歳末の花・・・センニンソウ

センニンソウ[仙人草]（キンポウゲ科）
道路際の茂みを眺めながら歩いていると、センニンソウの花と出会いました。
通常9月頃に咲く花、今年も載せていますが、暮れも押し迫ったこんな時期に、また花を咲かせたのでしょうか。
9月の花に比べると、どことなく元気もないように見えます。この日も霜が降りていましたが、そのために花も傷んでいるのでしょうか。
でも、思いがけない季節に出会った花、嬉しいですね。

9月の花

１２月下旬　横浜市内にて

今日は大晦日、2012年も暮れようとしています。
来年はどんな年になるのでしょう。どんな植物たちに出会えるのかも楽しみです。
このブログを見ていただいた、すべての方に感謝いたします。
来年もまたよろしくお願いいたします。

花ではなく、花の後・・・コウヤボウキ

コウヤボウキ[高野箒]（キク科）
コウヤボウキ、11月に花の姿を見ましたが、この林でもコウヤボウキは見ることができます。
花も終わり、このように綿毛の姿になっていました。
後ろから見た姿、総苞片の様子がよくわかりますね。
色褪せた葉がまだ残っていました。表面には細かい毛がついています。縁には小さな鋸歯もありますね。

いつも見る正面からの姿です。
コウヤボウキの綿毛は、真っ白ではなく、なんとなく薄汚れた雰囲気がします。
でも、これがこの綿毛の魅力でもありますね。
葉が落ちた後にも、この綿毛は残ります。その綿毛が飛び去った後、総苞片はさらに残っているのです。
こうしてコウヤボウキの1年が終わっていくのですね。

11月の花

１２月下旬　横浜市内にて

深まる謎・・・

先月末に見つけた、道端の土手の丸い物体。その後の様子を見てきました。
あの時とは土手の状況は変わっていて、一面霜柱に覆われていました。
霜柱に押し出されていないかと思って、周囲を探してみると、土手の下に転がっているのを見つけたのです。
外側を割ってみると、中には弾力のある膜のようなものが入っていて、それも割るとご覧のように、茶色い土のような細かいものが出てきました。
これは胞子でしょうか。
やっぱり、ホコリタケとかの仲間なんですかね。
結局、その正体はいまだ不明です。

11月下旬の様子

別の林を歩いていると、今度はこんな傘をひっくり返したようなものを見つけました。
これもキノコの仲間なのでしょうか。
不思議なものをまた見つけてしまいました。

今日が私の仕事納め。
なんだか年の瀬を感じない今年です。

１２月下旬　横浜市内にて

冬の芸術作品・・・

寒さが厳しい今年の師走、この辺りでは、霜柱を見ることは珍しいことではありません。
霜柱は真っ直ぐなものと思っていましたが、そうでもないのですね。綺麗に湾曲しているものを見つけました。

別の場所では、地表を覆う苔をも浮かして、綺麗に生長した霜柱もありました。
この霜柱は層状になっています。
何の仕掛けもなく、このようなものを形作るとは、自然の力って凄いですね。

１２月下旬　横浜市内にて

大きな獲物・・・コゲラ

コゲラ[小啄木鳥]（キツツキ科）
林の中を歩いていると、聞きお覚えのある鳥の鳴き声が聞こえました。辺りを見回すと、少し離れたクヌギの幹を、コゲラがしきりに叩いている姿を見つけました。
コゲラの足ってすごいですよね。こんなに太い木の幹にもとまれるし、オオブタクサの様な草の茎にもとまれるし、いろんなものに垂直にとまることができるんです。
別の日には、アオゲラに出会いましたが、撮ることはできませんでした。冬になり、木々の葉も落ちて見通しが良くなると、私にも鳥を撮る機会があります。
コゲラは格好の被写体ですね。

オオブタクサとコゲラ

１２月中旬　大和市内にて