豊作・・・サンシュユ

サンシュユ［山茱萸］（ミズキ科）
久しぶりに歩いた公園で、赤い実をたくさんつけたサンシュユに出会いました。ここは何度か訪れたことがありますが、サンシュユがあることは知りませんでした。
3月の初めに花を見た木とは違いますが、あの木も今頃はこんな実をつけているのでしょうか。
真っ赤に熟して、本当に美味しそうですね。残念なのは、味見をしてこなかったことです。木漏れ日に照らされた実と、そうでない実とのコントラストがとても綺麗で見とれてしまいました。
味見をするのを忘れるほどに。

3月の花

１１月下旬　横浜市内にて

林縁にて・・・

ヒメヤママユ（ヤママユガ科）
林縁の道を歩いていると、街灯の支柱にぴたりとくっついている蛾を見つけました。
これはヒメヤママユでしょうか。秋遅くに発生するそうですが、オリーブ色がかった翅が見事です。
幼虫の食草は幅広いようですが、このヒメヤママユは何を食べて育ったのでしょうね。

ソヨゴ[冬青]（モチノキ科）
すぐ近くでは、ソヨゴが赤い実をつけていました。長い果柄と縁が波打つ葉が特徴です。
以前富士山の麓の林で、見たことがありますが、庭木として植えられていることもありますね。
ソヨゴの花を見たことが無いので、来年は探してみたいと思います。

１１月上旬　横浜市内にて

大木・・・フジ

フジ［藤］（マメ科）
林縁の道を歩いていたら、大きな木が倒れ掛かっているところに出会いました。
ちょっとねじれた感じの木、そういえば、この場所はフジの花が咲く所です。根元の方から辿りながら、上のほうを見るとこれはフジのようです。
私が歩く林では、フジの花を見ることが多いですが、この季節に意識して見たことはあまりありませんでした。
こんなに太くなるのですね。
フジが絡みついている木は、エゴノキだったと思います。この木もたいした大きさですね。
花の季節にはたくさんの白い花を咲かせています。
最近、フジの蔓が根元付近で切られている所を何度か見ました。この立派なフジが切られない事を祈ります。

フジの蕾と花

１１月上旬　横浜市内にて

正体不明な・・・アメリカイヌホオズキ

アメリカイヌホオズキ[亜米利加犬酸漿]（ナス科）
道端の草むらで、小さな花が咲いていました。よく見るとまだ緑色をした実も付いています。
これはイヌホオズキの仲間ですね。

近付いてみると、既に黒熟した実も付いています。果柄はほぼ1点から出ているようです。その付け根には、少し離れた所に果柄の落ちた後のような物もあります。

熟していない実を見ると、やはり少し離れた所にひとつ実がつくようです。実をよく見ると、中の種子が透けて見えているようですね。
これはアメリカイヌホオズキになのでしょうか。イヌホオズキは花柄が総状になることが多いそうですが、両者の交雑したものもあるようです。
よく見かける植物ですが、その正体を見極めるのは難しいです。

１１月上旬　横浜市内にて

落し物・・・ユリノキ

ユリノキ[百合木]（モクレン科）
5月に花を咲かせていたユリノキ。久しぶりに見に行くと、風に揺られて果実がクルクルと落ちてくる様を見ることができました。まだ枝に葉は付いていましたが、既にたくさんの葉も落ちています。
右下の葉の上に乗ってるのは、ユリノキの果実です。種子を重心として、くるくるとプロペラのように回って落ちてきます。
暫らくユリノキの下で佇んでいると、何かが地面に落ちる音が聞こえました。音のした辺りに行ってみると、そこには蕾が落ちていました。遥か頭上の枝の上にはカラスがとまって何かしています。カラスが蕾に悪戯をして落ちてきたのでしょうか。
でも落ちた蕾を見てみると、何となく黒ずんでいて傷んでいるようにも見えますね。
ユリノキの下は、落し物で一杯でした・・・

ユリノキの花

１１月上旬　横浜市内にて