ?
地元より、国のことを考えた方々だったのか?
それとも・・・。

ある警句(自戒を込めて)

2008年04月24日 00時05分35秒 | アイデアのかけら
筒井康隆と柳瀬尚紀の
『突然変異幻語対談~唯野教授、ジョイスに出会う~』
なんて、かなり前に出た本を再読したら、
筒井康隆のこんな発言に目がとまった。

「形式への固執というのはこれはギャグです」

これは、
笑わせるためのヒントであると同時に、
笑われないための警句でもある。

今日の僕には、そう見えたのだ。

怖い病院と太宰治

2008年04月23日 00時43分09秒 | ホラーのかけら

我が家の近くに、
腕はどうだか知らないが、
見た目はかなり怖い病院がある。

正面玄関は、
クラッシックな趣きともいえなくないが、
裏にまわるとかなり怖い。
まるで、バラック。
以前、夜中に裏口の前を通りかかった時は、
その不気味さにおののいたものだ。

あのバラック風に建物の中には何があるのか。
まさか、病室か。

今日、改めて見に行った後で、
ちょっと調べたところ、
その病院は、かつて太宰治の入院したことのある、
歴史ある病院であることがわかった。

なるほど。

でも、見た目の怖さに変わりはないのだけれど。

ロケ先の変更

2008年04月21日 09時36分08秒 | 業界のかけら

ある番組で、
女優を中国に連れて行ったが、
諸事情で、現地に着いてからロケが不可能になってしまった。

しかし、ここでロケがなくなってしまっては、
番組に穴があいてしまう。

そこで、スタッフは急遽、タイに連絡。
ロケ先を探した。

そして、女優が言われたのは。

「虫、食べられますか?」

どうやら、タイで虫を食べさせることになるらしい。
普通ならば、断っているロケだ。
しかし、状況が状況だけに、さすがに断ることができない。

結局、その女優は、タイで虫を食べたそうだ。

この一連のトラブルが、
実は女優に虫を食べさせるための壮大な仕掛けだったら、
なお、おもしろかったのだが。

残念ながら違った。

駐泊サービス

2008年04月19日 23時36分19秒 | アイデアのかけら

二子玉川の高島屋内のレストランで食事をしたら、
レジ脇に「駐泊サービス」という表示があった。

18時以降に2000円以上の食事をすると、
翌日の12時まで、車を無料で駐車しておける、
というこのサービス。
もちろん、飲酒運転を防ぐためである。

しかし、「車でお越しのお客様にはアルコール類はお出ししません」
というような対応が多い中、
ただ、禁止するだけでなく、
いざ食事をする段になったらやっぱりお酒を飲みたくなった人にも配慮した
このサービスには感心した。

他にもやっているところはあるのだろうか。

空席における男女関係

2008年04月17日 23時55分54秒 | コメディのかけら

知人が目撃した話だ。

電車の中でつり革につかまっていた、
十代と思しきカップルの前の席が空いた。

そう、一つだけ。

すると、何のためらいもなく、
男が座ったそうだ。

そして、女の子もそれを特に気にする様子でもなかったという。

僕の十代の頃とは違った男女関係が、
築かれているのだ。

求む!雑学アイドル

2008年04月16日 00時05分24秒 | 業界のかけら

これだけ雑学系の番組が増えると、
雑学に強いタレントが重宝される。

しかし、名前が挙がるのは男ばかり。
女性は皆無。

雑学系のクイズに強いのは麻木久仁子さんだが、
年齢的に、もう少し若い女性が欲しい時もある。

そろそろ「雑学アイドル」というのが登場しないのだろうか。
訛っているアイドルがいるぐらいなのだから。
少なくとも、ここ1年は需要がありそうだ。
スパルタ教育をすれば、所詮は雑学、なんとかなるはずだし。

ぜひとも、どこかの事務所で開発してほしいものである。

若手芸人のライブの審査員をやった

2008年04月14日 00時50分01秒 | エンタメのかけら

故あって、
50人ほどの小さな劇場で開かれた、
若手芸人ライブの審査員をやった。

各自のネタの詳細について、
僕がダメ出しをしたり、
アドバイスをしたりできるような立場ではないが、
30人以上の若手芸人を見て、
思うことがあったので記しておく。

ネタ自体、というか発想自体は面白い。
でも、その伝え方というか、「表現」が残念なことになっている芸人が、
数多く見受けられたのだ。

「表現」というと、なにやら小難しいが、
発声や滑舌という基本的な技術にはじまり、
演技力やキャラクターの設定など、
せっかくの面白い発想を、
どうしたら観客に効果的に届くのか、
もう少し考えてもいいのではないか。

演劇ならば、それは演出家の仕事だ。
しかし、芸人のネタになかなか演出家はいない。
つまり、自分たちが演出家にもならなくていけない。
それを自覚できるかどうか。
売れている芸人はみんな、
自分の中に演出家がいる。

ちなみに、僕は大阪から来た「見取り図」という芸人を選んだ。
タレント性ではなく、あくまで今日見たネタの範囲で。
だから、彼らが他にも面白いネタができるかどうかはわからないし、
ましてやテレビの世界で通用するかどうかはわからない。
だけど、今日見せてもらったネタは面白かったのだ。

そんなに料理の説明をしたいのか

2008年04月13日 00時55分01秒 | コメディのかけら

打ち合わせをかねて、恵比寿の和食屋に行く。

料理はコースで、
ひと品ずつ、出てくるたびに丁寧に説明してくれる。

お造りが来る直前、
丁度、僕はあるエピソードを披露していた。
自分で言うのもなんだが、
かなり「鉄板」なエピソードだ。
その途中でお造りが来た。

それだけならいい。
人数分のお造りを置いたにもかかわらず、
店員が傍らに残っている。

どうやら料理の説明をしたいらしい。

どう見ても話の途中なのだから、
それこそ空気を読んで料理の説明などせずに去ればいいのにと思うが、
立ち去る気配がない。

仕方なく、話を途中でやめ、
料理の説明をしてください、とうながした。

まず3種類のお造りの説明をした。
それは、まあ、納得できる。
だが、それだけではなかった。

「当店は千葉県の有機野菜のファームと契約しておりまして」

そう言って、お造りの上に散らされた、
3種類の野菜についてまで説明を始めた。
だが、それだけではなかった。

「当店では、お塩で食べるのをオススメしておりまして」
そう言うと、お造りと一緒に持ってきた6種類の塩について、
産地も含めて、丁寧に説明を始めた。

だが、それだけではなかった。

「こちらの醤油ですが」

最後に醤油の説明までしやがった。

もはやこれはサービスではない。
そこにいたのはただの「説明したいだけの人」だ。

観劇『どん底』

2008年04月11日 01時50分23秒 | エンタメのかけら

シアター・コクーンで『どん底』を見た。

終演後、
知り合いが出ていたので、楽屋に行く。

「あ、やっぱり来てた」

そう言いながら小突いてきたのは、友人の松永玲子だ。
彼女には、僕が来るとトチるというジンクスがある。
だが、今日はトチっていないように見えたが・・・。

「ないセリフを言っちゃった」

なるほど。
しかも、あまりにも自然に言ったので、
相手役も気づかなかったそうだ。

ならば、よいではないか。

「来てたんだ」

そう、帰り際に声をかけられたのは、
江口洋介さんだ。

今を遡ること9年ほど前、
TOKYOーFMで江口さんの『明日はどっちだ』
という番組の構成をやっていた。
それ以来、遭遇することもなかったので、
もはや憶えていまいと思い、
わざわざ楽屋まで挨拶に行かなかったのだが、
よもや憶えていてくれるとは。
これはこれで、嬉しい話である。

思えば、あの番組は、僕にしては珍しく出演者との距離が近い仕事だった。

さて、肝心の芝居だが、
感想の詳細はあえて書かないが、
休憩をはさんで3時間以上の長丁場だったが、
長いと感じることはなかった。

そして、原作を読みたくなった。

パソコン画面をビデオカメラで撮る

2008年04月09日 00時17分34秒 | 業界のかけら

最近、「オフライン」と呼ばれる仮編集を、
ノートパソコンで行うことが多い。

しかし、そのせいでよく発生するトラブルが。

仮編集したVTRを、普通、みんなで見られるようTVモニターに出すのだが、
何かの支障で、モニターに出ないことがあるのだ。

こういう時は仕方なく、パソコンの画面でVTRを見ることになるのだが、
見にくいことこの上ない。

今日も同様のトラブルが起きた。
パソコン画面上には映るのだが、
TVモニターに映像が出ない。

そこでスタッフがとった非常手段は。

パソコン画面を、
ビデオカメラ撮影。
ビデオカメラとTVモニターを繋いで、
モニターに映像を出したのである。

ハイテクなのか、ローテクなのか。

初めての体験だった。