自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

季節はずれの花?・・・カナメモチ

2011-02-28 20:59:00 | お散歩


カナメモチ[要黐](バラ科)
関東以西の温暖なところに生える常緑小高木。生垣や庭木としてもよく用いられます。
葉は互生し、長楕円形で先はとがり、縁には細鋸歯があります。若葉は赤紫色を帯びます。
5~6月、枝先に集散花序を出し、白色の5弁花を咲かせます。花弁の内側には白軟毛があります。
秋には、赤く熟す小さな果実をつけます。
このカナメモチは、道端の空き地に植えられていました。時々散策途中に通る所ですが、いつもはすぐ脇の田んぼが気になって、ここにカナメモチがあることに気付いていませんでした。
先日久しぶりに通ったとき、初めて気が付いて眺めていると、上のほうに幾つか花序が出ていて、このような傷んだ花がついているのを見つけました。
通常の花期とは違う季節に咲いてしまった花。花なのに寂しい感じがします。

2月中旬 横浜市内にて

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綺麗な声・・・

2011-02-27 20:41:00 | お散歩


ホオジロ[頬白](ホオジロ科)
この季節、ぶらぶらと散策していると、道端の茂みなどから鳥が飛び出してくることがよくあります。
この時も、私のやや前方を横切るように、何かが飛び出しきました。立ち止まって辺りを見回していると、綺麗な声が聞こえてきました。それはごく短いものでしたが、間を空けて何度か聞こえてきます。何度か声を聞いたとき、道端の木の枝にとまる小鳥をみつけました。あの綺麗な声の主は、この小鳥のようです。
これはホオジロですね。後ろ姿しか捉えられず残念でしたが、声の主がわかってすっきりしました。
ホオジロの囀る声が響き渡る季節は、もう少し先ですが、確実に近付いていますね。

5月のホオジロ

2月中旬 横浜市内にて

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綺麗な姿・・・

2011-02-26 20:36:00 | お散歩


カワセミ[翡翠](カワセミ科)
川沿いの道を歩いていると、川の上へ伸びた枝に、カワセミがとまっていました。
ここは、私が初めてカワセミに出会ったところです。久しぶりに歩いたのですが、川辺の木々が刈り込まれていて、少しすっきりした雰囲気になっていました。
私がこのブログを初めて6年目になりますが、カワセミに出会うことが増えてきたように思います。この川沿いでは、必ず1~2羽のカワセミを見ることができるのです。
カワセミにとって暮らしやすい環境が増えてきたのならいいのですが、カワセミが環境に適合してきたともいわれています。人にとって暮らしやすい環境が、他の生物にとっても暮らしやすい環境であるといいですね。

2月中旬 横浜市内にて

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ドライフルーツ?・・・シロダモ

2011-02-25 21:00:00 | お散歩


シロダモ(クスノキ科)
林際の道を歩いていると、道の上に張り出した枝に、こんな奇妙なものが付いていました。
これはシロダモの実のようです。
去年の秋は、シロダモの赤い実を確認することができませんでしたが、こんなシワシワなものに出会うとは思いませんでした。
赤く色付いているものがひとつだけありますが、その他のものは熟せなかったのでしょうか。それとも色落ちしてしまったのかな。
詳しいことは分かりませんが、このシロダモの他の枝に、このようなものは付いていませんでした。
実の方はともかく、この写真では、シロダモの葉裏の白さがよくわかると思います。以前にも載せましたが、これは細かい毛が密集しているのではなく、高級脂肪酸で、ロウのような物なのです。
寒さも和らいできて、シロダモの冬芽も大きくなってきています。あの幽霊の手のような新芽が萌える日も近付いて来ていますね。

雄花 雌花と赤い実 幽霊の手

2月中旬 横浜市内にて

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水辺の葉っぱ・・・ミズハコベ

2011-02-24 20:40:00 | お散歩


ミズハコベ[水繁縷](アワゴケ科)
浅水中に水生する1年草。茎は長く伸び、水上葉は対生し、へら形または倒卵状楕円形で、水中葉は細長く線形になります。花は雌雄異花で、葉腋につきます。
このミズハコベは、林から湧き出た水が、民家の間を流れる水路で出会いました。以前は水田や水田周囲の水路でよく見られたそうですが、その生育環境は減少しているそうです。
ここには、3つほどの大きな塊がありましたが、小さな花の様子もこれから確認してみたいと思います。
よく似た外来種にイケノミズハコベがありますが、こちらは水中が細長くなく、水上葉と同じ形をしているそうです。

2月中旬 横浜市内にて

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