自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

間に合った、花・・・ツルウメモドキ

2012-05-31 20:48:00 | お散歩

ツルウメモドキ[蔓梅擬](ニシキギ科)
関東以西の本州~四国、九州、琉球の道端や林縁に生える、雌雄異株の落葉性藤本。葉は互生し、円形~楕円形。葉柄は長さ1~2cmです。
5~6月、小さな目立たない花を咲かせます。果皮は3裂し、仮種皮は黄赤色です。
ここ数年、実の生る姿を観察しているツルウメモドキ。なかなか見に行く機会がありませんでしたが、ようやく小さな花に出会うことができました。ほとんどの花は終わっていましたが、下のほうに延びた蔓の先に咲いた花を運よく観察できました。
雌雄異株ということで、このツルウメモドキは雌株になります。雌花を観察したということになりますが、雄花を見つけることができるでしょうか。
実の生らない雄株、見つける自信がありません。

2011年7月の様子

5月下旬 横浜市内にて

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大きな花が咲く・・・ホオノキ

2012-05-30 22:06:00 | お散歩
ホオノキ[朴木・厚木](モクレン科)
林縁を歩いていると、ほのかに甘い香りがしました。振り返ると、そこにはホオノキの花が咲いていました。
この林には何株かホオノキがありますが、この株は林縁にあり、ほどよく育っていて、花の観察がしやすくなっていました。
いつ見ても思うことですが、葉が大きいので、こうして見ると花の大きさが目立ちません。

同じ花を、もう少し近づいて撮ってみました。
やや開きすぎた感じですが、まだ雄蕊も残り、ホオノキの花らしい姿です。
きれいに咲いた花に出会うチャンスは、そんなにありません。他の花は花弁も落ち始め、色も茶色が目立っていました。もう花の季節は終わりなのでしょう。

5月下旬 横浜市内にて

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花の観察・・・ワニグチソウ

2012-05-29 21:03:00 | お散歩
ワニグチソウ[鰐口草](ユリ科)
先日見に行った時は、花には少し早かったワニグチソウ、ようやく見に行くことができました。
ほとんどの株は、花が終わっていましたが、花が咲いている、といえる状態のものが一株だけありました。
あの時は、大きく見えた苞ですが、花はもっと大きいんですね。

花の中を覗いてみました。足場が悪く、上手く撮ることができません。とりあえずカメラを花の下にいれ撮りました。
これでは中の様子がよく分かりませんね。
花の先が割れて、クルンと反り返っている姿がかわいいですね。
このあとの実の様子、是非見てみたいですね。

5月上旬の様子

5月下旬 横浜市内にて

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小さな花も・・・コメツブツメクサ

2012-05-28 20:56:00 | お散歩

コメツブツメクサ[米粒詰草](マメ科)
ヨーロッパ~西アジア原産の1年草。葉は長さ1cm程の3小葉からなり、小葉の先端は凹み、縁には低く不揃いの鋸歯があります。茎は細かく疎らに毛があり、基部でよく分枝し、ジグザグに伸びて横に広がります。
5~8月、葉腋に花序を出し、黄色の蝶形花を5~20個球形につけます。
昭和初期に東京で見いだされましたが、今では北海道~九州まで広く発生します。
道端で時々見かける、小さな花です。近づいて見ても、花の様子がよく分からないほどです。この場所は、それほど大きな群生ではありませんでしたが、草地いっぱいに広がる姿も見ることがあります。
例えたくさん咲いていても、この花で花冠をつくるのは大変でしょうね。
こんな小さな花にも注目です・・・

5月中旬 横浜市内にて

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護岸に咲いて・・・セイヨウノダイコン

2012-05-27 20:52:00 | お散歩

セイヨウノダイコン[西洋野大根](アブラナ科)
ヨーロッパ~アジア原産の1年~越年草。緑肥などで栽培されるほか、世界中に帰化しています。
茎は直立して上部で分枝し、高さ1.2m程になります。葉は互生し、羽状複葉になり、頂部が大きいです。全体に剛毛があり、根は肥大しませんが、全体がダイコンに似ます。
春~夏、茎の上部に花序を出し、径2cmほどの4弁花を穂状につけます。花弁は淡黄色、淡紫色、白色と多様で、網状の脈があります。果実は数珠状にくびれ、先端は尖った嘴状になります。
昭和の初めに神奈川県で発見され、全国で散見されるそうです。
近所の川沿いを歩いていたら、見慣れない花を見つけました。これはセイヨウノダイコンでしょうか。
花の色はこの淡紫色の他に、白いものやその中間のものが見られました。大きな群生が2塊りありましたが、今までこの花を見た記憶がありません。何処からか種が流れてきたのでしょうか。
果実の様子を見てこなかったので、確認に行かないといけませんね。来年もあるかどうか、継続観察が必要です。

5月中旬 横浜市内にて

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