自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

みのり時・・・

2020-06-30 20:52:00 | お散歩
ヒメコウゾ[姫楮](クワ科)
道端の茂みで、オレンジ色の実を見つけました。
近寄って見ると、それはヒメコウゾの実でした。
色や形はモミジイチゴの実に似ても見えますが、色が濃く見えますね。
久しぶりに味見もしようと思いましたが、以前食べた時の嫌な記憶が蘇り、口にすることを躊躇ってしまいました。
綺麗な実、撮って楽しみました。

4月の花

6月中旬 横浜市内にて

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花期も終わりに・・・ヤブレガサ

2020-06-29 21:06:00 | お散歩
ヤブレガサ[破れ傘](キク科)
4月に芽生えの姿を観察したヤブレガサも花を咲かせていました。
よく見ると咲き終わった花の方が多く、このヤブレガサは花期を終えるようです。
咲き終わった花には、冠毛の姿も認められますね。
花序の先端の最後の花には、2裂してクルッと反り返った柱頭が見られます。
いくつもの筒状花が集まっている頭花、それがたくさんついています。
ヤブレガサの花、一つ一つを数えるのは時間がかかりそうです。

4月の様子

6月中旬 横浜市内にて

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紛らわしき花・・・

2020-06-28 18:30:00 | お散歩
オオニワゼキショウ[大庭石菖](アヤメ科)
草はらで、小さな花がたくさん咲いていました。
これはニワゼキショウの仲間ですね。

正面から花を撮りました。
花弁が3枚、萼片も3枚。花弁の方がやや狭いです。花弁と萼片の根元が重なり合っているように見えますね。
この花弁の様子などから、オオニワゼキショウとしましたが自信はありません。

横から見てみました。
花弁の下に緑色で少し膨らんでいる部分がありますが、これが子房です。この子房と花弁の境目がくびれています。花も開き切らず、花の上部と下部の間がくびれて見えます。
オオニワゼキショウの特徴と言われているものは確認できました。
ただ、ニワゼキショウの仲間は雑種もあり、はっきりとしたことは言えません。
細かいことは考えずに、足元で咲く花を愛でるとしましょう。

6月中旬 横浜市内にて

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雌花に出会って・・・アカメガシワ

2020-06-27 19:13:00 | お散歩
アカメガシワ[赤芽柏](トウダイグサ科)
林縁でアカメガシワの雌花と出会いました。
先駆植物(パイオニアツリー)の一つであるアカメガシワは、こうして林縁や開けた所で生育しています。
花柱は3個、子房は棘状の突起で覆われています。

近くに雄花が咲いていないか探しましたが、この時は見つけられませんでした。
以前にも載せましたが、アカメガシワは苦味成分、ベルゲニン(bergenin)を含む苦味健胃整腸薬です。
薬用部位は樹皮ですが、採取時期が6~7月とちょうど今の時期になります。
身近な薬用植物に、目を向けて欲しいですね。

2018年の果期の様子

6月中旬 横浜市内にて

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毒々しいか・・・

2020-06-26 23:02:00 | お散歩
ヨウシュヤマゴボウ[洋種山牛蒡](ヤマゴボウ科)
各地の道端や空き地などに生える、北アメリカ原産の多年草。茎は赤味を帯びて、高さ1~2mになります。
6~9月、総状花序を斜上して出し、わずかに紅色を帯びた白色の花をつけます。花弁状の萼片が5個あり、子房は緑色のカボチャ状になります。果実は偏球状の液果で、黒紫色に熟します。

カボチャの様な子房の姿です。
子房の中央に多数の雌蕊があります。雄蕊は子房の周囲に見えますね。
左下の花、右下、中央の花の様に咲き進んでいくようです。
以前にも載せましたが、果実や根に有毒成分を含み、食すと腹痛・下痢・嘔吐をおこし、それから延髄に作用して痙攣をおこして、最悪の場合は死に至ります。皮膚に対しても刺激作用があるのです。
これも身近な有毒植物ですね。
こうして見るだけならば安全です。

6月中旬 横浜市内にて

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