自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

大きな根元で・・・

2018-11-30 23:14:00 | 散策
オオハナワラビ[大花蕨](ハナヤスリ科)

大きなムクノキの板根状の根元に、オオハナワラビがありました。
この辺りの林では、よく見られるものです。
胞子葉を高く伸ばしています。ムクノキには到底追いつけないでしょうが、頑張って伸びようとしているようにも見えてしまいます。
そろそろ胞子を飛ばす頃でしょうか。
林床に生える植物、いろいろあって面白いです。

2016年の姿

11月中旬 横浜市内にて

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旅立ち前の・・・

2018-11-27 18:25:00 | お散歩
テイカカズラ[定家葛](キョウチクトウ科)
林縁では、こんな細長い実と出会うこともできました。
テイカカズラですね。
10年ほど前、初めて見た時はこれがテイカカズラの実とはわかりませんでした。
このテイカカズラは、その頃から観察しているものです。絡まっていた木が枯死したりして、その後を心配していましたが、隣の木などに絡みついて何とか生き残っています。
それでも、以前より勢いはなくなった印象です。

近くの林では、元気の良いテイカカズラもあります。
葉の茂り方も勢いがありますし、ちょっと見ただけでもこれだけの実をつけています。
5月の初めに花を観察した株ですが、無事に実りの季節を迎えたようです。
11月も終わるというのに、妙に暖かな1日でした。これらの実も、果皮が割れて中から白い毛をつけた種子が顔を覗かせている頃でしょう。
その旅立ちも見に行ってみたいですね。

5月の花

11月上旬 横浜市内にて

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赤い実たち・・・

2018-11-26 21:48:00 | お散歩
イバラ[野茨](バラ科)
道端の土手に、こんな実がたくさん生っていました。
これはノイバラの実ですね。この場所にはノイバラがたくさんありましたが、2年前にバッサリと刈られてしまった所です。
以前のような茂みはありませんが、こうして赤い実を見ることができて良かったです。
これだけたくさんの実がついているということは、花もたくさん咲いていたことでしょう。
その季節に行くことができず残念な思いです。
ノイバラの実は偽果です。偽果とは子房以外のものが大きく発達して、果実のように見えるものを指します。
小さいですが、これも薬用として用いられることがあります。身近な薬草は、こんな所にもありました。

2015年の花

11月上旬 横浜市内にて

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黄葉と実・・・

2018-11-23 17:33:00 | お散歩
アブラチャン[油瀝青](クスノキ科)
5月の終わりには、果実をつけていたアブラチャン。久しぶりに見に行くと果実の数は減り、葉は黄色く色付いていました。
この果実は液果で、油分が多く、熟すと不規則に果皮が割れ、球形の種子が顔を覗かせます。
この果実は熟す一歩手前でしたかね。
来年は久しぶりに花の姿も見たいですね。

2011年の実

11月上旬 横浜市内にて

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季節は過ぎて・・・

2018-11-19 22:39:00 | お散歩
ソクズ(レンプクソウ科)
久しぶりにソクズの実を見ることができました。
今年も花を見ることができなかったので、せめて色付いた実を見ることができて良かったです。
ソクズは茎先に花をつけますが、この実は葉の間にあります。おかしな姿と思ってよく見ると、隣の株の茎先が倒れて、このような姿になっていたのです。
8~9月に全草を採って干したものを「サクテキ」と言って、利尿などに用いた薬用植物です。
この場所にはいくつかまとまって生えていますが、以前より荒れてきているので、そのうち姿を消してしまうかもしれません。
身近な薬草、観察記録として残します。

2016年の花

11月上旬 横浜市内にて

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