よく眠れたので、元気に朝食。
2日目も8時50分に集合。TABOはきのう4局目をしているので空き番。幹事の先生に「休んでいていいよ」と言われて控え室に戻ってくるのだが落ち着かない。「対局したいなあ」とさかんに言っていた。1局目で4連勝や1勝3敗の子たちが出て、控室も出たり入ったりが忙しい。奇数のため、早く4連勝を決めた方の子がもう1局した。やっと2局目になり、TABOはその途中で昼食休憩。午後早めに勝ちになり、森先生のお宅に直行した。すぐならう。
試験3日目。初めての2次試験だ。朝7時50分集合だったので、1時間早く起きてホテルをチェックアウト。よく寝ていたけれどさすがに3日目となると食欲がなく、やっとおにぎり1個とお味噌汁を食べていた。
野田駅で。疲労が顔に出ている。
部屋に入ると13人残っていた(うちふたり1次免除)。まず30分の筆記試験。200字以上の作文が2題と棋士の名前など。それからいよいよ奨励会員との対局となる。一番早く終わった子が10時くらいで、それから次々と勝って面接をして帰っていった。うらやましい・・。きのうはずっと控室にいたのに、TABOは全然出てこない。1局目負け。2局目の途中で昼食休憩になったけれど、みんな暗い。
2局目は2人上がった。全く出てこないので、たぶん2局目もだめだったのだろう。とにかく控室の保護者には対局者の名前も進行もわからない。自宅には「もうだめだと思う」と連絡を入れた。とうとう3時過ぎた。どうやら試験生は4人くらい3局目に入ったようだ。(残った親の数を勘定しただけなのでわからない) 4時過ぎてもまだ誰も出てこない。心の中で、なぐさめの言葉を精一杯考えた。1次試験で苦しまなかった分、つらいのかもしれない。5時過ぎていよいよ飛行機の時間が心配になる。途中から兄弟子がずっとそばにいてくれた。「もう勝つ気がしません」と言ったら「そんなことではだめです」と強く言われて、そうなのかなあと「勝つ勝つ」と唱えていたら、急に勝つ気がしてきた。
ひとり終わってその子は負け。次の子も負け。その次の子も負け? つらくて席を立ち、窓の外を眺めていたらTABOが来て、手で○を作ってくれた。思わず泣きかけたら、本人はいたって冷静で、まあまあと私を手で押さえて「3階の控室に行くんだよ」と。それから数秒後に面接室に呼ばれた。