LUX シャイン オーディションの行方

2009年09月30日 00時27分04秒 | 業界のかけら

僕も一部携わっていた、
『LUX シャイン オーディション』の最終選考会が、
表参道ヒルズで行われた。

本当は4名のファイナリストがこの最終選考に参加するはずが、
途中のトレーニングで、
ハリウッドから来たトレーナーの判断により、
2名が想定外の途中脱落。

まるで『ASAYAN』のような、
バラエティ番組的にはおいしい展開、
でも、主催者的には青ざめた、
波乱含みのオーディションだった。

果たして、優勝者に選ばれたのは?

明日、メディアに発表されると思うので、
興味のある方はチェックしてみてください。

蒸留酒が生まれたきっかけ

2009年09月29日 09時04分17秒 | チシキのかけら

専門家から聞いた話なので、
正しい情報だと思いますが、
蒸留酒が生まれたきっかけは、
中世のペスト大流行だったそうです。

ペストの薬として、ぶどう酒を蒸留したのがはじまりだったとか。
(蒸留の技術自体は錬金術などですでに知られていた)

今、僕たちが蒸留酒を楽しめるのは、
ペストのおかげだったんですね。

読書:『すべらない偉人伝』

2009年09月27日 19時02分19秒 | エンタメのかけら

石黒謙吾さんの『すべらない偉人伝』を出版社の方から頂いた。

偉人伝のパロディ、
浅倉久志さんが言うところの「ユーモア・スケッチ」に類する本だと思う。

翻訳物にはこの手の読み物はたくさんあるが、
国内物ではあまり見かけない。
(海外の書店の棚には「ユーモア」なるジャンルがあるぐらいだ)
まあ、単に僕の知識不足かもしれないけれど。

ただし、本書には翻訳物には真似できない点がある。
言葉遊びである。
偉人伝が言葉遊びを軸に書かれている。

楽しく読んだが、
タイトルだけはちょっとどうかと思った。

CD鑑賞:『小象のひとりぼっちの四畳半コンサート』

2009年09月26日 21時58分37秒 | エンタメのかけら

フォークシンガー小象こと
大堀こういちさんの1stCD
『小象のひとりぼっちの四畳半コンサート第1集”小鳥”』を聴いた。

細川徹君の書く歌詞は、
どれもかなりデタラメなのだが、
聴いているとメロディのせいもあるのか、
なんともいえない哀感を感じさせる。

思えば、
かぐや姫にしてもグレープにしても、
ある時代のフォークというのは、
必ずユーモアと情緒が同居していた。

さすが最後のフォークシンガーと自称するだけのことはある。
古きよき正統派のフォークだ。

10月7日発売。
インディーズからのリリースなので、
どこでどうすれば入手できるかはわからないので、
気になった方は、
ぜひともどこかでどうにかしてみてください。

『イケそば』打ち上げ

2009年09月25日 09時46分33秒 | 業界のかけら

昨夜は『イケ麺そば屋探偵』の打ち上げだった。

恵比寿のレストランを貸しきった、
けっこう大規模な打ち上げ。

生瀬勝久さん、古田新太さん、藤木直人さん、堀内敬子さんなど、
出演者も勢ぞろい。

しかし。

こういう打ち上げに行くと、
作家の居場所はなかなかない。

現場には行かないので、
出演者陣もスタッフもほとんど知らない。
最初にあいさつをすればそれで終わり。

会議で顔を合わせるのはプロデューサーぐらいだが、
そのプロデューサー陣は出演者や他のスタッフをねぎらうのに忙しい。

だから、ぽつねんとしてしまうのだ。



鳩山首相と桑田

2009年09月23日 08時57分23秒 | コメディのかけら

朝刊の「首相の一日」を読むのが好きなのだ。

そして昨日の朝刊では久々に笑った。

0時14分、元プロ野球選手の桑田真澄さん。

ここまでは普通だ。注目すべきは次だ。

同24分、桑田さんとキャッチボール。

そこまで細かく書くか。

それにしても「首相の一日」ってどの新聞にもあるが、
いつどんな経緯で始まったのか。

よくよく考えると不思議な読み物だ。

濃厚接触

2009年09月22日 09時37分14秒 | 業界のかけら

あるテレビ局に行ったら、
フロアの一角がやけににぎやかだった。

なんでも新型インフルエンザ感染者が出たらしい。

「あ、おととい〇〇さんにヘッドロックされた」

思い出して誰かが叫ぶ。
するとまわりの連中が、

「濃厚接触」「濃厚接触」

と指さし、キャーキャー言いながら逃げ回る。

子どもか!

観劇:『ジェーンエア』

2009年09月20日 11時16分44秒 | エンタメのかけら

数日前、日生劇場で『ジェーンエア』を見た。

今、主演の松たか子さん関連の仕事をしているので、
そのつながりだ。

驚いたのは、
ステージ上にも客席があったことだ。

ステージの両サイドに、
50人ずつぐらい座れるスタンド席があった。

その席だと役者の背中しか見えない気もするが、
間近で見られるという意味では特等席かもしれない。

だが、気になるのは、
上演中に体調が悪くなったらどうなるのか、
ということだ。

客席ならば、
なんとかロビーに出ることはできる。
しかし、あの席では芝居を中断させずに出ることは無理ではないか。

トイレならば死ぬ気で我慢すれば何とかなるだろうが、
そうはいかない場合もある。

僕も以前、番組の収録中に、
客席で客がいきなり倒れるという事態に遭遇したことがある。
そのときは貧血だったが、
一瞬、脳卒中かと思うような倒れ方でヒヤっとした。

あのステージ上の客席で同じことが起きたら。

それが気になって気になって仕方なかったのだ。

映画鑑賞:『しんぼる』

2009年09月20日 02時21分20秒 | エンタメのかけら

家族3人で『しんぼる』を観た。

実はこの映画のタイトルが発表になってから数ヶ月の間、
ずっと『しんばる』だと思っていた。

なんであの内容で『しんばる』なのか。
どこかでシンバルが出てくるのか。

さすが松本人志、
タイトルからして理解を超えている。

などと思っていたのだが、
家人から間違いを指摘されたのは、
もう蝉が鳴き始めた頃だったか。

『しんばる』ではなく『しんぼる』

それを知った時、ちょっとがっかりしたのだった。

彼女が娘に民放を見せない理由

2009年09月18日 07時08分08秒 | 業界のかけら

作家仲間のO君の奥さんは、
幼い娘にNHK以外のテレビ、
つまり民放は見せないという。

バラエティ番組が教育上よくないから見せないのか。
そう尋ねたら、違うという答え。

「CMを見せたくないから」

それが彼女が我が子に民放を見せない理由だ。

番組よりも、
CMの方が子どもに刺激が強すぎるものが多いし、
CMの方が子どもに悪影響を与えるという。

たしかにCMは短い時間で、
より視聴者に心に刺さるように作られている。

なるほど。


渋谷警察署の前

2009年09月17日 08時16分30秒 | 旅のかけら

数日前の話だが、
仕事先に向かう途中で、
酒井法子の夫がいた渋谷警察署の前を通った。

その日はたいした動きもないようで、
報道陣もまばらだった。

警察署の車口の前の路上に、
ビニールテープをはって作った升目がいくつもあった。

よく見ると、
ビニールテープには、
「NHK」「テレビ朝日」などの文字。

そうか、テレビカメラを置く位置か。
各局、場所が決まっているのだな。

でも、あれ、どうやって決めたんだろ。
花見の席のように先着順なのか。

テレビでよく見る現場も、
いざその場に行ってみると、
発見がある。

それもまたひとつの「観光」だ。

おつぎしますか?

2009年09月15日 08時17分02秒 | コメディのかけら

ある居酒屋での出来事。

知人が日本酒を頼むと、
180mlの小瓶が出てきた。

それは別に構わない。

店員は知人の前にお猪口をおくと、
酒の瓶を手にして言った。

「おつぎしますか?」

ワインをついでくれるのは普通だが、
日本酒をついでくれようとするのは初めて見た。

ヘンだろ、それ。

つい、
「お願いします」
と言ったら、
店員は明らかに困った態度。

だったら言うなよ。

というか、
ここは俺がつぐべきだと気づき、
慌てて瓶を受けたのだった。

『からまん』を読む

2009年09月13日 17時03分22秒 | 業界のかけら

マンガ家の唐沢なをきさんの公式サイト『からまん』の中に、
NHK-BSの『マンガノゲンバ』の取材を途中で拒否した、
という話があった。

どうして途中で取材を拒否したのか。
その顛末が詳しく書かれている。

なるほど。

テレビ関係者には読んで欲しい内容。

ぜひとも探して、読んでみてください。

いい反面教師になるはずです。

結婚披露宴のエンドロール

2009年09月13日 08時09分47秒 | アイデアのかけら

義兄の結婚披露宴に出席したら、
宴の最後、
新郎新婦が見送りのために退席した後、
司会者が、
「それでは最後に本日のエンドロールをご覧ください」
と告げた。

すると、スクリーンに本日の全出席者の名前が、
まるで映画のエンドロールのように流れ始めた。

驚いたのはその背景に流れる映像。
披露宴直前に行われた結婚式やそれを待つ参列者の映像が、
音楽にあわせて編集されている。

つまり、披露宴の2時間ちょっとの間に繋いだってわけだ。

まあ、きまりパターンのようなものがあるのだろうけど、
写真ならまだしも動画でやられると、ちょっと驚く。

会場は、映像が流れた途端にどよめいた。

この演出がどの程度、めずらしいものなのかわからない。

でも、僕は初めて見た。

と、ここまで書いて思い出したのだが、
新婦の友人一同が、
写真をコラージュしたDVDを作ってきて、
スピーチの代わりにそれを流した。
新婦が驚くような写真が友人の手元に残っていることもよくあるから、
これはこれでアイデアだと思った。

読書:『夜にはずっと深い夜を/鳥居みゆき』

2009年09月10日 08時30分42秒 | エンタメのかけら

怖い本だ。

内容もさることながら、
壊れた文体が、
怖さをつのらせる。

怖い。

フツーの小説と比べたら、
破綻しているが、
その破綻がなんとも魅力的だ。

フツーの新人作家がこれを書いたら、
許されるだろうか。
もし、この破綻を許されるのが、
鳥居みゆきだからだとすれば、
それは彼女の特権だ。

もっともっと壊れたものが読みたい。

この本をベースにした
深夜特番などがあってもおもしろいだろう、
そうも思ったが、
今のご時世ではなかなか難しいか。