食事場所・・・

オオシオカラトンボ[大塩辛蜻蛉]（トンボ科）
池の畔で、トンボを眺めながら休んでいると、私の膝の上に1頭のオオシオカラトンボがとまりました。
シジミチョウの様な獲物をつかんでいるのを確認しましたが、そのまま私の膝の上で獲物を食べ始めたのです。
これは面白いと思って、カメラを構ええようとしたらすぐに飛び立ち、近くの葉にとまりました。
驚かさないように撮った1枚ですが、獲物が何かよくわかりませんね。
このあと近寄ってきた別のオオシオカラトンボから逃げるように飛んでいきましたが、そのトンボが横取りしようと思ったのか、獲物を持ったままのトンボを追いかけまわしていました。
私の膝の上で、ゆっくりと食べさせてあげれば良かったのですかね。
食事の邪魔をしてしまったようです。

８月中旬　横浜市内にて

水辺の出会い・・・

ウチワヤンマ［団扇蜻蜒］（サナエトンボ科）
スッポンを見た池では、トンボの姿を見ることもできました。
池の上を行ったり来たりするトンボの中に、腹部の先端に水滴がついているように見えたトンボがいました。
よく見るとそれは水滴ではなく、半円形の突起状のものでした。
このトンボは、いつか見たいと思っていたウチワヤンマです。
団扇状の突起の中央が黄色いので、水滴に見えてしまったのです。
スッポンに続いて、見たいと思っていたウチワヤンマにも出会えて幸運でした。

８月中旬　横浜市内にて

繁殖中・・・

スッポン[鼈]（スッポン科）
久しぶりに、子供の頃よく遊んだ公園に行ってきました。
そこには池がありますが、いつも水面から出ている石の上には、おびただし数のミシシッピアカミミガメがいます。
この日、池の畔で佇んで、この池にはスッポンはいないのかなと思い池の中を見てみると、足元にある石の上に小さなスッポンがいたのです。
水中に沈んでいる石の上をゆっくりと歩いているように見えました。

時折吹く風に、水面が揺れています。
写真を撮りながら、暫くの間このスッポンを観察していると鼻先を水の外に突き出し、やがて顔を水の外に出しました。
呼吸をしに来たのですかね。
甲長は5cm程だったでしょう。この池で繁殖しているのですね。
偶然出会えたスッポン、この瞬間に感謝です。

８月中旬　横浜市内にて

蔓延って咲く・・・クズ

クズ[葛]（マメ科）
蔓延って咲くと言えば、やはりこの花が頂点でしょうか。
秋の七草にも数えられるクズの花です。
2年前に7月中旬に咲いた花を見たことがありますが、これからが花の季節ですね。

電柱や木を覆い隠すようにマント群落を作ることが多いですが、このクズは斜面の草地を覆うように蔓延っていました。
クズは花序が長いので、咲く進んでいくと締まりのない感じになります。
まだ蕾の多いこのくらいの花が綺麗ですね。
クズは葉も大きいですね。この強い日差しの中では、葉をたたんで蒸散を防いでいます。
植物たちは陽射しから逃げられないから大変ですね。

８月中旬　横浜市内にて

蔓延って咲く・・・ガガイモ

ガガイモ［蘿摩］（キョウチクトウ科）
林縁の茂みでは、ガガイモの花も咲いていました。
まだ蕾が多いようでしたが、開いた花には小さなアリが集まっていました。
花の内部にはたくさんの蜜がたまっているそうです。
それを目当てに集まって来たのでしょうね。

このガガイモも昨日載せたセンニンソウの様に、茂みの上に蔓延って花を咲かせていました。
充分に日が当たるように、少しでも上になりたいのでしょうね。
ここで果実を見ることができでしょうか。
これも草刈りの可能性が大きいです。
久しぶりに果実の姿を見たいですね。

2019年の花

８月中旬横浜市内にて