旅から旅へ・・・

アサギマダラ（タテハチョウ科）
林際の道を歩いていると目の前にフワリフワリと優雅に飛ぶ蝶が現れました。
林の中に入ったり、出てきたりしていましたが、暫らくするとコセンダングサの花にとまりました。
だいぶ翅が痛んでいますが、アサギマダラですね。
一昨年の夏、八溝山の展望台付近でアサギマダラに初めて出会いました。林の中を優雅に飛ぶ姿はとても印象的でした。去年の秋に高尾山に行った時も偶然出会うことができました。そして、こんな家の近くでも出会うことができてとてもうれしいです。
アサギマダラは、海を越えて2,000kmも移動するそうです。
この蝶は、これまでどのくらいの距離を飛んできたのでしょうね。
小さな生き物ですが、命の強さを感じますね・・・・・

９月中旬　横浜市内にて　

七草ではなく・・・オトコエシ

オトコエシ[男郎花]（オミナエシ科）
日当たりの良い山野に生える多年草。葉は対生し、多くは羽状に分裂します。
８～１０月、白色の花を咲かせます。果実には翼があるのが特徴です。
秋の七草でお馴染みのオミナエシと同属です。オミナエシに比べ、たくましい感じがするのでこの名がついたそうです。このオトコエシは、よく歩く林にもよく見られます。
葉もわりと大きくなるので、大雑把な感じもしますね。
オミナエシは、自生のものを見たことがありません。公園や庭に植えられているのを見たことがありますが、やはり上品な感じがしますね。
秋の七草に選ばれなかったオトコエシ、私にとっては身近な存在です。

９月中旬　横浜市内にて　

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役立たず・・・ボントクタデ

ボントクタデ［タデ科］
水辺や湿地に生える１年草～越年草。茎には下向きの刺毛が無く、托葉鞘は筒状で、上縁は葉状とならず縁毛があります。９～１０月、こんな花を疎らにつけます。
同属のヤナギタデとよく似ていますが、葉に辛味が無い、葉に斑紋があるなどの違いがあります。
ここもよく歩く林際ですが、湧き水が染み出るような所です。タデ科の仲間も区別が難しいので、いつもは見て見ぬ振りをしてしまうのですが、この小さな花がかわいくて撮ってみました。念のため葉を齧ってみましたが、辛味はまったくありませんでした。
ヤナギタデに似ているが、葉に辛味が無く、役に立たないという事からこの名がついたそうです。
同属のイヌタデも同じ意味ですよね。
今度はヤナギタデを探してみようと思います。

イヌタデの花

９月中旬　横浜市内にて　

届け、この手・・・ムクノキ

ムクノキ［椋木］（ニレ科）
林際の道には、ムクノキの実が生っているのも見つけました。
昨日載せたエノキと同じニレ科ですが、こちらの方が実が大きいですね。
ムクノキの実は、このあと黒熟します。そうなれば食べ頃ですが、これもまた鳥たちに大人気です。
頭の上で鳥たちが騒いでいたらムクノキかもしれません。よく目を凝らして実があるか見てください。

2008年の実

９月中旬　横浜市内にて　

食べ頃？・・・エノキ

エノキ［榎］（ニレ科）
林際の道を歩いている時、ふと上を見上げてみたらエノキの実が熟し始めているのに気付きました。
オレンジ色に熟すこの実、美味しそうに見えますが人も食すことができるそうです。
私も試してみたことがありますが、小さすぎるためか食べた気がしません。
いい頃合いの物を試せば、美味しいのでしょうか。
鳥にもよく食べられるのでしょう、道端で幼木を見かけることも多いです。
鳥たちのご馳走に手を出すのはやめることにしておきます・・・・・

エノキの未熟実

９月中旬　横浜市内にて