クイズ番組増加中

2021年02月28日 08時53分55秒 | 業界のかけら
テレビ業界には定期的にクイズ番組ブームがやってくる。
今がまさにそうで、特番は圧倒的にクイズ番組が多い。

10年ちょっと前にあった前回のブームと今回のブームでは、
異なることがある。

前回のブームは、知識を問うクイズ番組が多かった。
クイズというかたちを借りて、興味深い「情報」を伝える、
そんな番組が主流だった。

今回のブームで増えているのは、ひらめきを問う「謎解き」系のクイズ番組である。

番組の傾向が異なるのは、狙う視聴層が変わったためだろう。

前回のブームの頃は、メインターゲットは年配層だった。彼らは、常に何かを得たいと思ってテレビを観ていた。それがたとえ、雑学だとしても。そんな視聴者を満足させるためには、クイズといえども「情報」が必要だった。

しかし今は、狙う視聴層がもっと若くなった。彼らにとって「知識がある」ということはさほど魅力的ではない。たいていの知識なんて検索すればすぐわかるのだから。だが、ひらめきはそうはいかない。

そして今、「謎解き」系クイズ番組が増えているのには、10年前とは違う理由もある。制作費を抑えることができるためだ。基本、ロケに行く必要はない。既存の画像やCGやイラストで問題はなんとかなる。

同工異曲な番組も多く、そろそろ頭打ちな感じもするが、もうしばらくこのブームは続きそうです。

日替わりカレー

2021年02月26日 12時24分12秒 | コメディのかけら


日替わりカレーは何か尋ねると、

「チキンと豆のカレーです」

…混ぜただけか。

ニトリのCMを見ながら

2021年02月22日 19時49分31秒 | アイデアのかけら


ニトリのCMを観ると思うことがある。

「ペットボトルからカーペットを作っています」

再生材料から製品を作っていることをアピールする、
企業CMというやつだ。

ペットボトルを集めて溶かし糸状にしているところで、
水を使っているのが見える。
どれぐらいの水を使うのだろうか。
水も資源だ。
そして使用した水を浄化するのにも、
また資源を使うだろう。

その次の工程では着色をしているが、
ここでも水を使うのではないか。

そもそも全行程で使う電力はどれぐらいなのか。

このCMから受ける印象は、
「再生材料から製品を作るためには、
 電力や水をかなり使うに違いない」
ということだ。

ま、リサイクルというのはそういうものなのだけど。

環境のことを考えるならば、
ペットボトルを使わない方がいい。

ということを、
このCMを教えてくれているのかもしれない。

裏テーマとして。

西海岸の学生パーティー

2021年02月15日 09時43分21秒 | その他のかけら
カリフォルニアには留学していた女性から聞いた話だ。

学生たちが暮らす家々では、
週末になるとパーティーが開かれるという。

自分たちでパーティーを開かない学生は、
そんな家々をまわる。

訪ねるのは知り合いの家だけではない。
通りに聞こえてくる賑わいに誘われて、
知らない家のパーティーに参加することもよくあるそうだ。

アメリカのドラマに登場する光景じゃないか。

ただ現実がドラマと違うのは、
パーティーを開いている家には、
飲み物も食べ物もほぼない。

「みんな学生なんだから、そんなお金ないよ」

そりゃそうか。

だからみんな、
まず友人たちで誰かの家に集まり酒を飲み、
それからパーティーに繰り出すらしい。

(外で飲むのは禁止されているので、
 酒を持ち歩くこともしないらしい)

友人たちですでに飲んでいるならば、
わざわざパーティーに出かける必要はないのでは。
なんのために行くのだろうか。

「新しい出会いのためかな」


そう教えてくれた彼女は、
そんなパーティーには、
すぐに飽きてしまったそうだけれど。

『かさじぞう』おじいさんの対処法について考える

2021年02月14日 09時08分05秒 | アイデアのかけら
昨夜入室したClubhouseで、
高校の先生が生徒に「抽象化」を学んでもらうため、
『かさじぞう』を使ったという話をしていた。

他の用事をしながら参加していたので、
話半分どころか三分の一程度しか聞いていなかったのだが、
明け方目が覚めたとき、
あれはこういうことだったのでは?
という考えが湧いたので、記録しておきます。

『かさじぞう』を粗くまとめると、

「お地蔵さんに笠をかぶせたが、1つ足りなかった」

つまり、

「与えようとしたけど、数が足りなかった」
「救おうとしたけど、力が足りなかった」

ということになる。
(先生が言っていた抽象化というのが
 こういうことなのかどうかはわかりません。
 間違っていたら、申し訳ない)

そして、
「その時、どのように対処したか?」
と物語は進んでいく。

『かさじぞう』では、
おじいさんは「自分のかぶっていた笠(手ぬぐい)をお地蔵様に譲った」

昔話ではこれが正解で、おじいさんはお地蔵様からお礼をもらう。

だが、この対処法に問題点はなかったか。
そして問題点があるならばそれを解消する方法は?
(というようなことを生徒に考えさせる、
 だったかなあ…違ったかなあ)


まずは問題点。
1つだけお古の笠をもらったお地蔵様の気持ちになってみる。
「なぜ俺だけお古なのだ」と僻んでも仕方ない。
笠ならまだしも、手ぬぐいだった日には、
その思いはますます強くなるはずだ。

他のお地蔵様も性格が悪かったら、
「あいつだけ古い笠で」
と内心思うに違いない。

この笠の一件が原因で、
お地蔵様グループ内に不協和音が生じ、
いじめが起きたり、解散したりするかもしれない。

挙句の果ては、
古い笠を被らされたお地蔵様が、
「あのじじいのせいで」と逆恨みし、
おじいさんを頭突きで撲殺するかもしれない。

長々と書いたが、
おじいさんの対処の問題点は「不平等」だ。

では、どうしたらこの不平等をなくすことができるのか。

これは、前述のClubhouse内で、
どなたかが発言していたが、
「お地蔵様に笠はあげない」
というのはたしかにひとつの解決法だ。
全員等しくゼロ。
これならば不平等は生まれない。

あるいはこんな方法はどうだろうか。

「お地蔵さんたちに誰が被るか被らないかを選ばせる」

一見、同じ見えるお地蔵様の中にも、上下関係があるかもしれない。
「俺よりあいつに被らせてやってくれ」
そんな男気にあるお地蔵様もいるかもしれない。
仲間内で話し合って決めた方が、
おじいさんが一方的に被らせていくよりは、
お地蔵様が受ける不平等感は減るだろう。

もちろん、それで新たな問題、
「一人のお地蔵様がすべての笠を占有する」
といった事態が起きるかもしれないが。

他にどんな対処法や解決策があるだろう。

Googleの入社試験の出してもいいぐらいの問題じゃないだろうか。

カフェと時刻表示

2021年02月13日 14時39分52秒 | アイデアのかけら
「2時間制になります」

初めて入ったカフェの入口で、
そう告げられた。
長居する客が多いのだろう。
しかしこちらはひとり、
昼食を摂って少し本を読むだけなので、
1時間もあれば十分だ。

席につくと、
カトラリーと一緒に写真のようなものが
テーブルに置かれた。
「14:20まで」
それが僕の滞在できる時間ということだ。

このやり方、
僕はいいアイデアだと思う。
長居する客には抑止力になるし、
逆に僕のように30分で食事を終えた後、
残ったコーヒーをチビチビと飲みながら本を読んでいる客でも、
堂々と居座ることができる。
その時刻まではOKだと店が言っているのだから。

時刻が手書きで書かれているのもいい。
これが活字だったら印象変わるだろうなあ。
最悪なのは、残り時間をタイマーで表示することだ。
デジタルだと味気ないからと砂時計にしたところでダメだ。

などと考えていたが、
やはり小一時間で店を出た。
もともと長居できない性格なのだ。

カレッジからの支援金

2021年02月11日 08時30分47秒 | アイデアのかけら

カリフォルニア州のある街のコミュニティカレッジ、
公立短大のような学校で学んでいた日本人留学生は、
しかるべき手続きをしたところ、
900ドルの支援金を学校から貰うことができたという。

条件によっては、もっと貰える学生もいたそうだ。

日本の学校では、どうだったのだろうか。
この手の話は聞かないのだが・・・。


曲がった首

2021年02月10日 08時35分24秒 | ホラーのかけら
知り合いの知り合い、つまり僕は直接知らない人の体験談である。

北関東の片田舎の夜道を友人たちとドライブしていた時のことだ。
勢いづいて、酒が入っていたのかもしれないが、
道を外れて、草むらに突っ込んでいった。

草をかきわけるようにして、なんとか進むうちに、
何かにぶつかったような衝撃があった。
しかし、外に出て確認することなく、通り過ぎ、家路についた。

車を運転していた彼に最初の異変があったのは、翌朝のことだ。
首が曲がっている。
正面を向こうとしても痛くて向くことができない。

家族も出払っていたので、仕方なく一人で病院に行くことにした。
首が曲がった状態で車を運転するのは危うかったが、
車でなければ病院に行けないような場所だ。

県道を走っていると、次の異変が起きた。
前を走っているトラックの荷台から金属製品が落ち、
彼の車めがけて飛んできたのだ。
幸い車をかすめただけだったが、
直撃していたら大きな事故になっていたはずだ。

その後、病院で検査を受けたが、特に首には異常は見られなかった。
ただただ首が曲がっている。
精神的なものではないとも言われた。
しばらく様子をみるしかなかった。

釈然としないまま病院の建物を出た時、次の異変は起きた。
車寄せのところに立っていると、タクシーが突っ込んできた。
今回も寸前のところで衝突を避けることができたが、
危ないところだった。

なにかある。

そこからどういう経緯でそうなったのかは、知り合いも詳しくは知らないのだが、
霊能力者に見てもらうことになったという。
一連の出来事とここ数日の行動を話すと、
霊能力者は、あの夜、車が何かにぶつかった場所に原因があると言い出した。

半信半疑で、あのとき一緒だった友人たちと再び草むらを訪ねた。
車が草をなぎ倒した跡があったので、
目的な場所まで行くのは、容易だった。

あの時、衝撃を感じた場所には、古い地蔵が倒れていた。


祟りというものを僕は信じていないが、
こういう話を聞くと、もしかすると…とも思う。

マスクと梅の香り

2021年02月07日 22時42分57秒 | アイデアのかけら
駅前で食事を終えて帰る夜道、
家人が突然、

「マスクをとって」

と短く言う。

人通りのない道で、
マスクを外せば、
鼻孔に届くのは、
梅の花の香り。

見れば通りの傍らには、
夜目にも白く梅の花。

マスクをしたままならば、
わからなかったはずだ。

僕たちは、
マスクをしていることで、
気づいていないことがたくさんあるのだろう。

アルバイトで頑張る原動力

2021年02月03日 08時04分30秒 | アイデアのかけら
「日本のアルバイトの働きぶりを撮影したVTRを
現地在住の欧米人に見せて、時給を当てさせるクイズ」

そんなことが頭に浮かんだのは、
家人(小)とバイトについて話していた時だった。

最初はTwitterで見かけた、

「日本は320円で味噌汁つきの牛丼が食べられるけど
 きれいな店内で、ちゃんと接客をして、味噌汁つきの牛丼を
 提供しても320円しか取ることのできない国でもある」

という話だったと思う。
 そこから、家人(小)が、

「日本の場合、頑張っても頑張らなくても時給は変わらない」

と言い出した。

たしかに。

アメリカでは頑張れば、その分、チップが増える。
だから、家人(小)に言わせれば、

「フェイクでもいい態度で接する」

サービス業として、ある意味、正しい。

一時期、日本を自画自賛する番組が量産されたけど、
そろそろ客観的に検証する番組があってもいいと思うんだけどなあ。

それにしても、
アメリカ人が日本のコンビニやファーストフードのバイトの仕事ぶりを
観たら、時給いくらもらっているって思うんだろう?

人生の後始末

2021年02月01日 09時03分22秒 | アイデアのかけら
家庭裁判所から相続放棄に関する書類が届いた。

不肖の叔父の人生の後始末がようやく終わった。

葬儀社に17万5000円。
祭壇もない素うどんな最も安価なコースでも、
このぐらいかかりました。
幸い叔父が住んでいた市は斎場が無料でしたが、
場所によってはこれに火葬の代金がプラスされるでしょう。

お骨は菩提寺にある我が家の墓に収めました。
納骨するためには石屋さんに頼まねばならぬので、
こちらが5万円(だったはず)

住職に出来たら戒名をつけて頂きたいと言われ、
戒名の必要不必要の議論はともかく、
長年お世話になっている菩提寺にそう言われたら、
断る理由もなく、
葬儀や初七日の法要、納骨の儀なども合わせてやって頂き、
お布施として5万円。

その後、実子がまさかの相続放棄をしたので、
住宅の退去などの負の遺産がこちらに回ってきたため、
僕たち兄弟も相続放棄をすることに。
ここはプロに任せた方が確実だろうということで、
司法書士事務所に依頼。17万1000円。

その他、もろもろの交通費(斎場から自宅とか)合わせて3万円。

かなり粗い計算だけど、47万6000円。
これが、後始末にかかった経費。

最晩年、ケアマネジャーから、
亡くなった時のことを考えて、
生活保護など公助の申請を提案されたが、
叔父は、
「俺は死んだ後のことは知らねえ」

困ったケアマネジャーが僕に連絡をしようとすると、
「甥っ子に迷惑はかけたくねえ」

文字面だけ見ると、
威勢のいい啖呵のように思えるが、
実際はこの世の者たちに迷惑かけまくりとなった。

今回の後始末、
功徳を積んだということで、
神仏のみなさま、
僕にポイント還元してくれぬものだろうか。