自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

まだ冬の・・・センボンヤリ

2016-02-29 21:31:00 | お散歩
センボンヤリ[千本槍](キク科)
林縁の道端では、こんな綿毛の姿を観察することができました。
今まで一度しか花を見たことが無い、センボンヤリのそう果です。
秋には閉鎖花を付けますが、その様子も見たことはありません。
当然、こうした姿を見るのも初めての事です。
冠毛はまとまったまま下を向いています。上の方の果実には冠毛がありません。開くことができずにそのまま落ちてしまったのかもしれません。
折角実ったこの果実、どこか風に乗って行きたいのでしょうね。

2009年の花

2月下旬 秦野市内にて

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あと一息で・・・

2016-02-28 18:48:00 | お散歩
さて、これは何でしょう?

シュンラン[春蘭](ラン科)
正解はシュンランの蕾です。
林縁の土手際にあったシュンランです。
地上からしっかりと姿を現し、随分と膨らんできていますね。
先月載せたシュンランは、地元の林にあるものです。
どうなっているか、確認をしに行かなくてはなりません。
うまく花の季節に行かれればいいのですが、さてどうなることでしょう。
今日は、植物観察でお世話になっている方と一緒に秦野の山をハイキングがてら植物観察をしてきました。
暫く秦野編が続きます。

1月のシュンラン

2月下旬 秦野市内にて

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食事中ですか・・・

2016-02-27 18:20:00 | お散歩
ガビチョウ[画眉鳥](チメドリ科)
林の中で、ガビチョウとも出会いました。
ここは林から流れ出る小川の源流点の一つです。冬の間に訪れると、ヤマガラやシジュウカラ、時にはルリビタキとも出会うような所なのです。いずれの鳥たちも水を飲んだり、水浴びしたりする姿を見ています。
ところが最近、この少し開けた所に鳥たちがせわしなく訪れます。枯れて朽ちたような倒木もあって、虫でも食べに来ているのかと思っていました。
この時も、ヤマガラやシジュウカラが来ていたのですが、このガビチョウも何羽かの群れで来ていたのです。
この写真を撮った時はあまりよく分からなかったのですが、PC上で確認してみると倒木の上に米のようなものがまかれているではありませんか。よく見ると、倒木も巧妙にセッティングされているようにも見えます。
これは誰かが、野鳥の写真を撮るために置いたものと思われます。
色々な意見があるでしょうが、こういう行為に私は反対です。
こんなことをしなくても、野鳥たちは訪れていたのに、残念な気持ちになってしまいました。

囀るガビチョウ

2月中旬 横浜市内にて

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藪に隠れて・・・

2016-02-26 21:22:00 | お散歩
アオジ [青鵐](ホオジロ科)
林縁を歩いていると、時々藪の中でチッ、チッと囀る声を聞くことがあります。だいたい私が気付くよりも早く、その声の主は逃げてしまいます。
この時も向かいの斜面にある笹薮の中で、微かな囀りを聞き、藪の中を移動する鳥を追ったのです。
暫く息をひそめて待っていると、少し開けた所に1羽だけ姿を現したのです。
葉が邪魔をしてはっきりとわかりませんが、これはアオジでしょうか。藪を移動する気配から、何羽かいたと思うのですが、なかなか姿を現してくれませんね。
もう少し、お近づきになりたい相手です。

2013年1月の姿

2月中旬 横浜市内にて

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隠れた宝物・・・

2016-02-25 16:49:00 | お散歩
ジャノヒゲ[蛇の髭](ユリ科:キジカクシ科[APG])
林下にはジャノヒゲの姿をよく目にします。
この時も林縁の土手のジャノヒゲを横目に見ながら通り過ぎようとしたところ、青いものがちらっと目にはいりました。
ジャノヒゲの実です。
この艶のある藍色というのでしょうか。濃い色は何度見ても見惚れてしまいます。
子供の頃、家の裏にはジャノヒゲがたくさん植えられていました。家の周りで遊んでいた時に、葉に隠れるようについたジャノヒゲの実を初めて見たのですが、何か宝物が隠されていたように感じて暫く見ていたのを今でも覚えています。
以前にも載せましたが、果実はさく果で、果皮は薄く、生長途中で萎縮するか破れるかして、種子は露出して成熟します。
毎年見ては、子供の頃を思い出すことを繰り返しています。

2015年7月の様子

2月中旬 横浜市内にて

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