自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

花期に出会って・・・カシワバハグマ

2024-10-31 17:32:57 | お散歩

カシワバハグマ[柏葉白熊](キク科)
本州、四国、九州の山地の木陰 などに生える多年草。茎は枝分かれせず高さ30~80cm。葉は茎の中央部に集まって互生し、下部の葉ほど葉柄は長く、葉柄の基部は赤味を帯びます。
9~11月、長い穂状花序を出し、10個ほどの頭花をつけます。頭花は筒状花からなり、花冠は白色で先が5深裂し、不規則に巻きます。
よく歩く林で、カシワバハグマの花と出会うことができました。ここでこの花を見たのは初めてです。何度も歩いているのに、今まで気付くことができませんでした。よく似た花をつけるコウヤボウキとは同属で、この林ではよく目にします。カシワバハグマの花との出会いは嬉しいものでした。
この後の様子も観察したいと思います。
今日で10月も終わり、この季節らしい気候になってほしいものです。

10月中旬 横浜市内にて

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花咲いて・・・オケラ

2024-10-29 17:38:43 | お散歩

オケラ[朮](キク科)
3年ぶりにオケラの花を観察しました。花のピントが甘いですね。昨年オケラを観察したところでは、今年オケラを確認することができませんでした。その場所でも花の咲く様子を見てみたいと思っていますが、また来年以降の課題です。
雌雄異株のオケラ、花後の姿も気になりますが、良い時期に行けるかわかりません。
今日は雨が降り続いています。散策に出かけることができる日は貴重ですね。

10月中旬 横浜市内にて

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花の季節に・・・イヌショウマ

2024-10-28 17:40:16 | お散歩

イヌショウマ[犬升麻](キンポウゲ科)
本州の関東~近畿地方の山地の林下などに生える多年草。葉は1~2回羽状複葉で、小葉は掌状に裂け、縁に不揃いの鋸歯があります。葉の表面の脈状には短い毛があります。 8~9月、穂状花序を出し、白い花をたくさん咲かせます。花はほとんど無柄で、雌蕊は普通1個です。 
林縁の草むらで、イヌショウマの花と出会うことができました。花序の下から上に向かって咲いていきますが、このときはまだ蕾みも多く、綺麗に花が咲いていました。


葉の様子です。小葉の縁には粗い鋸歯が確認できます。掌状に裂けている様子もわかりますね。葉には艶がなく、所々破れていますが、この季節はこのような姿なのですかね。花の無い季節には気付くことが無いので、活き活きとした葉の様子を見たことがありません。

10月中旬 横浜市内にて

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綺麗な花咲く・・・

2024-10-27 18:38:09 | お散歩

ツクバトリカブト[筑波鳥兜](キンポウゲ科)
林縁の草むらで、鳥兜の花と出会うことができました。昨年観察した所とは別の所ですが、この場所でも何度か花を見ています。
さてトリカブト、名前の由来ですが、舞楽で使う鳥兜という衣装に花が似ているからだそうです。伝統的な日本の衣装なのでしょうが目にする機会がありません。鳥兜だけではありませんが、今では使われる機会が減少して、名の由来となったものを目にすることがなくなったものも多いのでしょうね。

10月中旬 横浜市内にて

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これが果実で・・・

2024-10-26 18:05:05 | お散歩

ヌルデ[白膠木](ウルシ科) 
久し振りにヌルデの果実を観察しました。ヌルデの果実は核果で、表面に白い粉を付けます。この白い粉はリンゴ酸カルシウムで、舐めると塩辛いそうです。
秋に果実を採取し、日干しにして乾燥させたものを「塩麩子(エンフシ)」といって、下痢や咳などに用います。 虫こぶを「五倍子(ゴバイシ)」といって薬用にすることは昨年も載せましたが、ヌルデは身近で見られる薬用植物ですね。

10月中旬 横浜市内にて

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